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白馬 金山沢 山スキー





栂池自然園からの白馬三山

 山域  北アルプス 後立山連峰  
 行程  栂池自然園⇒船越の頭⇒金山沢滑降⇒猿倉
 山行日時  2007年5月4日(金)
 天気  晴れ
 登山形態  山スキー(テレマーク)
 メンバー  K橋、K野×2、I川、T世
 温泉  




GW後半日帰り第2弾は白馬の金山沢。金山沢へは5年ぶり2度目の出場。メンバーはきのうの乗鞍の5人に加え、特別招待選手のK橋氏が招かれた。K橋氏はKo−ちゃんの大学時代の先輩。テレマークが上手とのこと。今年は上手な人と滑る機会がなかったので、生イメトレができそうで楽しみだ。

栂池自然園(9:00)⇒稜線(12:25〜13:10)⇒金山沢出合(14:10)

猿倉に車を置いてこないといけないので、6時に松川道の駅を出発。金山沢出合は埋まっているとの情報はあるが、こうも雪が出てこないと不安になってしまう。猿倉の間際になってやっと雪が出てきた。猿倉の上の駐車場はすでに満杯寸前。今年は滑れるエリアが限られているので、おのずとみんな集まって来るのだろう。

栂池ヒュッテ
栂池の駐車場もまあまあの混み具合。でも、もっと多くても不思議ではないような気がするが・・・。ゲレンデスキーヤーが少ないので、こんなもんなのかも・・・?ここでK橋氏と合流。お手柔らかに・・・。

今日もお天気最高!今年のGWは悪天もあったが、晴れる日にスカッと晴れてくれるのでありがたい。こんなに良い天気なので、稜線を歩いて小蓮華まで行ったほうが気持ちいいかなあ・・・とも思ったが、まだ通ったことのない栂池自然園突っ切りコースで行くことにした。ロープウェイ下車後のレクチャーだが、それだけでいいの?というくらい簡素だった。蓮華温泉への振子沢は割れてしまって、スキーをはずさなければいけない部分があるようだった。前半に行っておいてよかった。

いきなり暑い!自然園を横断する。通いなれた(ってほどではないが・・・)栂池だが、自然園からの景色は初めてだったので新鮮。自然園越しに白馬三山と小蓮華山が絶妙な角度で並んでいる。前には集団が2つとバラが点々と。きのうに続いて今日も大賑わいだ。

自然園と白馬の山並み
写真も撮りまくり!

今日も歩き出しから身体が重い・・・。きのうはしばらくで戻ったが、今日はずっと重いまんまだ。疲れがたまっているのかもしれない。家に戻って熱を測ったら微熱があった。疲れが取れない年になったか・・・。ああ〜年はとりたくないなあ・・・。朝日から戻った日に2時間しか寝れなかったのが響いているようだ。

K橋氏
小尾根に取り付いたあたり
白馬鑓と杓子も


小尾根に取り付き、順調に高度を上げると景色がまた変わる。今まで自然園越しの白馬三山だったのが、谷越しの白馬三山に変わる。どっちもいいけど、谷越しのほうが迫力は感じられる。金山沢の広大斜面も見えてきた。ドロドロ低速雪崩の跡が見える。

杓子岳をバックに
金山沢の広〜い斜面

稜線直下のコルでひと休み
左に同じ


稜線に出る前の最後のポコで中休止。ここは絶好の休憩ポイント。平らだし金山沢が一望できる。白馬の山並みもいいし、後ろの自然園とハクノリもまたヨシ。稜線に出ると寒いかもしれないので、ここでビールを開けた。ここからひと登りで稜線に立つ。稜線に出ると反対側の景色が楽しみ。今回はとくにGW前半に登った朝日岳や五輪山が見えるので、なおさら感慨が深かった。

稜線はすぐそこ
台地状の白馬乗鞍
雷鳥

さあ、広い金山沢、どこから滑るや?昨日が初滑りで今日が滑り納めの可能性が高いKo−ちゃんに任せた!登り着いたところはツアー御一行が占領していたので、2つ先のピークまで行ってみる。その手前のコルからきれいな斜面が落ちていたので、滑降点をそこに決定。安全第一派のHa−ちゃんのみ、斜度が緩くなるもう1つ先のコルからスタート。稜線を移動中に雷鳥がウロウロしていた。

