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荒島岳 山スキー(途中まで)荒島岳夏道は歩いて登る山だ ![]() 荒島岳からの白山の大パノラマ
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前日の日照岳でお会いしたOBAさんに”勝原から登る荒島岳はスキー向きではないよ”と言われた。う〜ん、やっぱりそうか・・・。もともと滑りには期待してなく、スキー登山のつもりではあったが、そう言われてしまうと行く気が失せてしまう。かといって、転進先は野谷荘司山しかない。家に帰ることも少し考えたが、せっかくの3連休なのにもったいない。初志貫徹!荒島岳に行こう。
読みどおり連休最終日は晴れ。スキーできなくても、晴れて景色が見れればいいや。勝原スキー場のオープン時間を携帯で調べると、日祝も平日も8時半から。遅いじゃないの・・・。もしかしたらガセネタかもしれない・・・と、早めに現地入りすることにした。7時過ぎにスキー場着。すると、上まで登るリフトには椅子が取り付けられていない。ってことは、短いリフト1本か。そんなの乗る意味ナシ。下から歩くんだったら、リフトの時間は関係ねぇ〜。もっと早く着いて出発するんだった。情報収集不足。でも、全面滑走可になっていたぞ・・・。
駐車場には出発準備中の人が多数。フリートレックが2名いるだけで、あとはみんなツボ足隊。やっぱりスキーとしてはマイナーなのか・・・。それとも百名山効果か・・・。どっちもありそうだ。硬いゲレンデを登り始める。50分ほどでスキー場のてっぺんへ。圧雪してあるところはカチカチだったが、そうでないところはフカフカを少し過ぎたくらいの、意外と軽い雪だった。このままなら、帰りはそこそこ楽しめるかも。
深くて硬いツボ足トレースが伸びている。緩いところはいいけど、ちょっと急になるとシールが食わない。ゆったりジグザグを切って登るほどの幅もない。ストレスのたまる登りだ。このトレースなら板を背負ってツボ足で登るのが一番早そうだが、山スキーヤーの意地みたいなものがあって、ここはかたくなにスキーで登っていく。どんどんツボ足隊に抜かれていく。
今日は敗退ということになってしまったけど、この景色には大満足。敗退の地は展望良好で、見慣れない山を地図に照らし合わせて同定。1500m前後のこじんまりとした山ばかりだが、北陸ということで雪は多い。まったりとスキーで楽しむ山には事欠かない感じ。わが安曇野は北アルプスのふもとにあって、これはこれで素晴らしい眺めなのだが、スキーのできる里山っぽい山がないのだ。無いものねだりかもしれないが、このあたりいいなあ〜と思った。
最初の壁はスキーを担いで下り、2つ目の壁からスキーを履く。藪をかいくぐって、山腹をトラバースして斜面に滑り込む。この斜面が疎林でパウダーで最高だった。せいぜい150mくらいの滑降だったけど、この3連休で一番の滑りだった。敗退ムードが漂っていただけに、一瞬ではあるがこのパウダーを滑れただけで、今日一日の満足感が得られる。
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