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風吹大池 紅葉ハイキング![]() 小敷池
秋の一大イベント”体育の日3連休”なのに、風吹大池だけに終わってしまった・・・。ホントは2泊3日で沢納めだったけど、あの予報ではなあ・・・。沢納めができなかったのは残念だったけど、風吹大池は風吹大池で楽しかったし、天気良くて紅葉キレイだったので、それはそれでヨシ!
内陸は快晴だが、日本海側は予報悪い。朝起きてアメダスチェックすると、まだ平岩では降っていた。こんな時は天気の良い方面に鞍替えすることも多いけど、今回は8名の大群。鞍替えすること自体が面倒臭い。風吹大池に決めた時点で鞍替えは考えてなかったけど・・・。風吹大池と心中です。後になるほど天気はマシになりそうだったので、出発時間だけは遅らせた。
Kりー号で7人乗って白馬まで。白馬でこーちゃん拾って8名で土沢の登山口へ。8人が1台で乗れるってことはスバラシイことです。デリカ壊れたらアルファードにしようね!Kリー。駐車場は10台くらいいた?3連休唯一の晴れ予報の今日にしては少ないのか・・・?こういう里山(ではないが)系は土日と平日のお客さんの差が少ないからな。
ゾロリゾロリと登り始めます。だれも先頭行きたがりません。紅葉は登山口(約1100m)で色付き始め。少し登ると平均台風尾根。右には温泉が湧き出ていて、川が白くなっています。スキーで降りてくる時は、この尾根に乗るのが難しい。わたくしヘマこいて1本右に行ってしまって、深い沢を横断イタシマシタ。蟻地獄でした。
ブナの出始めは3分くらいの進み具合。天気はというと、雨は上がってるけど、空は湿っぽい雲に覆われている。タラタラ登ってるうちに晴れてこないかな・・・と淡い期待。淡い期待は濃くなってきて、青空がのぞくようになってきた。ブナにも薄日が当たるようになり、鮮やかさが増してきた。
今日はゆるゆる紅葉ハイキング。みんなあちこちで立ち止まっては写真を撮ったりしています。ガッツリ系の塩Gは先に行っては腕組みして後続を待つ。abuちゃんは風吹大池でみんなと分かれて、白馬大池まで行く予定。あまりのダラダラぶりに焦ってたかもしれません・・・。こーちゃんはこのペースをいいことに、キノコ採りに没頭。姿は見えないことが多いけど、鈴の音だけは聞こえていました。
そんなこんなで晴れてきました。同時に紅葉も進んできました。ブナは紅葉も新緑も雪の時もいいですね。ダケカンバもしかり・・・。ナナカマドは紅葉だけ脚光を浴びます。ナナカマドのヤブ漕ぎは嫌いだ。シャクナゲは一年中黒いし、ヤブ漕ぎも手強いから嫌いだ。
ブナ林の一番上くらいで紅葉8分咲き。全部染まるよりも、少し緑が残るこれくらいの方が、グラデーションみたいになってきれい。天気も願ったり叶ったり。こんなに快晴になるとは思わなかったなあ・・・。このあたりのダケカンバはすでに葉っぱは落ちてしまっていた。
風吹山荘到着。のんびりしたわりには2時間20分で着いた。十分遅いか・・・。いーんです今日は。あじゅちゃん主役ですので。池を左回りで回るように進む。草原はやや濃い目のゴールデンレトリバーと化しています。天狗原方面との分岐で、名残惜しいけどabuちゃんとお別れ。
abuちゃんは今日これから白馬大池のテン場まで。出発遅らせてしまったので、忙しくなってしまいました。でも、ちゃんと晴れたからいいですよね!明日は白馬岳を越えて大雪渓を下る予定。いってらっしゃいませ。木道を一人早足で離れていくabuちゃんの背中に哀愁を感じずにいられません。残った7人はとりあえず池巡り。
風吹天狗原の東端からは、風吹大池を見下ろすことがでます。すでにカンバの葉っぱは落ちてるけど、骨骨の演出があります。白く浮かび上がってキレイです。残り物の赤や黄が点々としていて、紅葉真っ盛りではないにしても、それなりにキレイだと思えます。
風吹大池はこれで4回目。そのうち2回はスキー。あと1回は登山口よりも下が紅葉してる頃。その時はもう冬枯れの風吹大池だった。時々人とすれ違いうけど、お客さんは少ない。ここは北アルプスであって、北アルプスではない領域。登山口からして里山だし、道中は完全に小谷の里山。風吹大池にしても北アルプスとは趣が違うしな・・・。北アルプスでも主稜線をはずれ、標高が2000mを切ると、北アルプスっぽい北アルプスではなくなる。里山チックになってくる。
