スキー場の隣の尾根を滑るという、いかにも「バックカントリー」的な前山滝沢尾根。この手のルートは山に行った気がしないので、あまり好きではない。ルートは短くても、田舎の小さな集落から登って、登った分だけ滑るというのが好き。そうはいってもお手軽なので、ついついバックカントリー的なルートに走ってしまうのだが・・・。でも、今日の前山は思いがけず天気が良くて心地よかったですわ・・・。
スキー場トップ(9:55)⇒前山(11:30〜12:05)⇒スキー場(13:35) |
|
この週末は中距離遠征に行く予定でした。しかしながら、天気予報はビミョーなマークが並んでおりまして、中距離遠征はやむなく中止。初めていく山、ロケーションがメインの山は、やっぱり晴れてもらわなくては!天気が良くない日は、何度か訪れている山に行くというのが、最近の傾向であります。
そんな傾向にのっとって、本日は定番中の定番、妙高前山滝沢尾根にやってきた。定番中の定番と書いたわりに、前山は実に5年ぶり。ボクのテレマーク元年に来て以来。今日も7人(途中合流1名含む)という大所帯でやってきました。今シーズンは大所帯で来ることが多いなあ・・・。
妙高に着くと天気は意外と良く、妙高本山は雲の中だったけど前山は見えていた。小雪の滝沢尾根を想像していたが・・・。ま、晴れるにこしたことはない。スキー場からルートがバッチリ見えるので、実物と地図を見比べながらKリー&Fちーと事前講習。ゴンドラとリフトを乗り継いでゲレンデ最上部へ。前日の午前中、関山で新雪30センチ積もったはずだけど、硬い雪の上にある新雪は10〜15センチほど。丸一日で半分に縮んでしまった。
トレースはあったけど、ストックの跡を見る限りでは、入っている人は少なそう。気持ちの良いブナ林を抜け、カンバの疎林の斜面を登っている時、右の尾根を聞き覚えのある掛け声と共に滑る黄色いジャケット。先に来て1本滑っているこーちゃんでした。とっても気持ちよさそうに滑っておりましたわ。尾根が痩せる手前で休憩したとはいえ、山頂直下で追い付いてきた。さすが中高年だいぶ手前。
|
山頂は賑わっていました |
ノートラックの滝沢尾根滑り出し |
山頂には富山から来たという団体さん。それ以外には2人いただけだった。どうしたことか今日はツアー客はいないようだ。着いた時は滝沢尾根はまだノートラックのまっさらな雪。貪欲なDr.Kは一番乗りを狙ったが、それを許すまいと富山の貪欲なおじさんが一番乗り。風が強くてゆっくりしていられない前山山頂が多かったが、今日は風が弱くて日差しがあり、とてもポカポカまったり山頂だった。
さてさて、滑りとなりますが、薄い新雪の下には堅い雪。抑えて滑らないとオーバースピードになってしまいます。底なしパウダー滑りに馴染んでしまった今シーズン、底があると制動が利きません。底がないつもりでヒョコヒョコ滑ってたら、何度か堅い雪が割れて前転。今日はいっぱいコケたなあ・・・。今日はゲレンデ滑るように滑らなければいけませんでしたな。こーちゃんは終始上手に滑っていました。
|
盛ったような山 後の人たちは別グループ |
疎林斜面とT世さん |
|
このあたりロケーションは最高! |
沢筋は溜まり雪があって快適 |
逆に底なしパウダーで撃沈していたKリーだが、前回の黒姫に続き底ありパウダーは調子よく滑っていた。ヒューヒューうるさいぐらいに・・・。Fちーは相変わらず恐いもの知らずの滑り。いつものようによく転んでたけど、攻めの転びなので上達は早そうです。N川さんはコツコツと。Dr.Kはさすがですな。T世さんはいつも通りギャーギャーとよくまくれてました。
登っている時は一進一退する寒気で、妙高は晴れゾーンと雲ゾーンの境目。滑るころから晴れゾーンの勢力が強くなり、最後にはほぼ快晴になった。そんな天気だったので、滑っている途中でまったり中休止。滝沢尾根は時々やぶっぽいとこもあるけど、適度な樹間でとても楽しい。最初以外は斜度もコンスタントなので、初心者を連れてくるには良いルートだ。時間も短いし。
帰り(?)に中郷インター手前のニューミサという飲み屋ではなく食堂でラーメン大会。Dr.K推奨のお店。濃厚味噌スープとボリュームがセールスポイント。3時頃という中途半端な時間だったにもかかわらず、そこそこお客さん入ってたので、評判の良い食堂なんでしょう。スキーも胃袋もおなかいっぱい。帰りの中野⇔更埴は眠かった・・・。
 |
GPSではないのでテキトーです |
|