山登りのページTOP 山行記録 山スキーのページ 沢登りのページ 北アルプス全山縦走 南アルプス全山縦走 リンク PLOFILE


幌尻岳(2052m)

 山域  北海道 日高山脈 幌尻岳
 山行日時  2002年7月22(月)
 登山形態  山登り
 メンバー  T世
 行程  1日目 林道ゲート⇒幌尻山荘
 2日目 幌尻山荘⇒幌尻岳⇒幌尻山荘⇒林道ゲート



山登りのページ



■7月22日(月)  くもり   林道ゲート⇒幌尻山荘

予報では今日は1日くもり。明日は晴れる予報に変わっていた。本当にコロコロと予報が変わるもんだ。明日の晴れは変わらないでもらいたい。国道から林道のゲートまでは約40キロ。ダートらしいのでかなり時間を食いそうだ。でもまあダートといっても穴ぼこだらけではなかったので、わりとスムーズに走れた。

林道ゲート(8:50発)⇒取水口(10時すぎ)⇒徒渉点(11:08〜33)⇒幌尻山荘(12:42着)


しばらく林道歩き。少し雨が降ったがすぐやんだ。取水口まで1時間ちょっとと順調だったが、その先登山道になってからは道が悪くてペースダウン。徒渉点ではゆっくりくつろぐ。沢靴に履き替え、腹ごしらえ。あとで聞いた話では、取水口のところにセンサーがあって、入山者をカウントしているようだ。去年の8月には250人通過したこともあるらしい。

ガイドでは小屋までに15回の徒渉があると書いてある。数えながら歩いていた。1回目の徒渉でいきなり太もも。それ以降はほとんど飛び石で越えれた。7回目まではすぐだったが、8回目まではしばらく左岸にルートがつけられていた。小屋が見えてきて、最後の15回目の徒渉で終わり。久しぶりに沢登りの感触を味わえ楽しかった。

小屋には管理人がいてビックリ。テントを張りたいというと、小屋でもテントでも1000円かかり、今日は客が少ないから小屋に泊まれと言われ、そうすることにした。2階の隅っこがちょうど空いており、ベストポジションをキープ。そのあと外に出るが、ヒマを持て余していた。

20人の団体が来るといううわさが飛び交っていた。外は広くないので、ちょっと早いが3時頃に、その人たちが来る前に外でメシを食うことにする。20名が着いた後、さらに団体さんが来るような話があった。もうそんなにスペースは残っていない。こんなんだったらテントにした方が良かった。あとから来た団体のうちの3人がウチらの横に割り込んでくる。そのあと、もう隙間がないのに下であふれたおばさんが登ってきた。あとから来たのにずうずうしいことを言っていたので、みんなの反感をかっていた。今夜は窮屈になりそうだ・・・。

■7月23日(火)  幌尻山荘⇔幌尻岳⇒林道ゲート

20人の団体さんは3時起床の4時出発のようだ。パッキング中のとなりのおばさんのザックが頭に当たって目を覚ました。外でメシを食っている時、13人の団体さんが出ていった。7人の団体さんはまだメシ中だった。

幌尻山荘(5:00発)⇒命の水(6:12〜23)⇒約1800m(7:19〜28)⇒幌尻岳(7:56〜8:30)⇒森林限界あたり(9:35〜45)⇒幌尻山荘(10:35〜11:05)⇒徒渉終了点(11:55〜12:15)林道ゲート(14:12着)



久しぶりの日帰り荷物で快調に登る。30分くらいで13人の団体を抜いた。命の水で休憩。ここからは戸蔦別〜額平岳への稜線が見えている。今日は降水確率0%で気分も良かった。幌尻〜戸蔦別の1周コースの予定。急登を登り切ったら北カールの縁に出て、展望の良い尾根歩きになるはず。・・・だったが、樹林帯を抜けたらガスで真っ白け。かろうじて北カールの底まで見える程度。戸蔦別への稜線はもうガスの向こう。花はそこそこ咲いていたが、あの知床の花を見たあとだけに、見劣りしてしまう。山頂直下には熊の糞が。撒き散らしているような糞の仕方だ。糞の中には草がいっぱい混じっていた。

山頂に着くが、真っ白で何も見えない。粘って晴れるものなら戸蔦別に向かおうとも思ったが、これでは可能性がなさそうだったので、来た道を戻ることにした。結局、幌尻がどんな山なのかさっぱりわからないまま、下山することになってしまった。

山荘で沢靴に履き替える。きのう、今日の中ではこの徒渉の区間が一番楽しかったような気がする。徒渉が終わると、たいへんつまらない下山。林道は早く歩ける変わりに、肩にズシズシきてつらい。

下山後はまた沙流川キャンプ場に泊まるつもりだった。遅くなると思ったからだが、早く戻って来れたので新冠に行くことにした。持っている温泉ガイドに新冠の「レ・コードの湯」というのが載っていて、そこがすごく良さそうだった。行くとしたら今日しかないので、ちょっと遠いが行くことにしたのだ。

泊まりは「レ・コードの湯」の近所にある「判官館森林公園キャンプ場」。先にテントだけ張っておく。ここはテント床が砂地になっている。水はけは良さそうだが、濡れているテントに砂が付いてしまった。今日のお客さんはウチらだけだった。「レ・コードの湯」は想像どおりの素晴らしいところ。牧場の中の高台にあって、露天は海の方に開けていて気分良し。今回何度目かわからなくなった豚丼が今日の夕食だった。



北海道登山の旅(2002年)


山登りのページ TOPへ