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雪のない大渚山ハイキング− 冬は無木立の大渚山だが、無雪期は予想通り(?)ヤブヤブの山でした − ![]()
大渚山は山スキーのお気に入りコース。コンパクトな行程、たっぷりの雪、雨飾山、北アルプスをはじめとした素晴らしい展望・・・。南斜面なので雪が悪いのがタマニキズだが。そんなわけで、これまで山スキーで6度訪れていた。そこで今回、雪のない時の大渚山はいったいどんな感じなんだろう・・・?と、湯峠から登ってみることにした。
梅雨の晴れ間の最終日、天気はスカッとはしないが、悪くもない。雲は出ているが高く、霞みながらも山は全て見えていた。湯峠の登山口の駐車場には車がいっぱい。大渚山を往復してくる間誰にも会わなかったので、この車は全部山菜取りだったのでは。吹き溜まりっぽいところには、まだけっこう雪が残っていた。
湯峠から尾根を歩き始めるが、冬はブナ林の疎林だった覚えが。ところが今日は密密の潅木で、視界はほとんどない。大渚山本体への登りは尾根を忠実にたどる。雪のあるときは南よりの大斜面を好きに登れるのだが・・・。頂稜にたどり着くが、両側は濃い潅木に展望は全くナシ。真冬なら木が一本もないところなのに・・・。
一番東側の三角点のある山頂に立ち寄る。ここは岩がゴロゴロしたところで一段高くなっているので展望は効く。ホントに樹林が濃くて、まったく別の山に来ているみたいだった。あまり景色は変わらないかなと思ったが、せっかくなので一番西側の山頂にも行ってみる。頂稜は広く、半分はまだ雪が残っていた。そして西端には2階建ての展望台が・・・。7度目の大渚山にして、初めてこの展望台を見ることができた。展望台があるってことは、ウワサでは聞いていたが・・・。
西端の山頂なので、展望台からは谷越しに北アルプスを見ることができた。雪倉岳や朝日岳にはたっぷり残雪があり、まだ上から下までしっかり雪がつながっていた。白馬岳より南になると、雪の量はぐっと減る。雨飾山もいつもの姿を見せているが、雪をまとった雨飾山のほうが断然カッコイイ。
展望台でビールを飲んで、冷麺を食ってゆっくりする。ここはヤブに阻まれて、展望台がないとまったく展望がきかない。いつも滑っている大草連への斜面は、展望台に登っても全く見ることができなかった。そろそろ戻りますか・・・。30分チョイで軽く下れるのもありがたかった。
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