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蓮華大沢右俣 山スキー2008年の滑り納め 上の方はいいザラメでした!
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6月にスキーするのは初めて。ホントなら先週を滑り納めにするつもりだったけど、天気が悪くて納めならず。かといって先々週の白馬鑓を滑り納めにするのもチョット・・・。というわけで、滑り納めがずれ込み、初の6月山スキーとなった。
前日は雨。寝る前も雨。予報は晴れだったが、山はどうかなあ・・・と疑ってかかっていた。ところが起きたらスカッ晴れ!うれしい誤算!最近霞みがちだった空も、昨日の雨が洗い流してくれたようで、澄んだ青空が広がっていた。どうぞ滑り納めて下さい・・・と言わんばかりの天気となった。扇沢までは30分チョイ。ガソリン激高の昨今、家計にやさしい滑り納め。
扇沢の無料駐車場、下段はガラガラでシーズンオフなのかと思ったら、上段はほぼ満車だった。歩きの人が多そうで、スキーは少数派。扇沢から登山道に入ると、そこらじゅうの木がバキバキ折れている。冬の間にでかい雪崩があったようだ。恐ろしい・・・。今日は慎太郎祭があるようで賑わっている。
作業道に入り、左岸に渡っても雪がつながらない。さすが6月。最後の堰堤を越えてやっと雪がつながり、ここでスキーを履いた。大沢を見上げると、だいぶノドの部分が細くはなっているものの、とりあえずは雪はつながっている。出合は巨大なデブリが堆積していた。
蓮華大沢は2004年、2007年に続いて3回目。それ以前は針ノ木雪渓といえばマヤクボって感じだった。しかし、2004年の大沢で虜になってしまった(・・・は大げさだが)。稜線から針ノ木雪渓に出合うまで、コンスタントな斜度で一気に落ち込み、その時は上から下までデブリなしで極楽の滑り。対してマヤクボだが、出合うまでは極上斜面だが、そこから下は荒れているので消化試合的になってしまう。マヤクボ滑って蓮華に登り返して、大沢を滑るのがベストかな・・・。結構きつそうだけど。
マヤクボ沢出合は休憩スポット。みんなここで休んでいく。針ノ木直登派と峠派は五分五分か。ただ、直登派はほぼスキー。峠派はツボ足が大半だった。雪面は堅くもなく、かといってグズグズでもなく。程よい締まり具合で、今までで一番のシールの効き具合。苦もなく針ノ木峠へ。
峠で大休止。稜線まで登ると、反対側の景色が見えるのがうれしい。赤牛岳の白さが際立っている。上半分は真っ白だ。今年の4月29日に滑った東斜面もよく見える。なかなか感慨深い。槍あたりはだいぶ黒くなってきている。ま、形が形だから。
峠からは板をザックに着けて、ツボ足で登る。先行者のトレースがあるから楽チン。まあ、半分は夏道を歩くことになるのだが。最初の急登を登り切ると、右の針ノ木谷から登ってきている人がいた。どこから来たのか・・・?と振り返ってみると、針ノ木峠から針ノ木谷に向かってシュプールが1本。なるほど・・・。追い付くことはできなかったが、雰囲気的に長野のT田さんっぽかった(あとで確認したら、やっぱりそうだった)。
蓮華岳の山頂からはもう雪がつながっていない。なので、山頂はパス。つながっていてもパスだったかな・・・?まあ、何度か行っているのでいいでしょう。大沢を見下ろす。う〜ん、良い斜度。途中から落ち込んでいて、先が見えなくなっているのがまたスリリング。さあ、ビールを飲んで滑降モードに。
滑り出しは急目な中斜面。1ターンでナイスザラメを確信し、落ち込むところまで滑る。今シーズン一番のザラメ!去年といい今年といい、ナイスザラメ化するのが遅い。例年だとGWあたりから良質ザラメになるのだが・・・。高い山では4月にたくさん雪が降る感じ。温暖化の影響かなあ・・・?
一番急なところを滑ると、奥の二俣となる。ちょうど左俣から10人くらいのグループが降りてきていて、出合でちょうど出会った。滑っている時は注目の的であった。一番急な部分を滑っている時に、下から見られていたのでプレッシャー。上手ければ、どうだ!と言わんばかりに滑ってやるのだが・・・。カッコよく滑るには急すぎる。
雪はだいぶ少なくなってきているだけに、ノドは狭い。狭いといっても、滑るには十分な広さ。ただ、10人が滑った後はとっても滑りにくかった。ここから下はデブリと落石。ま、6月なのでしょーがないでしょう。ところどころに出てくるきれいな雪で滑りを楽しみ、2008年の締めくくり。今シーズンもボチボチのシーズンでした。
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