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安房山のはずが小船 山スキー



山スキーデビュー企画第一弾はKリーと高P




 エリア  北アルプス 安房山
  山行日  2010年1月9日(土)
  天気  曇り時々小雪 たまに青空
  ジャンル  山スキー(テレマークスキー)
  メンバー  K下、田N、N村、T山、K俣、T世
  温泉  中の湯温泉(700円)

シーハイルルートをトマの風企画に便乗。オンブにダッコのようなツアーになるはずだったのだが・・・

ボクが入っている山岳会では、このシーズンに3名が山スキーデビューの予定。正月休みにデビュー戦を企画したけど、ずっと雪続きで成人の日3連休に延期。雪が続いた分、たっぷりと積もってくれたみたいだ。トマさん御一行はこの3連休は平湯定着で、お誘いを受けていた。デビュー戦をどう絡めるかで悩みまくった末、初日の安房山に便乗させてもらうことにした。失敗だったかなあ・・・。

中の湯温泉(8:15)⇒安房山北尾根(12:00〜12:40)⇒小船(12:55〜15:05)⇒中の湯温泉(16時前?)

安房山の核心は車を止める場所。いつか行かねば・・・と思いつつも実現しなかったのは、この駐車場所の問題。冬の上高地が観光地化するまでは、釜トンネルの脇に駐車できた(ホントは違反だが)が、今はバリケードが置かれている。中の湯温泉に止めさせてもらえらばラッキー。ダメなら下から歩くかというつもりで臨んだ。今回はたまたま(しぶしぶ?)置かせてもらえた。アテにしないように!

中の湯をスタート! R158の車道歩きから

天気は弱い冬型で、このあたりは小雪が舞う空模様。正月からずっと気温が低い日が続いていて、雪質は保証されたようなもん。デビュー戦のスタートです。歩き始めはR158の旧道。1ターンして戻ってきたが、中の湯温泉はすぐ下。ウォーミングアップには良かったけど、あまりにも高度を稼げないので、次からはショートカット。

急な沢形を詰める このあたりが苦労したところからな・・・

スーパー林道の手前から斜面に取り付く。尾根に取り付く予定だったけど、浅い沢形を登る。斜度はそこそこあり、雪もそこそこ深い。さっそく一つ目のキックターンでデビュー戦の洗礼を受ける。バランスを崩してドテッ!ま、このあたりはお約束ですな。シールの滑りやすい乾いた雪、キックターンの踏み出しが急斜面だったこともあり、悪戦苦闘の連続!だんだんとトマさん+マツキン1名との差が開いていく。「足手まといになるようなら、分裂するのでお先にどうぞ・・・」と、最初に言っておいたが、現実となってしまった。

時々晴れ間もあり、霞沢岳も 尾根に出たあたり

安房山から北に派生する尾根に登りついたのは、出発から4時間近く経った12時であった。標高差は約400m。安房山まであと300m。普通なら1時間ってところだが、今日は時間が読めない。ま、山頂は諦めるか・・・。問題はトマさん御一行とどう合流するか。もう山頂に着いてる頃だろうな。予定は安房山から小船に滑りこむ。トマさんたち、どう考えてるかなあ・・・?しばらくは山頂で待つとしても、登ってきた尾根を滑ることはないだろう。予定通り小船に滑りこむだろうと考え、1911m北のコルから小船へと滑ることにした。

小船いいとこ 安房山山頂を見上げる

コルから30mくらいは露出した笹がうるさい斜面だったが、そこから下は程よい樹間の快適斜面。雪質は底があるかないかの上質パウダー!辛く言えばやや重か・・・。標高差250mのプチ斜面だったが、100mずつ2回のパウダーランでご満悦でした。滑り下りた小船というのが、これまた別天地。完全な窪なので風もほとんどない。安房山山頂からのラインを読んで、その下で滑ってくるのを待つことにした。いいとこでした、小船。

風がなくても、じっとしていたら寒くなってきた。T世さんはシールを貼って反対側の斜面を登りだす。ボクもツボ足で登ったりして暖をとる。安房山山頂に向かって大声で叫ぶ。滑り出しにいれば聞こえるだろうけど、山頂にいたら聞こえないだろうなあ・・・。そのうちエスカレートして絶叫大会に!「お〜〜い」だったのが、悪口になったり、歌まで歌うアホもいた。

そのあと思い出したように弱層テストの練習。2時間も小船にいたんだから、はじめからやってりゃよかった。小船なんてビーコン捜索にはもってこいの場所だったのに・・・。3時になっても気配がない。これ以上待って、また時間食って遅くなったら、それこそヤバいので戻ることに。

GPSではないのでテキトーです

滑ってきた尾根に登り返すとロスになると考え、小船から車道に出て、車道を辿って中の湯に戻ることにした。小船からコルに向けて少し登ったところで、作業道のようなものに当たり、それを辿って旧道に出た。ここでシールをはずすが、旧道は斜度がなく、ほとんど平坦なラッセル。雪崩斜面も何か所かあり、車道を歩くのはあまりお勧めではないようだ。白谷山や焼岳の南面を観察できたのが、唯一の収穫だった。尾根を回り込んだところで携帯が通じた。結局、トマのみなさんは登った尾根を滑り、だいぶ前に中の湯に戻っていたようだった。読みははずれていたのでした・・・。

色々と反省の多い山行きとなりました。デビュー戦の選択ミス・・・。隊が離れた場合の打ち合わせ不足・・・。トマさんにはご迷惑をおかけしました。この場を借りて再度陳謝。もしまた同じメンバーで同行する時は、成長した姿をお見せすることができると思っております。

中の湯はぬるめなので、ゆっくり入れます。入浴料は700円ですが、駐車場代もと思えば安いもんですな。安房山、近いうちにリベンジしたいところです。小船もいいとこでした。次はビーコン練習するぞ!



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