斜里岳(1545m)
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山域 |
北海道 斜里岳(1545m) |
山行日時 |
2002年7月17(水) |
天気 |
くもり時々晴れ |
登山形態 |
山登り |
メンバー |
T世 |
行程 |
清岳荘⇒旧道コース⇒斜里岳⇒熊見峠⇒清岳荘 |
台風7号は北海道をかなりはずれて通過したようで、夜中は雨も風もたいしたことはなかった。目を覚ますと小雨が降っていた。これで今日の羅臼岳行きはなくなった。あとは天候の回復次第で斜里岳に登るかどうか・・・。天気はスッキリせず、腰は重かったが一応登山口までは行ってみることにした。
清岳荘の少し下には観光バスが待機していた。ツアーの団体さんが入っていそうだ。清岳荘の駐車場は満車。関係者っぽい北見ナンバーの車が2台で、それ以外は全部本州ナンバーだった。となりの神戸ナンバーの人はこれから出発するところ。犬を連れてきているようだが、お留守番のようだ。
歩き始めるとすぐに沢に出た。飛び石、飛び石の連続でヘツリもあったりで飽きない。今年はまだ沢登りに行ってないので、こんなことをしていると早く沢に行きたくなってしまう。はじめは暗い渓相だったが、周りの木がダケカンバになる頃から晴れてきて明るくなり、上空の青空とマッチしてきれいだった。
上二股にはおじさん2人。ツアーの人だった。きのうは羅臼岳、今日は斜里岳、明日は雌阿寒岳に登って、そのまま釧路空港から帰るそうだ。馬ノ背にも2人いた。そのうちの1人は一度山頂に登ったが天気が悪いので下り、下っている途中に晴れてきたので、また登り直したらしい。山頂直下のガレにはミヤマオダマキガたくさん咲いていた。
山頂に着くと少しずつガスが上がってきた。下はほぼ雲海。知床半島を境にオホーツク側は霧、太平洋側は晴れている。海別岳の向こうに、チョコンと羅臼岳がのぞいている。雲の間から国後島もうっすら見えていた。今日はくもりで、展望なんかないと思っていたので、これだけ見えたらラッキーだ。
下りは上二股から新道コースで下りる。こっちはアップダウンがあって、下山モードの体にはこたえた。旧道コースと合流するところで、下の方から猫の細長いような薄茶の小動物が走ってきた。ボクの前で立ち止まり、匂いをかいでまた走っていった。あとで調べたらクロテンのようだった。
知床野営場に戻ると、今日はたくさんお客さんがいた。食い終わったくらいで、まわりの人が一方向に向かって歩いている。太陽を見るとちょうど沈むところで、落日を見に行くようだった。ウチらもつられるように見に行った。近くのホテルから来ている人もいて、大混雑だった。
夕陽台の湯は時間切れ。知床プリンスホテルに行ってみる。高かったらやめようと思っていたが、意外と安く600円だった。100円違いだったらこっちの方がずっといい。ただ、姿形がホテルにマッチしていなかった。風呂上りに新聞を読むと、今日も遭難についての記事があった。6月に1人十勝岳で疲労凍死しているのだが、その人はツアーバスにカッパを忘れたまま、ミゾレが降る中登ったらしい。トムラウシの件にしても、かなりの辛口で批判していた。
北海道登山の旅(2002年)
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