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大渚山周回 山スキー北面狙ったが、またもや敗退・・・ これで3連敗
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これまで2度挑みながら、2度とも失敗に終わっている大渚山北斜面。正確には北西斜面。真北の急斜面を滑る記録もあるが、ここはやっぱりテレマーク。北西に伸びる台地状のマッタリ系斜面に魅力を感じるのです。過去2度はラッセル深くて時間切れ敗退。大草連から登って、北西斜面滑って、登り返して南面滑って、大草連に戻るプランだった。今回は北西斜面だけに狙いを絞り、小谷温泉から入り、小谷温泉に戻るプランで挑んだ。結論から言うと、今回は天気悪くて敗退・・・。ロケーションが楽しみなのに、視界不良では・・・。
予報は曇りベース。しかし、朝からよく晴れていた。大町ではマイナス15度まで下がったみたいだ。白馬までは晴れていたが、小谷温泉あたりはしぶとく寒気の雲が出たり引っ込んだり。小谷温泉手前のスノーシェードに車を置く。なんで栃の木亭まで入れてくれなくなったんだろう・・・・?時間短縮にもなるし、駐車スペースの心配もないのに。
先客はいなかったが、前日のものと思われるスノーシューのトレースが、地図上の夏道に沿って付いていた。ラッセル覚悟だったが、こりゃもうけもん!ところが大木のあるところでトレースは終わり。ここで引き返していたみたいだ。ここからラッセルになるが、思ったほど深くはなく、膝下程度のラッセル。こーちゃんと2人でラッセルを回した。
鎌池付近で林道に出る。天気は徐々に良くなっている感じ。林道からは特異な形をした大渚山が望めた。待っておれ!湯峠からは尾根を進む。いつの間にか大渚山はガスに覆われてしまった。肩から先は樹林がなくなるが、ホワイトアウト状態になってしまった。真っ白の中、頂稜を西へと進むと、見覚えのある雪庇の形。大草連から登り付くところだ!さすがに何度も来ているので、雪庇の形で場所を特定。それでも勘違いしてたら困るので、さらに西に進んで三角点のある西端のピークを確認しに行った。
さあ、どうするべ?真っ白けの中を北西斜面に滑りこむのはリスク高い。ミスった時のリカバリーが大変そうだし。何よりロケーションを楽しめないのは不本意。ということで、あっさり今回も北斜面敗退となった。代替え案はいくつか上がったが、結局は南面を滑って、左岸尾根を登り返し、1300m平原から熱湯に滑ることにした。
いつも重重で雪が良かったことのない南面が、今日は良質のパウダー。あっさり敗退を決めた理由のひとつでもある。ただ、たくさん雪が降ったと思ったが、意外とヤブは埋まっていない。そういえば、小谷温泉を白馬の積雪の差が少ないなあ。いつもなら差は歴然としているのに。小谷温泉はあまり降ってないのかなあ・・・?でもまあこのくらいなら、程よい障害物競争で楽しい。1100mに近くなり、滑るのをやめて尾根に取り付く。30分ほどで大三角形下の雪原に登り上げた。
またもや北西面敗退となってしまったが、今日のところはルート変更してそれなりに楽しむことができた。大渚山は高いわけでもなく、目立つわけでもないが、ポテンシャルは高いと思う。こうなったら北西面だけでなく、外周を全部探ってみたくなった。大渚山を知り尽くすのも面白いかも。
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