金山沢斜面と杓子以南の後立
小蓮華山へと続く稜線

切り込み隊長はKo−ちゃん!カメラが集中。緊張の一瞬だ。斜度的には35度程度なんだろうが、なにしろ雪が悪そうで滑りにくそう。案の定グサグサ雪に板が言うことを聞かない感じだ。今日は細板よりも太板で臨んだほうがよかったかもしれないくらいだ。とはいえ、下部の落石を考えると、やっぱりまだ新しい太板はもったいなさ過ぎる。一人ずつ滑ってシンガリがボク。あっけなく撃沈。底に近づくと斜度が落ち、少し滑れるようになった。カメラも向いているし、調子に乗ったら吹っ飛んでしまった。板が頭にぶつかったが、ヘルメットさんが防いでくれた。アルペンだと板がはずれない限り頭には当たらないが、テレマークはどこにでも板が当たってくる。ヘルメット必携だよ!Ko−ちゃん。

左から雪倉、朝日、五輪山、黒負山
金山沢滑降開始!

一段降りて
一段降りて滑ってきた方を見上げる


稜線直下の大斜面が終わると、長い中段へ突入。ここからが意外と長く楽しめる。急になったり、緩くなったり、うねったり・・・と変化があって面白い。途中、一人ずつビデオ撮影をしているツアーがいて、全員滑り終わるまで待たされた。まあ、待ってなくても良かったのだろうけど、休憩と見物を兼ねて待っていた。ツアーが終わって、撮影した画像を売りつけるのだろう・・・とHa−ちゃん談。ツアーに参加して、自分が写っているビデオがあったら欲しいわなあ・・・。問題はおいくらか?

中段もいい斜面が続く
K橋氏
斜面はまだまだ続く

5年前にきた時は稜線直下の急斜面が楽しかった印象しかなく、中段がこんなに長く楽しめた記憶はなかった。これでもか、これでもかと続く中斜面はなかなかない。金山沢ポテンシャル高し!雪の量も今年のほうが多いのかもしれない。ただ、雪は今年のほうが悪い。5年前は完全にザラメになり切っていた。

出合の上
新雪が乗ってなくて、雪が茶色になってくると、GW本来のザラメとなる。その区間はほんの少しだったけど、少しだけでもちゃんと滑ることができてよかった。そのあとは落石帯。右岸を高巻き気味に通過。そして、谷が割れているところの渡渉。今日の時点ではまだ問題なしだ。例え割れてしまっても、この水量なら渡渉可能かな。本流との出合が渡渉不能になったらおしまいだけど・・・。

本流出合手前の台地で休む。金山沢の下部と大雪渓が見渡せる。前も思ったが、大雪渓ってこんなに急なんだ・・・。本流対岸に大勢の人がたかっている。ツアーを終えた団体さんが集結しているようだ。

あとは林道に乗り上げて、猿倉へと下るのみ。長走沢のブリッジはすでに崩壊。堰堤の上を走って渡渉。セーフ!水は入らなかった。あとは駐車場までスキーで滑って行くことができた。

あとは車の回収のみ。1台では全員乗れないので、運転手と来賓のK橋氏を乗せて栂池へ。K橋氏とはここでお別れ。またの機会があればうれしいな。残された3人は林道をトボトボと歩いて来ており、途中で拾って2台に分乗し、そこで解散となった。


★今年のゴールデンウィーク

前半に4泊5日で朝日岳五輪山&黒負山。戻ってきて1日休んで乗鞍岳、そして今日の金山沢。2日休んでお仕事再開というパターンになった。山行きと休養の組み合わせに、晴れと雨がバッチリとはまった。申し分ないGWだったと言ってもいいでしょう!

希望としては9泊10日で奥深い山を縦横無尽にトレースしたいところだが、なかなかそうもいかないわなあ・・・。
GPSではないのでテキトーです




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