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奇妙山&尼巌(あまかざり)山 ハイキングうっすら雪をかぶった火打山と焼山
きのうは蝶ヶ岳でプチ雪山を楽しみ、一転して今日は信州松代の里山である奇妙山&尼巌山へ。展望が開ける場所はごく一部しかないのですが、善光寺平ごしの北信五岳、松代の街と皆神山と北アルプスの面白い景色を見ることができました。一部で興ざめは杉林になるものの、ほとんどが感じの良い広葉樹の尾根歩き。真冬に雪化粧した北信五岳と北アルプスを見に来るのもアリだと思います。
奇妙山が面白いみたい・・・とT世さんが言っていたので調べてみました。松代といえば阿蘇の米塚を思わせるお椀のような皆神山ですが、奇妙山は松代の街の北にあります。そして、尾根続きで尼巌山(あまかざりやま)という山があるようで、せっかくなので縦走する予定にしてみました。
きのうの蝶ヶ岳は素晴らしかったけど、何故か不完全燃焼気味。もうちょっと負荷が欲しかった・・・?その代わりではないけど、松代まで自転車で行くことにした。距離は60キロちょいとたいしたことはないけど、一生懸命漕いだので疲れた。7時過ぎに出発して、松代のツルヤでT世さんと10時に待ち合わせ。自転車データは一番最後に。
色々と道があって、尼巌山と奇妙山をどうつなぐかで悩んだが、王依比賣命神社から尼巌山に登り、奇妙山まで縦走。下りは岩沢集落に降りることにした。登山口と下山口が違うので自転車をデポろうと岩沢集落に行くが、いい感じの集落だったので自転車は置かずに歩くことにした。距離も1.5キロ程度だし。
王依比賣命神社の鳥居のスペースに車を止める。尼巌山登山道の標識あり。今日のルートは「奇妙山・尼巌山トレッキングコース」ということで、標識などちゃんと手が入っているようだ。神社の右手から登山道に入る。尾根は残り物の紅葉が明るい。平らだったのが徐々に斜度が出てきて、南尾根コースと北尾根コースとの分岐。北側は地形図には載っていない。予定通りに南尾根コースを進むと、さらに傾斜が強くなる。そして岩場に突き当たる。ところどころにクライミングのルートが拓かれているようだった。岩場をぐるっと右から回り込んで、岩沢への道を合わさると、あとは尼巌山山頂に向けて一気登り。
山頂直下に松代の街を見おろす展望台があった。絶景なり!尼巌山山頂には親子連れの団体さんがいた。山頂は広いけど展望は北側のみ。ただ、その展望が面白かった。善光寺平越しの北信五岳がいい感じ。順番は「ま・み・く・い・と」だったけど・・・。北信五岳に雪が積もったら、展望はもう1ランクアップかも。
松代まで自転車で来たおかげで遅い出発となってしまった。歩き出しは太ももとフクラハギがシビレ気味だったけど、歩くにつれてだんだんと山歩きモードになってきたみたいだ。歩けば歩くほど楽になっていった。奇妙山までの間は地形図に載っていないし、ガイド本とも道の付き方が違ったりして、いかにも里山チック。
ずっと展望ナシの尾根だったが、ビューポイントの高見岩へ。ここは松代の街を皆神山、そして背後の北アルプスの展望が抜群!とくに箱庭のような松代の街を見おろす感じが面白かった。天気予報は晴れマーク1つだった。晴れには違いないけど、どうもシラ〜ッとしてスッキリしない。ただ、このモヤっぽさが良い味を出している。
高見岩から緩急を繰り返しながら尾根を辿ると奇妙山。山頂はほぼ樹林に覆われているが、ここも北信五岳方向だけ開けていた。ただ、展望は尼巌山からと同じような感じ。わざわざ奇妙山まで登ってくる意味はないように思った。今日歩いたルートで展望が開けるのは尼巌山、高見岩、奇妙山の三ヶ所のみで、この三ヶ所を足しても360度にはならない。まあ、それでも見たい方向に開けてくれているのでありがたい。また、奇妙山には岩場があるようだったが、どうやら東側の滝本から登ってくるルートの途中にありそう。滝本の登山口は他と離れているので、それこそ自転車を使うか、車2台で来る必要がありそう
下りは1時間かからずに岩沢集落へ。集落は山裾のかなり高いところにあり、松代の街を見おろせる。また、北アルプスもパノラマで広がっている。いいとこだけど坂がキツイので住むのは大変だろうな・・・。王依比賣命神社までの道中は終始のどかな山里で、山にいる時よりもたくさん写真を撮ってしまった。尼巌山や奇妙山もしっかり見えていたしね。
車に戻って加賀井温泉に行ってみる。錆び色の湯で回りの溝とか赤茶色に染まっていた。受付のおばさんいわく、洗い場がないので、洗うのなら松代荘へ、とのこと。さすがに山の後なので洗えないのは辛い。受付のおばさんの良心的なアドバイスに従い、松代荘に行った。濃い赤茶色の湯は落ち着かなかった。 自転車データ 安曇野市から長野市松代
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