根子岳　山スキー

１１年ぶり２回目の根子岳。古豪復活！根子岳やら四阿山はあまり良いイメージがない。あまり足が向く山域ではないんだけど、１２月は長野と上田に仕事で来ることが多く、しこたま根子岳の白い斜面を見せつけられた。雪付きが良い（木が少ないだけ）ので、他の山よりも先に白くなるのであります。今回は滑ることよりも、スキーハイキング的な山に行きたい気持ちがあったし。久しぶりに行ってみるか・・・という気になったのでした。

前日の２９日は絶好の晴れ！しかし、仕事納め・・・。残念。本日は下り坂に差しかかるところ。夜からは荒れ模様になるみたい。白馬に行けば雪があるのはわかっているが、あえてこの時期に根子岳に行くことにした。シーズン本番になったら、それこそ根子岳は後回しになってしまうから・・・。

登り口　パッとしないスタート	日が当たると

今日は最近マツキンスキー部に入ったDr.Ｋさんとの初山行。根子岳で申し訳ないが・・・。菅平は生温かく、南風が強く、空は鉛色。テンションは下向き。３０日だというのにスキー場はガラガラ、根子岳に向かう同業者もいない。ま、山頂が見えてるので行きますか。今日会ったのは、山頂手前で降りてくるボーダー、降りている時に２組登ってきているだけだった。

白馬にだけ日が当っていた	根子岳上空も青空散見

根子岳はボクが山スキーの道具を買って初めて登った山。シールで登ることに感激したり、山頂直下ではおばさんたちが難なくこなしているキックターンができずに、七転八倒したことを思い出す。見よう見まねで一人で始めた山スキーだったが、この冬で２００本を超えそうだ。えらいハマってしまった・・・。仲間がいたのが大きかったな。

北信五岳の眺めがいいですな	根子岳直下はまだ笹が・・・

避難小屋で少し休む。この頃から時々青空が見え始め、明るくなってきた。左手の北信五岳と北アルプスの眺めがいいなあ。もう少し晴れてて澄んでりゃありがたいんだが・・・。そこらの木に樹氷でも付いてりゃ言うことなしなんだが・・・。稜線直下は風に飛ばされて、笹の葉がいっぱい出ていた。針葉樹を縫って山頂へ。南風がビュービューで雪の粒が飛ばされ、顔に当たってイタイイタイ。針葉樹の林に逃げ込み、ここで滑る準備を。

志賀高原方面　南面は黒い	根子岳山頂からの四阿山

ゆっくりできないので、とっとと滑る。が、雪が・・・。「試練」「拷問」「修行」・・・その手の単語が勢ぞろいしそう。雪面はフラットじゃないし、溝もいっぱいあって、その形のまんま凍っている。下までずっとテレマークは封印（不能）し、だましだまし降りるのが精いっぱいだった。ま、今日のこの根子岳は「想定のギリギリ範囲内」でございましたが、朝のうちもう少し空が青いかと思っておりました。朝から白かったのが残念でありました。

今シーズンの本格シーズンインは成人の日の３連休からかな。