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王滝川 鈴ヶ沢東股〜田ノ原


3度目の鈴ヶ沢 この時期行くとこないからついついと・・・


鈴ヶ沢らしくない写真だが・・・

 エリア  御嶽山 鈴ヶ沢東股  
 山行日  2008年7月5日(土)
 天気  晴れ時々曇り
 ジャンル  沢登り
 メンバー  Y井、S谷、N畑、I川、O塚、S木、S馬
 温泉  天神温泉(500円)

記録は2004年に行った時のほうが詳しいので(少しだけ)、そちらを参考に!

当初の計画は泊りの沢。参加者がどんどん増えて8名に。泊るとこあるんかいな・・・?天気は悪くはなさそうだけど、夕立が心配な予報。8人もいたら泊り場を河原に求める可能性が高くなるなあ・・・。夕立降ったらヤバイだろうなあ・・・。悩める企画者は安全第一の選択をすることに。逃げたという考え方もあるが・・・。で、またもや鈴ヶ沢へ行くことに。

林道終点(9:00)⇒入渓点(9:30〜45)⇒橋くぐる(10:20)⇒大滝(10:40〜50))⇒大滝巻き終わり(11:55〜12:20)⇒どん付のハング滝(14:35〜45)⇒となりの沢(15:10)⇒車道(16:00)

車4台で田ノ原に向かう。なんとも贅沢な配車・・・。泊りの沢がつぶれた替りに、下山後どこかでキャンプすることにしていて、泊る人、帰る人、飯田から来る人・・・と、しょーがなしの4台。原油高騰、CO2排出削減に真っ向から逆らう形になってしまった。この方が行ったり来たりも少ないし。

最初の滝
その上

5時過ぎに松本を出たのに、もう9時。御岳はビミョーに遠いのだ。というか、田ノ原の駐車場に車を仕込むのに時間を食った。昨日に続いて今日も松本は真夏日の予報。9時の林道はすでに灼熱地獄。早く水に浸かりたい!おとといの雨の影響か、鈴ヶ沢は多少水量が多くなっているようだった。

水量多いのか、草の上を水が流れる
シャワー(を浴びない)クライミング!

時々見所はあるものの、概ね平凡な渓相の序盤。まーず暑いので、水に浸かるのが苦にならない。橋をくぐってしばらくで3段大滝。この先からが鈴ヶ沢の真骨頂なのだが、まさに立ちはだかるというかんじで、この3段大滝がある。これは巻きになるのだが、結構時間を食って苦労する。難しくはないんだが、簡単でもなく、ロープを出したりで所要時間1時間。8人いるしな・・・。巻きの途中で先行の5人組に追い付いた。この方たちは支尾根出て、その場からロープを使ってトラバース気味に下降していた。ボクたちは支尾根をもう少しだけ登って、緩くなった斜面を沢に降りた。

3段大滝
きれいな斜瀑
きれいなナメと釜
上から

3度目の鈴ヶ沢。3度も行くことになるには、それなりに理由がある。松本は沢には恵まれてないのである・・・。東京なら丹沢、奥多摩、奥秩父・・・、名古屋なら奥美濃、鈴鹿、関西なら大峰、台高それに比良、若狭・・・。それに引き換え松本はというと・・・。奥秩父は比較的近いけど、見合う沢が少ないし、北・中央アルプスはまだ雪が詰まっている。谷川や戸隠あたりも少し時期が早い。ちょいとお気軽に日帰りの沢・・・といった時に困ってしまうのである。特にこの時期。で、新しい人が入ってきたり、今回のような大人数になった時には、やっぱりハズレがなくて安心な沢を選択することになる。てなわけで鈴ヶ沢3回目なり。

樋状が多いのも鈴ヶ沢の特徴
ナメと岩盤がきれい!
竜のような滝
またまたきれいな斜瀑

田ノ原に車を置いておけば、下山がないというのも鈴ヶ沢のおいしいところ。じっくりと遡行に専念できるってもの。これに下山が2,3時間あったら、お手軽度はなくなってしまう。このお手軽感が災いしたのか、前半は少々ゆっくりし過ぎたようだ。途中からペースアップするものの、後に響く結果となってしまった。

右とは対照的
左とは対照的

沢が荒れ気味になってくると、そのうち側壁が高くなってきて、とうとうどん詰まりのハング滝。これも巻き。前半の3段滝とこのハング滝はちょっと大きめの高巻きとなる。この2つの高巻きがなければ、お手軽さ倍増になるのだが・・・。ま、そうもいかないわな。左岸の側壁を越えて、となりの沢へ。

この樋状は左岸をへつる
どん付のハング滝

となりの沢に降り立った瞬間に戦意喪失状態に。同時に肉体的にも疲労困憊。高巻きの登りなんかは全く疲労感はなかったのに・・・。概して沢登りは水がなくなったら疲れがどっと押し寄せるもんだが、今回は特別であった。老化が進んでいるのかなあ・・・?最後はまさに喘ぎながらの詰めであった。車道までヤブ漕ぎなしは大助かり。ただ、ハング滝の下からずっと虫の大群がまとわりついていたのは甚だ不快。駐車場に着いてへたりこむが、ここも虫が多くてくつろげず・・・。

沢のあとは盛大に河原でキャンプファイヤー!・・・の予定だったが、沢に時間がかかったのが災いし(要因はそれだけではないが)、温泉にも入れず、挙句の果てには河原にありつけず、林道にある橋の上でのファイヤーレスキャンプとなったのであった。面白かったから良かったけど。以上。



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