ここは火山。池は噴火の名残。このあたりには池と名の付くものが4つあるのかな。神ノ田圃なんかも過去は池だったのが、湿原になってしまったんでしょう。その中でダントツで大きいのが風吹大池。そして、一番パッとしないのが科鉢池だった。見え方が悪かったのかもしれないが・・・。
1時を回りました。お腹減りました。ランチは風吹大池のほとりでとる予定。お腹は減りましたが、せっかくなので寄っておきましょう。血ノ池と神ノ田圃へ。オアズケ食らった塩Gとおとやさんの顔には不満の文字が見て取れました。血ノ池は何となく赤くも見えるけど、どっちかというとどす黒い感じ。静脈のほうかな。近くでみるとグロいけど、水が黒いぶん周りの景色が池面に映る。遠目に見ると趣のある池です。
血ノ池を過ぎて、さらに進むと湿原が。ここが神ノ田圃。ただの湿原でした。終点まで行くと地塘がポコポコとあり、段々田圃になっていました。遠ければ行く価値があるかというと疑問だけど、このくらいの距離なら行って損はないでしょう。通常なら時間も余るでしょうから。
このエリア4つ目の池が小敷池。池はバスクリンがガバッと出て入れ過ぎた感じの濃い緑。その湖面にカンバの骨骨や赤や黄色が映ってとてもきれいでした。枯山水をカラーにした感じ。枯山水と書いたけど、いったい枯山水とは何・・・?と思い、ウィキペディアでしてみると・・・ 枯山水は水のない庭のことで、池や遣水などの水を用いずに石や砂などにより山水の風景を表現する庭園様式。例えば白砂や小石を敷いて水面に見立てることが多く、橋が架かっていればその下は水である。石の表面の紋様で水の流れを表現することもある。 だとさ。全然違った・・・。水墨画みたいなヤツだと勝手に思い込んでました。水は豊富です。木も草も生えまくり。橋は架かってません。水墨画みたいなやつは何だったっけ・・・?それをカラーにした感じ。まあいいや。
とくに期待していなかったところで、こんな景色に出会えると得した気持ちになります。良いところは色々とありましたが、風景の部としては本日ナンバー・ワン!こんなのがあるのにメジャーにならないというのは、やっぱり山域がマイナーだからかなあ・・・。確かに穂高のような派手な紅葉ではないからなあ・・・。こういう穴場的紅葉スポットは、ありとあらゆるところに眠っているんだろうと思われます。そんな穴場を探し当てることに喜びを感じる年頃になってきました・・・(?)。
腹減った!メシメシ!最初からこんなに晴れるとわかっていれば、もっと派手なランチを企てたんだが、予報が予報だっただけに、ちょっと控えめになってしまいました。それでも、なんだかんだと円の中心につまみが置かれ、置かれないものは回ったりしています。自給自足生活を送っているこーちゃんにもらったキノコを、インスタントラーメンに投入すると、インスタントだけど、インスタントラーメンではなくなります。網で餅を焼いてキノコ雑煮をしている人もいました。
偶然出会った亀山さんと高田さんとも、ここでお別れ。蓮華温泉へと下るようです。帰りは東向き斜面で、すでに日没状態。紅葉を楽しむよりも、ぬかるみに神経を奪われ、ゲーム感覚で降りることができました。誰も泥まみれにならず残念・・・。駐車場に着いて待つこと20分で、狩沢さんと深俣さんが降りてこられました。お疲れ様でございました。”あじゅちゃんまた行こうね!カーリーほっといて”はabuちゃんの別れ際のセリフ。あじゅちゃん”お手柔らかに・・・・”と言ってましたね。 北小谷の道の駅にある温泉で温泉です。とっとと温泉から出て、キャンピングカーに乗り込みます。T世さんの知り合いの元八百屋さんです。北海道に行った時に初めてお会いして、今回が2回目だったけど、初めて会った場所が北海道ということで、会話は弾みます。30分ほど話し込んだらみなさん温泉から出てきました。 以上。
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