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黒部川 上ノ廊下2007年 8月11日(土)〜16日(木)黒部川源流まで遡行して、ついでに裏銀縦走して烏帽子まで ![]() 上ノ廊下・・・・・・。いつかはやっつけておかなければいけないタイトル戦のようなもの。“いつか・・・”が果たして今年で良いのやら?技術、経験、突破力・・・ちゃんと自分に備わっているのだろうか・・・?挑戦する資格があるのだろうか・・・? ・・・と、行く前には弱気になってしまうこてゃありがちなこと。実力のある人と行くなら簡単だが、今回は100%(限りなく)自分がトップ。事前の情報では、例年よりも水量はやや多目とのこと。幸いにして、天気はずっと晴れマークが並んでいるが、さて、どうなることやら・・・・。
お盆休み初日の朝から、扇沢の駐車場は満車。なんとか隅っこに止めて、8時のトロリーバスに際どく乗り込む。そして、黒部ダムに降り立つ。いざ、出発!しかし暑い・・・。観光放水に“オオーッ!”とか言いながらダムを渡る。湖岸道は大きな沢ごとに深く切れ込み、長〜いハシゴでの高巻きの応酬。違う意味での上ノ廊下の核心がここアプローチにあり!荷は重いし・・・。おかげ(?)で12時の渡し舟を間近で見送る羽目になってしまった。ま、今日は何時になっても、奥黒部ヒュッテに着けばよいのだ。次の14時発まで平ノ小屋で2時間の大休止。
黒部川に出合うといきなりの渡渉。穏やかに流れているように見えるのだが、川に入ると見た目よりずっと圧力がある。ボクたちよりも少し前に出て行った、ガイドの志水さんチームは、ロープを出して渡渉していた。ちなみに、志水さんチームは女4人。その前にはストックのおじさん3人組がいる。はじめのうちは河原が広いので、渡渉も楽なところを選びながら進むことができた。しかし、両岸が狭くなると、ピンポイントでの渡渉を余儀なくされ、渡渉の難易度も上がっていく。最初の難関は、岩からジャンプして流芯を越え、渡ってからロープで確保して2人に渡ってもらった。
下降してきた3人組の話だと、この先はとくに難しいところはなかっととのこと。しかし、下降での話だからなあ・・・。しかも、濃いそうな男の3人組。クリアしてきた後の感想だし、話半分に聞いておくことにした。志水さん曰く“平水よりも多いかな・・・”。
さあ、今日も5時起きの7時出発の予定で動く。なんとかして今日のうちに核心を全てクリアし、立石奇岩あたりまでたどり着きたいものだ。またしても、志水さんチームに遅れること数分の出発だった。渡渉で抜いて、河原で抜かれるという、きのうと同じパターンだ。
1つ目のプールは花崗岩の側壁を伝って巻く。2つ目も3つ目も側壁にバンドがあったり、テクテクと歩ける小さな高巻きで越えられる。そしてそして・・・全部泳ぐことなく通過することができた。なんだか取り越し苦労というか、拍子抜けというか・・・。でも、これで難所は全てクリアしたことになる。ひとまずお疲れ様!
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