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白砂山(2139m)
野反湖の一番奥が白砂山の登山口。手前はまだ日が差していたが、奥は日が差さず風があって寒々としていた。この雲が晴れてくれることを期待しつつ出発。はじめは笹原の気分の良い登りから始まる。ところが、しばらくで下り道。登りはじめてすぐに下りかよ・・・。そして、笹原も終わり、樹林帯へと入っていった。
堂岩山まではずっと樹林帯。針葉樹と広葉樹が混じった、雰囲気の良い林だ。このへんはもう紅葉もとっくに終わって、葉っぱはもう全部落ちているのだが・・・。雰囲気のよかった林も、堂岩山が近づくにつれて間延びする林に。登山口付近が開けていて、登るにつれて暗くなっていくのも珍しいパターンだ。
一転、堂岩山を越えると開けた笹原となる。風上側には潅木が生えているのだが、霧にさらされて霧氷がビッシリと付いていた。霧氷に感動しながらも、バックが青空じゃないのが残念なところ。しかも、北からの風に乗って来る霧で展望はあまりない。せっかく白砂山まで来たのに、今日はハズレだなあ・・・。山頂直下で20人ほどの団体さんとすれ違う。アルプスでもなければ百名山でもない。白砂山は実は人気の山なのか・・・?
山頂は風もなく穏やかで、時折日も差してきて暖かい。寒くてすぐに下山かなと思っていたが、これなら長居できそうだ。持ってきて失敗だったか・・・と思ったビールも、苦もなく消費。南側の展望はそこそこあったが、見てみたかった佐武流山は見えなくて残念。ただ、満開の山桜を思わせる霧氷は印象的だった。この頃からほんの少しだが、ガスの勢いが弱くなったようだ。
白砂山は登山口との標高差は600mほどと少ない。しかし、ルートは小刻みにアップダウンが連続する尾根道で距離がある。こういう道は行きは良い良い、帰りはダルイ・・・なのである。堂岩山までは霧氷と展望の良い笹原でダルダルモードにはならなかったが、堂岩山から野反湖まではテンションのカテゴリー1であった。実際かかった時間よりもずっと長く感じた。 下山後の温泉は草津温泉。草津は何度も通過したことはあったが、温泉街に足を踏み入れるのは初めて。さびれ気味の温泉街が多い中、草津温泉は元気だなあと感じた。ネットで調べた西の河原露天風呂へ。泳ぐ人が続出するほどの巨大露天風呂らしい。実際、露天は巨大だったが、それに比べて脱衣所はチョー狭!ちなみに泳いでいる人はいなかった。 今回の白砂山のナンバーワンHITは野反湖かな・・・。ナンバーツーは霧氷。白砂山自体、良い山なんだろうという感触はあったが、如何せん天気が悪かった・・・。あまりにも野反湖の印象が強く残った山行であった。
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