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芦別岳(旧道コースより)

 山域  北海道 芦別岳(1727m)
 山行日時  2002年6月30(日)
 天気  晴れ
 登山形態  山登り
 メンバー  T世
 行程  山部⇒ユーフレ小屋⇒夫婦岩⇒芦別岳⇒新道⇒山部
 温泉  ハイランドふらの(500円)



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登山口(4:40)⇒ユウフレ小屋分岐手前(6:10〜18)⇒夫婦岩展望台(8:10〜29)⇒稜線(9:10〜20)⇒芦別岳(11:47〜12:10)⇒見晴台(14:00〜08)⇒登山口(15:10)


芦別岳へは旧道コースから登り、新道コースで下山することに。かなりの長丁場になりそうだったので、早く起きて、早く出ることにした。3時40分に起きて、4時40分には歩き始める。はじめは林道歩きだが、やがてユーフレ川沿いの道に。川沿いになっていきなりの大高巻き。この先も何度となく高巻きを繰り返す。道も整備は入ってなく、かなり荒れ気味。河原で休んでいた団体さんを抜いた。

ずっとジメジメした沢沿いの道。2mくらいあるフキがあって気持ち悪かった。2時間半歩いたのに、標高はまだ900mくらいだった。ここも登山口の標高は300m台。泣けてくる・・・。ラジカセをガンガンに鳴らしている学生の団体がいた。そこそこ人が入っているから、そこまでしなくても・・・。だいぶ上流にきて高巻きがなくなり、着実に高度を稼ぐようになる。

標高1200mくらいの、夫婦岩の展望台のようなところで休憩。すでに沢沿いの道は終わっている。最後の尾根に上夫婦岩あたりからの芦別岳がる急登が残っていたが、これは覚悟をしていたのでなんなくクリアー。そして、ちょっとした岩峰に出ると、芦別岳の勇姿が。がんばって旧道コースを登ってきた甲斐があった、と思えるほどの眺めだった。

さて、ここからは快適な稜線歩き、といきたいところだったが、稜線上の道は潅木で覆われているのか見えない。また、ここから確認できるだけで大きな登り返しが2つある。この先もハードそうだったが、さっきまでの鬱蒼とした湿っぽい道からは開放され、開放感のある展望のよいルートになるので、気分は良い。大きな登り返しは雪渓登り。ここで登山道から離れてしまい、猛烈な笹ヤブを漕ぐことに。ここでえらい体力を消耗してしまった。

2つ目の登り返しを終えて、さっき確認できなかった部分が見えた。この先もアップダウンが続いていてショック!しかし、だいぶ山頂は近づき、あと2ピッチで着けることを確信した。山頂の肩にあたるところに登りつく。雪渓が溶けるのを追いかけて、エゾイチゲ、チングルマ等のお花畑が広がっている。あとは山頂にあたる岩を登るだけだ。

登りに7時間かかってようやく芦別岳山頂へ。山頂からは明日登る夕張岳、十勝連峰、日高山脈等が望めた。山頂は虫の棲家になっているのかものすごい数で、顔にたかってきてうっとおしい。とくに、一度も剃ってなかったヒゲの中に入り込もうとするので、たまらなかった。山頂にいた若者2人はここに1時間いるというが、この虫の中よく1時間もいれるもんだと感心した。

虫地獄に耐えかねて下りることに。新道は雲峰山と半面山に登り返しがあるだけで、あまり無駄なく標高を稼いでいた。夫婦岩側から見る芦別岳は鋭く尖っていたのに、新道コースから見ると全然尖っていない。あの尖った芦別岳を見れるということだけでも、少々しんどかったとしても、登るとしたらやはり旧道コースからが良いだろう。

下山後、ハイランド富良野という温泉に入った。ここで今回初めてヒゲを剃った。

夕食を求めて富良野市外へ。日曜だからか、食堂はことごとく休んでいた。街中の路地裏に「大番食堂」という怪しげな食堂を発見。一瞬ためらったが、おもしろそうだったので行ってみることに。夜は飲み屋になるのだろう。常連客2人いて、2人ともツケでご飯を食べていた。料理の味はイマイチだったが、店とおばちゃんに味があった。

明日の夕張岳に備えて、少しでも近づいてから泊まりたかった。桂沢湖のキャンプ場まで進んだ。離れたところに1張りあっただけで、周りには誰一人いなかった。すでに暗くなっており、空は星でいっぱいだった。明日も天気が良さそうだ。


北海道登山の旅(2002年)


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