雨飾山 紅葉ハイキング2014


大網コースから小谷温泉コースへ通り抜けです!


荒菅沢

 山域  頸城三山 雨飾山
 山行日時  2014年10月16日(木)
 登山形態  紅葉ハイキング
 天気  晴れ
 メンバー  単独
 温泉・メシ  なし
 コースタイム 大網登山口(7:40)⇒渡渉点(8:00)⇒尾根休憩所(8:55〜9:05)⇒雨飾山(10:00〜10)⇒荒菅沢(10:50〜11:00)⇒小谷温泉登山口(11:50)⇒鎌池観光(12:20〜45)⇒湯峠(13:00〜15)⇒大網登山口(13:50)

紅葉が見頃になる週末は大混雑する雨飾山。平日休みになったので行ってきました。でもルートは休日でも全く混まなさそうな大網(おあみ)コース。晴れると思った天気がイマイチで煮え切らず、往復ではつまらんので、小谷温泉の方に降りました。下りは晴れて紅葉キンキラキン!核心は車の回収で8キロの車道歩き。車道の紅葉もキンキラキンだし、鎌池に立ち寄ったりで気持ちよく歩けました。

行き先はあちこちリストアップしたものの、どれも決め手に欠けます…。やっぱり日本海側だな…そろそろブナの黄葉だな…とか思って鉄板の雨飾山となったのでした。紅葉は小谷温泉コースがいいんでしょうが、登りを大網ルートからにします。天気と気力、体力があれば小谷温泉側に降りるオプションも付けておきます。

 
大網コースの登山口 最初は水平道

5時半ごろにウチを出ます。山田旅館あたりで既に紅葉始まってます。上は終わってるんじゃないかと心配になりますね…。小谷温泉の登山口分岐から距離を測ります。湯峠までは舗装路。その後は砂利道になります。登山口に近付くほど道は荒れますが、軽自動車でも問題なしでした。トリップメーターによると、下山口から登山口まで8キロくらいはありそうだなあ…。湯峠まで登りだし、2時間はかかるかな。面倒くさいな…。

 
前沢の渡渉 水量多いです

マイナーコースでしかも平日。もちろん先客はいません。登山口には立派な看板があるので、よほどボケーッとしてない限りは通り過ぎないでしょう。いきなり小さな流れを横切りますが、やたら水量多いです。林道もあちこち水出てたし…。そう言えば台風通過後は冬型みたいになって、日本海側は大雨警報とか出てたんだ。

 
前沢からハシゴを登ってブナの台地へ ブナの台地  下の方は紅葉まだ

ほぼ水平な道をしばらく進むと前沢の渡渉点に。ジャージャーと流れてますね〜。流されるような水量ではないけど、濡れずに渡渉するのは大変そう。幸いなことに石が滑ってなくて、飛び石で渡ることができました。架かっているハシゴを登るとブナの台地です。登山口付近は900mくらいまで下がったので、ブナはまだ青々としてました。登るにつれて色付いていくのが楽しみです。

 
登るにつれて紅葉が このへんが紅葉盛り

小谷温泉側に比べてブナは多少若いような。シュッと生えてます。天気がイマイチなせいか、色付きが良くないように感じます。たまに太陽当たった時は映えますが、それでも何か物足りないような…。まだこれからなのかとも思ったけど、1400mくらいまで登ったらほぼ終わり状態に…。斜面の向きによってブナも違うし、紅葉にも差があるんでしょうかね。天気の良い時にリベンジするとしましょう!

 
でも紅葉は今一つのような… 尾根に出たとこの休憩ポイントにあった木

1400mくらいで尾根に出ます。尾根に出たとこが広く刈り払われていて、休憩ポイントになってました。糸魚川方面の展望が開けます。海側は晴れています。ニセ明星山、本物の明星山、青海黒姫山が並んで見えます。大網コースは利用する人は少ないけど、手入れはきちんとされてます。ちゃんと毎年刈り払いしてそうな…

 
尾根道に出ると 灌木の紅葉はオシマイ

尾根に出ると灌木のトンネルとなります。すでに紅葉は終了。山頂は相変わらず雲の中で見えません。黙々と登るだけで楽しくないです。北からの尾根を合わせると、山頂まで最後の登り。この辺は露岩の道で、夏は花とか咲いてそうです。夏もいいけど、雨飾山はやっぱり紅葉シーズンでしょう!

 
もうすぐ山頂 ガスの中の山頂

声がしてきたと思ったら、薄っすらと山頂が…。もうすぐそこ。山頂には団体さんがいた他は静かなもん。残念ながら真っ白けです。たまに雲が薄くなると笹平が見える程度。粘っても仕方ないので降りましょう。山頂で飲む予定だったビールは途中のいいとこまで置いときます。で、このまま大網コースを降りるのは煮え切らないので、小谷温泉側に降りて、頑張って車道を歩くことに決まました。荒菅沢の景観とブナの黄葉に期待です!

