山登りのページTOP 山行記録 山スキーのページ 沢登りのページ 北アルプス全山縦走 南アルプス全山縦走 リンク PLOFILE

山登りのページ沢登り一覧 山登りのページ



米子沢 沢登り(その3)






 山域  越後 巻機山  
 山行日時  2007年9月9日(日)
 天気  くもり時々晴れ
 登山形態  沢登り
 メンバー  S馬、I川、A野、N畑、H尾
 温泉  瀬戸口温泉(500円)


その1の記録(2002年9月)   その2の記録(2004年10月)

3回目の米子沢。よい沢は何度来てもよかった・・・というのが結論。あまりにも有名なので、いまさらあーだーこーだ書いても仕方ないけど、少しは書いておかないと・・・。ほとんどが直登可能な滝で、ナメは絶品、ツメは薮こぎなしであっという間。人気の沢である要素をしっかり備えている。はじめの伏流して水のない長いゴーロは減点材料だが、これもウォーミングアップと考えれば、無理やりプラス材料に。あと、こーちゃん曰くの“俗っぽい”というのは否めないところだが・・・。よい沢だから人が集まるってのは当然か。

駐車場(6:40)⇒最初の滝(8:00)⇒スダレ状の滝(9:20)⇒チムニー滝(10:00)⇒終了点(11:45〜12:30)⇒巻機山(12:55〜13:25))⇒駐車場(15:40)

この土日、会山行でナルミズ沢を予定していたが、金曜日に関東直撃の台風が・・・。天気的にはまあまあだったけど、さすがに翌日では水量が心配。ナルミズには苦い思い出もあるし・・・。そこで、代替として、日曜日帰りで米子沢に行くことにした。初心者を含む会山行には、うってつけの沢なのでは・・・。

最初の滝の上のほう
さらに上のほう
その上

前日の昼間に出発し、登山口近くで前夜祭。盛り上がったけど、宴会はやっぱり沢の中に限る。テントの中で焼肉は暑すぎた。前夜祭は雨降りだったが、朝起きたら晴れ!いつも大混雑の駐車場はスカスカ。台風がみんなの予定を狂わせてしまったのかもしれない。堰堤工事用の作業道を進むが、行き過ぎて少し戻った。そうそう、きのうは話に夢中でインターを通り過ぎてしまったし、登山口への道も通り過ぎてしまったし・・・。ボケ気味だ。

暑い暑い作業道歩きから米子沢に入る。しかし、米子沢下部の広いゴーロは伏流している。早く水に浸りたい!谷が狭まってやっと最初の滝となる。せっかくきれいな滝なのに、まだ朝日は当たらない。南西に面している米子沢は、朝日が当たるのが遅いのだ。それを考えると、もっと遅く出発するのも手だが、遠いだけに下山が遅くなるのは困る・・・。

連ナメ帯
ここは巻き道へ
巻き道より


滑ノ沢を過ぎた後の滝群。過去2回とも巻いていて、今度こそ直登!と思っていたが、今回も迷わず巻く。まあ、6人もいれば仕方ないな・・・。登山道並みも巻き道があるのに、ここで時間をかけても仕方がない。4度目があるとすれば、その時は直登しよう!

快適滝登り!
足場を探せ!
左の滝を上から


切り込み隊長は交替で。こーちゃんはいつも通りに、わざわざ水際の難しいところを攻める。この精神が大事だ。意気揚々と先頭に出たキョンだが、難所であっさりカリスマ登山家に先頭を譲る。数年ぶりの沢登りとなるカリスマ登山家は、最初自重気味だったが、いつしかカリスマ性を発揮。果敢に水流を攻めていた。2度目の沢のH尾君は先頭はお預け、修行中ということで・・・。タテガミさんは遠慮しているのかな・・・?

スダレ状の美滝
スダレ状の右壁を登る


米子沢屈指のビューポイントであるスダレ状の美滝。通して曇り勝ちだったが、この前後は晴れてくれて、美滝を堪能。ここで先行パーティに追いついた。過去2回は常に前後に他パーティーがいたけど、今日は遡行中このパーティ以外に会うことはなかった。やっぱり台風で自重したかな・・・?出発前のアメダスチェックでは、群馬県の西部は豪雨だったけど、谷川あたりの雨量は少なかった。実際のところ、水量が普段よりも多いとは感じなかったし。

スダレ状の上から
ミニゴルジュ突入!


米子沢ビューポイントその2はミニゴルジュ。ここはビューというより、登って楽しいところ。中でもゴルジュ出口にあるチムニー滝は最高に楽しめる。中段までツッパリで登り、そのあと左壁に取り付いて登り切る。切り込み隊長はこーちゃん。こーちゃんが登り切ったところで、思い直して念のためロープを使うことにした。

チムニー滝 思案中
同左  ツッパリ!
同左  左壁に


ミニゴルジュを越えると、谷は開けて明るい滝の連続となる。難しくはないけど簡単ってこともない、一番楽しめる滝登りの連続。それを抜けるとナメナメ天国!みんな思い思いにルートを選んで歩く。青空は少し出ているのに、肝心の沢に日が当たらなかったことだけが残念だった。

ゴルジュを抜けると開けてくる
青空に映える滝
これを越えるとナメナメ天国!
米子沢の真骨頂“大ナメ”

大ナメ
まだまだ続くナメ
大ナメは好き勝手に登っていく
たそがれるはカリスマ登山家


ナメナメ天国が一段落すると、源頭の雰囲気に。雰囲気は源頭だが、水量はまだまだ豊富。左からの支流をいくつか分けると、さすがに水量は減り、草原の中を流れる小川となった。終了点は避難小屋へと続く窪。さて、昨日から通り過ぎる癖がついてしまっているが、最後の詰めだけは通り過ぎないようにしなければ・・・。しっかり意識していたので、ここは大丈夫だった。ここで沢装備解除。5分で避難小屋へ。

最後は草原の中の小川に
避難小屋へのふみ跡
山頂直下にある地塘


山頂に行くかどうかは、避難小屋に着いた時の天気、残時間&体力、気分で決めることにしていた。天気はボチボチ。その他もボチボチ。せっかくなので行っておこう!御機屋という巻機山の肩にあたる部分に巻機山山頂の看板がある。ここでいいか・・・・。山頂看板もあるし。ただ、看板にある1967mってのはウソだから、書かないほうがいいのでは・・・なんて思った。下山は暑かった・・・。ま、2時間チョイなら余裕かなと。

沢登りの後は温泉まっしぐら!・・・が基本行動なのだが、あいにく近くに温泉を知らない。あちこちウロウロするがなく、結局は清津峡の先にある瀬戸口温泉というところで、やっと風呂にありつけた。温泉でスッキリしたらメシ!が基本行動だが、これも津南や栄にはめぼしいところがなく、野沢温泉までおあずけを食らう。なんだかんだいって、寄り道にはなるが湯沢まで行くのが効率的かも・・・。温泉とメシを一緒に片付けることができるので。




山登りのページ沢登り一覧 山登りのページ