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八甲田山 山スキー


ロープウェイ〜箒場ルート〜小岳〜箒場岱




 エリア  八甲田山
  山行日  2010年5月2日(日)
  天気  くもりのち晴れ
  ジャンル  山スキー(テレマークスキー)
  メンバー  K野×2、T世
  温泉  かっぱの湯(390円)


今年のGW東北スキー旅行第2弾は、ロープウェイからの箒場岱ルートに小岳のオプションを付けた。八甲田振興協議会が指定するルートだけだとアッサリ終わってしまい物足りないが、オプションを付けることによって充実したものとなる。天気は出だしは雲が多かったけど、それもすぐになくなり、あとはずっと良いお天気になった。八甲田の中で小岳が一番良い斜面を持ってるなあ・・・。眺めもいいし。

ロープウェイ上(9:15)⇒登り返し点(9:40〜55)⇒井戸岳・赤倉岳コル(10:50〜11:10)⇒小岳への分岐(11:30〜12:00)⇒小岳(13:10〜35)⇒箒場岱(14:55)

昨日よりも良い予報になったので、八甲田メインディッシュと位置付けておいたルートに繰り出すことに。しかし、朝になるとK野邸から見える八甲田は昨日と同じで、山頂あたりには雲がかかっていた。予報は回復傾向なので、信じて決行!ロープウェイの始発は大混雑になるというので、早めの出発。その甲斐あって、一番乗りで始発を待つことに。久しぶりにロープウェイが動くということでか、運行直前には長蛇の列となった。ここ2日は強風でロープウェイは運休となった。今日も風が強めで、減速運転していた。運休にならなくてよかった・・・。

ロープウェイ駅から歩きだす 井戸岳コルへ登り返す

一番にロープウェイに乗り込んだので、降りるのは一番最後。山頂駅を出ると風が強くて寒い。箒場岱ルートの滑り出しは赤倉岳と井戸岳のコル。通常は稜線伝いに行くみたいだが、風が強いので谷経由で。田茂萢岳の北側を進み谷に滑り込む。小さい谷を横断したところでシール登高。もうひとつ沢を乗り越し、尾根を乗り越し、赤倉岳・井戸岳のコルに登り上げた。

小尾根に上がると展望が開ける 井戸岳

2日前に降った雪が針葉樹に着き、真冬に逆戻りしたような景色。八甲田は残雪の時にしか来たことないので、いつか厳冬期に訪れてみたいと思った。いつの間にか空も青くなり気持ちが良い。風は強い。コルでシールをはずし、箒場岱ルートへと滑り込む。

先日の雪がエビのシッポになっていた 雪も白くて真冬みたい
いい感じです 赤倉岳の方だったか・・・?

稜線からしばらくは台地状の斜面。少々ビミョーな雪・・・。でも、怖い雪ではないので楽しめる。しばらくで右の沢を横切り、隣の台地へと乗り上げる。指定のルートだと、このまま箒場岱まで滑ることになるが、それではあっという間に終わってしまい、物足りない。ここから高田大岳に登ることも考えていたが、樹林が濃くて登れそうもない。逆に小岳の真っ白い斜面がおいでおいでと呼んでいた。

高田大岳と雛岳 箒場岱ルート滑り出し

八甲田山全般に言えることだが、地形図だけではルートが決められない。地形図では良さそうに見えても、そこが密林地帯だと滑ることはもちろん、登るのも難しい斜面がたくさんある。行けるかどうかは、実際に見てからってことになる。概して八甲田は、風上が針葉樹の密林で、風下は無木立純白斜面になっていることが多い。

カンバは感じが良いが・・・ ヒゲのそり残し斜面で休憩

シールを着けて登り返す。高田大岳の西のコルに登り上げるつもりだったが、小岳に詰め上げる沢がしっかり埋まっていたので、こちらにルート変更。なかなか雰囲気の良い沢。登りやすくて効率的。この谷、けっこう滑った跡がたくさんある。良いってこと、みんな知ってるんだなあ・・・。”八甲田おたく”は大勢いそうだし。

小岳への沢を登る 同左  上から

小岳山頂は風強し・・・。でも、眺めはいいです。大岳や井戸岳・赤倉岳が良い角度で見える。平原越しの南八甲田もいい。高田大岳はカッコはいいけど、汚いヒゲ面みたいでイマイチ・・・。山頂にいた人はみんな睡蓮沼の方に滑って行った。遠近感がマヒしそうなくらいの、無木立大斜面だ。

小岳からの高田大岳 井戸岳&赤倉岳

風が強いのでとっとと滑ります。ボクたちは登ってきたところを滑ります。反対側の無木立大斜面とは少し趣が違い、起伏のある斜面のあと沢に滑り込む。スケール的には及ばないが、こっちの方が楽しく滑れる気がする。このまま沢なりに滑り、箒場ルートと合流。樹林がブナになったところで中休止。ホッコリできる場所だ。

大岳 高田大岳の東面は別の山みたい

休んでいる間にどんどんと上から降りてくる。ちょうど15時のバスのタイミングか。あんまりホッコリしてバスに乗り遅れたらえらいこっちゃなので、ボクらも根付きそうな体を起こした。箒場ルートの下半分は雪融けが進み、埋まっていた灌木が起き始めている。ヤブをかいくぐりながら滑るので、はかどらない。箒場岱まではギリギリ雪がつながっているという感じだった。そんなこんなで時間を食い、バスの出る5分前に到着。間に合って良かった・・・。

シャトルバスでロープウェイの駅に戻る。路駐がたくさんしてあった。今日の温泉は青森市の郊外まで降りてかっぱの湯。そのあと青森市街へ。”お○な○食堂”へ。美味しいはずだったが、最近テレビで紹介されてお客さんが増え、量も質もガタ落ちになってしまったみたい。接客態度も最悪。流行りは今だけだろうし、転がり落ちるように破滅への道を進みそうです。わからんけど・・・

前日(高田大岳)へ  翌日(櫛ヶ峰)へ


フリーハンドです




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