きのうの夕方、安曇野にも気の早い初雪が降りました。みぞれだったんですが・・・。そして本日、北の山はまだ寒気が残るので、東信の山に行くつもりにしていました。ところが、軽井沢も積もったようで、三才山も越えにゃあならん・・・。冬タイヤに替えてないから、無難に南信の山に行くことにしました。初エリアの伊那山地は戸倉山に決定!
キャンプ場登山口(9:30)⇒五合目(10:15)⇒六合目あたりのベンチ(10:25〜45)⇒戸倉山山頂(11:00〜50)⇒キャンプ場(12:40) |
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朝は平日と同じ起床。北アルプスは山麓近くまで真っ白になっていた。鉢伏あたりの山麓も白くなっていたが、塩嶺を越えて諏訪エリアに入ると雪はほとんどナシ。さらに進み伊北あたりで南アルプスと中央アルプスが見えてくるけど、どちらも雪はまぶした程度でほとんどナシ。その代わり、天気はスカッ晴れ!
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出だしの杉林を抜けると |
樹林の隙間から中央アルプス |
戸倉山には6つほど登山口があるみたい。ネットで調べたら、ほとんどがキャンプ場からだったので、深くは考えずにキャンプ場から登ることにした。先客は4,5台。はじめは杉の植林でガッカリだが、すぐに内陸の山っぽい植生になる。葉っぱは半分以上落ちてしまっているが、残り物の紅葉を楽しみながら登った。ちなみに紅葉の見ごろは道中だった。
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中腹は明るい林 |
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6合目あたりのベンチより |
葉っぱが落ちれば樹林帯でも見通しが効く。時々隙間から中央アルプスが見える。雪はほとんどない・・・。もう少し降っててくれたらありがたかったんだが・・・。まあ、この天気で贅沢言ったらバチが当ってしまいそう。6合目あたりに少しベンチがあって、そこで少し休憩した。1485mでいったん緩くなるが、しばらくで急坂になる。急坂を登り切ると、あっけなく山頂に到着。
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戸倉山西峰からの中央アルプス |
戸倉山ン西峰からの経ヶ岳あたり |
戸倉山西峰は西側に開けていて、木も切り開かれている。伊那谷越しの中央アルプスの展望がすこぶる良好!ジオラマみたいだ。北ア方面はまだ雲の中。中アはまあヨシとして、南アの展望が良いらしい東峰に向かう。こちらも樹林が程よく切り開かれている。この角度でこの距離で見る南アルプスは初めてだったので、とっても新鮮だった。目立つのは仙丈ヶ岳。まあ、デカイからな・・・。あとは甲斐駒、鋸と北岳が視界内にあった。
横の方で他のお客さんが、「あっちはまた別の見え方するよ・・・」なんて話しているのが聞こえた。便乗して行ってみる。いったん下って登ったところ、言わば「南峰」にあたるところにも、少し切り開かれて展望できるところがあった。少し南に向く分、農鳥岳あたりまでが視界内に。少し乗り出せば、塩見岳まで見ることができた。塩見以南の山も見えるが、太陽があるのでハッキリ見えない。
しばらく景色を堪能するが、日影は寒いので長居は無理。日当たりのよい西峰に移動。西峰は暖かいのに誰もいない。みなさん寒い東峰にいる。西峰の中央アルプス大パノラマよりも、南アルプスが額縁に入ったように見える東峰の方が人気のようだった。ボクも同感。さて、戸倉山に未練なし、降りるべ。
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登山道は極上クラスだが、枯れ葉が積もっているので、気を遣いながら降りた。下りはわずかに50分。登りは1時間半。お手軽な山だ。安曇野には北アルプスがあるけど、この手のお気軽な里山が少ない。贅沢言うなってか・・・。
初めての伊那山地。今までどれがどの山なんて意識して見たことはなかった。年に1回くくらいは登りに来てもよいかな。せっかくなので、駒ヶ根から戸倉山の写真を撮っておいた。 |
駒ヶ根の街より |
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