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月山 八合目弥陀ヶ原より


標高差はないけど横が長くてウンザリ・・・お花畑はなかなか!



 山域  東北 月山
 山行日時  2011年7月18日
 登山形態  ハイキング
 天気  晴れ
 メンバー  T世
 温泉  やまぶし温泉ゆぽか(400円)

春山スキーでは何度かお世話になっている月山。夏はどうなってるんだろう・・・?ということで、きのうまでの朝日連峰(こっちが本命)のオマケとして夏の月山を組み入れた。ルートも姥沢ではなく、北側の弥陀ヶ原とした。地図で見る以上にタラーッとした印象でした。

八合目駐車場(5:20)⇒登山道入り口(5:55)⇒仏生池小屋(7:50)⇒月山(9:30〜10:10)⇒仏生池小屋(11:15)⇒登山道入り口(12:15)⇒駐車場(12:35)

きのうおとといの朝日連峰から降りてきて、月山八合目の駐車場まで登って車中泊。この時期下界での車中泊は厳しいものがあります。夜中に寝てて熱中症になってしまいそう。八合目まで上がっての車中泊は暑さとは無縁の世界。フリースのブランケットだけでは寒いくらいでした。早朝4時ごろに駐車場整理の係員の笛なんかで目を覚ます。朝からかなりの賑わいです。

 
弥陀ケ原の地塘群は「いろは四十八池」 登山道に入る
 
仏生池小屋前の雪渓周辺は花真っ盛り 写真ではわかりませんな

天気は今日も晴れ。今年の海の日は大当たりです。カップラーメンを食って出発。最初は弥陀ヶ原の散策路。池塘群があり、「いろは四十八池」と名が付いてます。「四十八池」は志賀高原にもあるし、北アの烏帽子岳にもあるし、「四十八」には「たくさん」の意味でもあるのでしょうか・・・?トキソウとやらがいっぱい咲いていました。

このルートは標高差が600mあって、それを5キロ近くの水平距離で登ることになる。平均斜度は7度くらいってことになる。スキー場の初心者コース以下の斜度ですな。歩けど歩けどダラダラで、山頂は遥か彼方。中間にある仏生池小屋でさえ遠かった。


チングルマが満開でした!

ダラダラ登りで単調ではあるものの、景色や花は絶品です。仏生池手前の雪渓が後退中のところが一番の見どころでした。ちょうどチングルマが真っ盛りで、お花畑は大賑わい。チングルマの花が全部こっちを向いているもんで、なおさらチングルマ色が濃かったように感じました。他にも夏山の定番となっている花はだいたい咲いていました。

月山山頂から弥陀ヶ原にも滑ってみたいとおぼろげに考えています。平均斜度が10度以下だと、雪が悪ければまともに滑ってはいかないでしょうな。でも、スカッ晴れの中をタラーッとターンもせずに滑るのは気持ちよさそうだ。まあ、どこまで車で入れるかとかは全くわからないわけで、これからリサーチしていくとこであります。その前に肘折温泉に行かねば。

朝日連峰のコースタイムも厳しかったけど、ここ月山のコースタイムも渋いです〜。駐車場から2時間くらいのコースタイムのはずなのに、2時間以上かけてやっとこさ半分の仏生池小屋。コースタイムの倍以上かかっているわけですが、要因としてはコースタイムが厳しいことの他に、歩くのが遅い、そして写真の撮り過ぎがあげられます。

 
これが仏生池か・・・ お地蔵さん暑そう・・・
 
いいとこにあった 仏生池小屋
 
石畳 大雪城の雪渓と蔵王あたり?
 
もうすぐ山頂 何があるや?

登山客の層が多様なのも月山の特徴でしょうか。立山雄山や乗鞍岳しかり。家族連れや観光の延長で登ってくる人が多かったです。あと白装束。出足も遅いように思いました。白装束の人たちは早かったけど。なでしこジャパンのワールドカップ決勝があったからかなあ・・・。それは考え過ぎかな。まあ、地元の人の中にはいたかもしれませんな。


白装束の人たちは絵になります

やっとこさ山頂です。月山の一番高いところは「月山神社本宮」となっていて、そこに入るには500円の祈祷料を払わなければいけませんでした。山頂は何度もスキーで来ているのでパス。そういえば大雪城を滑るテレマーカーがいました。山頂まで板を背負って、大雪城だけ滑って背負って下る・・・。うーん、オツカレサマ。

 
頂上直下にある頂上小屋 夏はこうなってるのね

山頂付近からは昨日登っていた朝日連峰がイマイチ見えません。朝日連峰が見えるところまで南下。馴染みの姥ヶ岳からのルートが眼下。な〜んだ・・・こっちは随分近いなあ。道中は楽しいのかなあ・・・?機会があれば姥ヶ岳からも歩いてみたいところ。朝日連峰は今まではまとめて朝日連峰だったけど、今日はひとつひとつのピークを言い当てることができた。やっぱり登ったら覚えます。


きのうまでいた朝日連峰


姥ヶ岳と湯殿山  こっちの方が断然近いなあ・・・

山頂付近に戻って少し休憩。短いと思っていたから食糧不足。おなかが減っていたわけではないけど、なにかオヤツみたいなのが欲しかったなあ・・・。あとビールと。下山は時間的には登りよりも早いけど、長〜く感じたなあ・・・。素晴らしい景色なのですが、ずっと変わり映えしないから。半分でいいなぁ〜。


頂上台地


木道は右側通行

月山とならんで春に足を運んでいるのが鳥海山。鳥海山の夏山も興味津々です。季節的には初夏がいいんでしょうかね。まあ、海の日が現実的ってもんでしょうか。その前に鳥越川に行かねば!東北も行きたいところがたくさんあって困ります。ノーチェックの山もたくさんあるはずだし。


帰りも長かった

下山する頃になって雲が増えてきたかな。南海上に強力な台風が控えているようです。しかしまあ3連休はよく晴れてくれました。おかげで初朝日と初夏月山を堪能することができました。お昼には下山してて、あわよくば明るいうちに家に着くかと思いきや、しっかり夜の10時になってしまいました。おしまい。





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