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八甲田山 山スキーロープウェイ〜箒場ルート〜小岳〜箒場岱
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今年のGW東北スキー旅行第2弾は、ロープウェイからの箒場岱ルートに小岳のオプションを付けた。八甲田振興協議会が指定するルートだけだとアッサリ終わってしまい物足りないが、オプションを付けることによって充実したものとなる。天気は出だしは雲が多かったけど、それもすぐになくなり、あとはずっと良いお天気になった。八甲田の中で小岳が一番良い斜面を持ってるなあ・・・。眺めもいいし。
昨日よりも良い予報になったので、八甲田メインディッシュと位置付けておいたルートに繰り出すことに。しかし、朝になるとK野邸から見える八甲田は昨日と同じで、山頂あたりには雲がかかっていた。予報は回復傾向なので、信じて決行!ロープウェイの始発は大混雑になるというので、早めの出発。その甲斐あって、一番乗りで始発を待つことに。久しぶりにロープウェイが動くということでか、運行直前には長蛇の列となった。ここ2日は強風でロープウェイは運休となった。今日も風が強めで、減速運転していた。運休にならなくてよかった・・・。
一番にロープウェイに乗り込んだので、降りるのは一番最後。山頂駅を出ると風が強くて寒い。箒場岱ルートの滑り出しは赤倉岳と井戸岳のコル。通常は稜線伝いに行くみたいだが、風が強いので谷経由で。田茂萢岳の北側を進み谷に滑り込む。小さい谷を横断したところでシール登高。もうひとつ沢を乗り越し、尾根を乗り越し、赤倉岳・井戸岳のコルに登り上げた。
2日前に降った雪が針葉樹に着き、真冬に逆戻りしたような景色。八甲田は残雪の時にしか来たことないので、いつか厳冬期に訪れてみたいと思った。いつの間にか空も青くなり気持ちが良い。風は強い。コルでシールをはずし、箒場岱ルートへと滑り込む。
稜線からしばらくは台地状の斜面。少々ビミョーな雪・・・。でも、怖い雪ではないので楽しめる。しばらくで右の沢を横切り、隣の台地へと乗り上げる。指定のルートだと、このまま箒場岱まで滑ることになるが、それではあっという間に終わってしまい、物足りない。ここから高田大岳に登ることも考えていたが、樹林が濃くて登れそうもない。逆に小岳の真っ白い斜面がおいでおいでと呼んでいた。
八甲田山全般に言えることだが、地形図だけではルートが決められない。地形図では良さそうに見えても、そこが密林地帯だと滑ることはもちろん、登るのも難しい斜面がたくさんある。行けるかどうかは、実際に見てからってことになる。概して八甲田は、風上が針葉樹の密林で、風下は無木立純白斜面になっていることが多い。
シールを着けて登り返す。高田大岳の西のコルに登り上げるつもりだったが、小岳に詰め上げる沢がしっかり埋まっていたので、こちらにルート変更。なかなか雰囲気の良い沢。登りやすくて効率的。この谷、けっこう滑った跡がたくさんある。良いってこと、みんな知ってるんだなあ・・・。”八甲田おたく”は大勢いそうだし。
小岳山頂は風強し・・・。でも、眺めはいいです。大岳や井戸岳・赤倉岳が良い角度で見える。平原越しの南八甲田もいい。高田大岳はカッコはいいけど、汚いヒゲ面みたいでイマイチ・・・。山頂にいた人はみんな睡蓮沼の方に滑って行った。遠近感がマヒしそうなくらいの、無木立大斜面だ。
風が強いのでとっとと滑ります。ボクたちは登ってきたところを滑ります。反対側の無木立大斜面とは少し趣が違い、起伏のある斜面のあと沢に滑り込む。スケール的には及ばないが、こっちの方が楽しく滑れる気がする。このまま沢なりに滑り、箒場ルートと合流。樹林がブナになったところで中休止。ホッコリできる場所だ。
休んでいる間にどんどんと上から降りてくる。ちょうど15時のバスのタイミングか。あんまりホッコリしてバスに乗り遅れたらえらいこっちゃなので、ボクらも根付きそうな体を起こした。箒場ルートの下半分は雪融けが進み、埋まっていた灌木が起き始めている。ヤブをかいくぐりながら滑るので、はかどらない。箒場岱まではギリギリ雪がつながっているという感じだった。そんなこんなで時間を食い、バスの出る5分前に到着。間に合って良かった・・・。
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