 
山頂は雲の中 雲が晴れて笹平が…

笹平で30人くらいの団体さんに捕まりました。しばらく最後尾に付きますが、譲ってくれそうな気配ナシ…。ちょっと広くなったところで強引に横から抜きにかかると、『後ろから来ましたよ〜』と気持ちよく先に行かせてくれました。最後尾の人がなあ…。笹平直下で4人組を抜き、そのあとはなんと登山口まで下りの人には会いませんでした。登りの人も少なかったし…。荒菅沢で休憩中はずっと一人だったし…。拍子抜けする人の少なさです。紅葉シーズンの雨飾山は平日でも混むのに…。今日の新潟県の予報が良くなかったからかも…?


荒菅沢を覗き込みます


金山方面


荒菅沢に近づくと・・・

笹平からの尾根下りの灌木はほぼオシマイ。荒菅沢に近くなって残り物の葉っぱがありました。荒菅沢に降りてる間にみるみる晴れ間が出てきて、なんと山頂の上も青空に!おかげで荒菅沢からは青空の景色を見ることができました。荒菅沢からの布団菱は雨飾山の代表的な景色ですからね。晴れてもらわないと!紅葉も彩りを添えてくれました。ここで温存しておいたビールをプシュ!


荒菅沢から布団菱


布団菱アップ!


荒菅沢より


稜線直下のスラブがいですね〜

荒菅沢の景観の次のお楽しみはブナ。やっぱり大網コースのブナより大きくて、キレイに黄葉してますね〜。太陽が当たってるからかなあ…?これだけ黄葉してたら気分良くなりますね〜。写真を撮りながらのんびりと下ります。下りは太陽が正面になるので、ちょっと眩しいです。振り返りながら黄葉を楽しんでました。


雨飾山といえばブナの紅葉


大網コースのブナに比べると大きいです


まだこれから色づくブナもあったりで・・・


お決まりの構図


キンキラキン!


色んな色があって楽しいです!

雨飾山に登る登山道は全部で4つ。今日、大網から登って4コースとも制覇です。金山や鋸岳からつながる道は登りのルートというより縦走ルート。静けさ抜群です。糸魚川側の雨飾温泉からのコースも静かです。大網コースも静かです。要するに一番人気の小谷温泉のコース以外は静かだってことです。どのルートもそれぞれ違う趣きがあっていいんですが、一般的に見ると人気の通りに小谷温泉からのルートが一番楽しめると思います。ブナ林、荒菅沢、灌木の尾根、笹平、雨飾山山頂…と変化に富んでて、どれも素晴らしい景観なのであります。

 
小谷温泉の登山口に下山 車道が紅葉真っ盛り!

さてさて、小谷温泉の登山口に到着です。止まってる車も少ないですね〜。メインの駐車場でさえ満車になってません。少し離れた駐車場には全く車ナシ。やっぱり今日は少ないわ。さあ、小谷温泉側に降りてしまったもんで、これから車の置いてある大網コース登山口まで頑張らなければ…。登山者は少なかったけど、観光客は結構ウロウロしてますね〜。バスでやってきた写真撮影ツアーの人たちがいました。道路に三脚並べて異様な光景です。

 
鎌池に立ち寄ります 観光客でにぎわってます

登山道と違って車道を歩くのはカッタルイんですけど、今日は車道の紅葉も見頃なので、歩いているだけで気分がいいです。とはいっても、ただ車道を歩くんでは面白味がないので、鎌池に立ち寄ってみます。こちらも観光客がたくさん。土日ともなれば溢れ返るんだろな。鎌池を時計回りで周ります。鎌池のブナはもう一息ってとこかな。ほぼ見頃なんですけど。


鎌池と奥の山は堂津岳

林道に戻り、スキーではよく歩く湯峠への車道。当たり前ですが、冬とはずいぶん雰囲気が違います。大渚山もキレイに紅葉してます。湯峠の大渚山登山口には7台も車が止まっていました。今日は平日でっせ!しかも午後1時でっせ!もう帰った人もいるだろうし。大渚山がこんなに人気があるとは思いませんでした。何かで紹介とかされたんかなあ…?

 
大渚山 堂津岳  中央左奥は地蔵山
 
大渚山登山口には7台もの車が 湯峠からの雨飾山  雲かぶった
 
ニセ明星山と奥に本物の明星山 大網コース登山口に到着!

湯峠から登山口までは350m下ることになります。距離も長いです。チンタラ歩いてたら着かないので走ります。ザックは上下に揺れるわ、手にカメラを持ってるわでせわしないです。トレランの人が背負ってるザックは体に密着してそうだから走りやすいんだろうか…?登山口にはボクの車のみ。登ったのもボク一人かも。帰りは湯峠でなく大網に抜けてみます。しばらくは割と悪路。そのあとは舗装路となりました。要するに登山口の前後が一番悪路ってことですな。大網までの林道は色々と楽しませてもらいました。





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