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高谷池&黒沢池 紅葉ハイキング


曇り空ながらナイス紅葉を堪能してきました




 エリア  頸城 火打山 
 コース  笹ヶ峰⇒高谷池⇒天狗の庭⇒黒沢池⇒笹ヶ峰
 山行日  2008年10月5日(日)
 天気  くもり
 ジャンル  紅葉ハイキング
 メンバー  T世
 温泉  家


前日は赤谷山。今日は火打山。・・・けれども天気予報は下り坂。なんとか昼まではもってくれと願いつつ、前夜は信濃町の道の駅で車中泊。この道の駅、昼間見た感じでは静かで寝るのに良さそうだと思っていたが、夜は電気がギラギラに灯っていて、爆睡不向き。なんとか端っこの方に暗い所があったので、そこでなんとか落ち付く。

笹ヶ峰(6:00)⇒黒沢橋(6:40〜50)⇒高谷池ヒュッテ(8:30〜45)⇒天狗の庭(9:00〜25)⇒黒沢池ヒュッテ(10:25〜35)⇒富士見平(11:15)⇒黒沢橋(12:00)⇒笹ヶ峰(12:30)

4時半に起きて、笹ヶ峰へと向かう。さすがに紅葉見頃の百名山、広い駐車場にもかかわらず、たくさんの車で埋まっていた。予報をチェックすると、雨の降りだしは夕方から。朝は曇り空ながら薄日も差す、まずまずの天気だった。薄日のあるうちに高谷池まで登ってしまいところだ。6時発。笹ヶ峰付近もボチボチ紅葉が始まりかけていた。

十二曲りまで登ると紅葉が本格的に
同左 黄色も鮮やか

黒沢を渡り、十二曲りの急坂をこなし、針葉樹林帯を抜けると、紅葉の見頃エリアに突入。依然として青空はないけど、薄日が差すまずまずの空模様。こうなると登りの苦痛はなくなり、紅葉を堪能しながらの散策気分。それはそうと車の割に人が少ないなあ・・・。みんな前の日から泊まっているのか・・・?山の人だけではないかもしれないし。

富士見平付近
黒沢山手前

黒沢岳の巻き道からは火打山と焼山が見える。とってもいい感じだ。そういえば雪のない時期にこのエリアに来るのは久しぶり。もう10年以上ぶりになるのか・・・?テントを背負って歩き始めた時代だ。この時は新緑&残雪のスカッ晴れで、影火打からの焼山に感動した覚えがある。なんだか懐かしい・・・。

火打山  黒沢山の巻き道より
焼山  同左

高谷池ヒュッテにも、そんなに人はいなかった。青空じゃないのが残念でたまらないが、こんな感じのしっとりした紅葉もまたオツだ(負け惜しみ・・・)。時々日が差すと鮮やかさが増す。涸沢なんかのようなド派手な紅葉もいいけど、草紅葉と笹の緑の中にポツリポツリと赤いナナカマドが生えているのも好きだ。高谷池周辺はもう一息で見頃って感じかな。

高谷池ヒュッテより
同じく

北アルプスなんかも見えたりして、視界はそこそこあるが、だんだんと雲が厚くなってきている。晴れていたら火打山まで行くつもりにしていたが、天狗の庭まで行って引き返すことに決めた。火打山と黒沢池を天秤にかけて、黒沢池をとったのでした。紅葉ハイキングですから!高谷池から一段登ると、ヒュッテと高谷池を見下ろせるようになる。う〜〜ん、いい感じだ。

高谷池と高谷池ヒュッテ
高谷池と天狗の庭の間にある庭園風台地

その上の台地も点々と赤と黄色が散らばる庭園風で、火打山に向かって歩く雰囲気がなんともいえない。いったん下ると天狗の庭。池越しの火打山の眺めががすこぶる良好。晴れてればなあ・・・。天狗の庭の反対側、火打山本体への登りが始まるところまで行って、引き返すことにした。高谷池周辺、いいだろうなとは思っていたが、期待以上の紅葉を堪能しました!また数年後にでも、今度は晴れた時にまた来よう。

天狗の庭と火打山
天狗の庭
天狗の庭で引き返す
曇りでもこの鮮やかさ!

来た道を戻るわけだが、行きは日が陰っていたところも、帰りには薄日が差したりして楽しめた。高谷池ヒュッテ手前の分岐を茶臼山方面に向かう。茶臼山までの道のりは、樹林がモジャモジャで消化試合的道。茶臼山を越えると、モジャモジャだった樹林が開け、黒沢池を見下ろす、笹ベースで赤や黄の灌木となる。黒沢池ヒュッテの向こうには、大倉山の斜面が見える。スキーも良かったが、紅葉もなかなか!

茶臼山から黒沢池ヒュッテへの途中
黒沢池を見下ろす
黒沢池ヒュッテもロケーションよろしい
黒沢池より茶臼山方面

黒沢池ヒュッテもなかなかのロケーションではあるが、高谷池ヒュッテには負けてるなあ・・・。ま、タイプが違うから・・・。高谷池ヒュッテは開けているのに対し、こちらは地味で大人の雰囲気が漂う。大人の雰囲気の中でしばらく休憩。黒沢池も紅葉がいいのかなあ・・・と思っていたが、草しか生えてないので茶色一色。とくに見所なし・・・。三田原山と黒沢山の斜面が紅葉していた程度。

黒沢池と茶臼山へと続く山並み
黒沢池の湿原

悪くはないんだが、少々間延びする黒沢池の湿原だった。あとは下るのみ。なんとか天気ももってくれた。黒沢池ヒュッテから笹ヶ峰まで休憩なしで下ったのでした。2008年紅葉ハイキングはまずまずのスタートとなりました。

笹ヶ峰からの帰り道、初めて小谷温泉に抜ける林道を通った。大半がダート。悪路ではないが長いので、かなり疲れた。乙見山トンネルを抜けたところは、あっと驚く絶景であった。〆は大草連入口にある「蛍」という蕎麦屋。冬は営業していない。小谷温泉近辺には冬しか来ないので、幻の蕎麦屋だったのである。とりあえず、話のネタに立ち寄ったのでありました。古民家を改装した、なかなか味のある店でした。



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