自宅を出たのは朝8時を軽く回っていた。鬼無里経由で向かう。距離は短いが手強い雪道だ。それでも高速を使って長野経由で行くよりも早いのでは・・・?天気は予想よりも悪くなく、鬼無里あたりからは真っ白な西岳なんかも見えていた。戸隠スキー場に到着。高デッキ山を目指すには瑪瑙山まで登る必要はないが、リフト2本を乗り継いで瑪瑙山へ。小雪がチラつき、視界はあるようなないような・・・。磁石を当てて高デッキ山を探す。
ゲレンデからはずれて瑪瑙山の北斜面をのぞくが密林。東のほうが薄そうだったが、高デッキ山からは離れてしまう。お気軽度を優先して、密林を滑って眼下の平原に降りることにした。木が密なのでまともに滑れない。とくに上部は密林状態。しかし、平原まではあっという間だった。
密林を滑り終えて
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平原を歩くスノーボーダー
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キャンプも気持ち良さそう
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平原はとてもまったりしたところ。クロカン風の人が一人歩いていた。天気がイマイチでも雰囲気がいいので、晴れたらさぞかし気持ちの良いところだろう。しばらくシール無しで平原を進み、高デッキ山の南のピークから派生する尾根の末端でシールを付ける。そこからコルを目指し、尾根をトラバース気味に回り込んで登っていった。コル手前から山頂に向けて、疎林のバーンが広がっていた。滑るのに邪魔にならないように、極力端っこをジグザグに登っていく。ラッセルはスキーを履いてスネ程度。
1本目を滑り終えて
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高デッキ山山頂は残念ながら視界薄。戸隠山がかなり近そうってのは雰囲気で感じ取れた。とりあえず2本滑るってもんか。1本目行ってきま〜す!深くもなく、浅くもない絶妙な深さのパウダー!気温も低いので雪が軽い軽い!滑るのには最高だ!・・・が、如何せん距離が・・・。ほぼコルの高さまで滑った。ものの十数秒で極楽は終わり。シールを付けて再び山頂へ。2度目は自分たちのシュプールで荒れてしまったものの、またまた一瞬の極楽を味わえた。決して満腹にはならないが、良い雪を滑ることができた満足感は残ったのでヨシとしよう。 |
登って来たトレースを追って平原に戻るが、Yやのスノーシューでボコボコになっていて不快極まりない。平原直前でゲレンデの一番低いところを目指す。平原で本日3度目のシールを付けて、ものの10分くらいでゲレンデに戻る。このころには雪は本降りになっていた。