山登りのページTOP 山行記録 山スキーのページ 沢登りのページ 北アルプス全山縦走 南アルプス全山縦走 リンク PLOFILE

山登りのページ 山登りのページ



中西山 残雪ハイキング


麓がいいのは織り込み済みだったが、稜線の良さは予想外


中西山の稜線から北の展望


 山域  信州 北信
 山行日時  2011年5月15日
 登山形態  ハイキング
 天気  晴れ!
 メンバー  Gミー、abuちゃん、塩G、N畑、K10、K平、100瀬
 Tポン、Uっち、シゲQ、H野、M木、T世
 温泉  鬼無里の湯(500円) 熱い

白馬の東側に連なる地味な山並みを俗に東山と呼ぶようです。「東山」という山もあるのに、今回登ったのは「中西山」。さらに北には「奥西山」というのがあります。なんで○西山なんでしょ?まあ、それはどーでもいーとして、白馬側からだと険しいこの山域ですが、奥裾花自然園からだと穏やかな地形となっています。GWに奥裾花自然園が開園するので、それと同時にこのエリアも解禁といったところでしょうか。

観光センター(7:25)⇒登山口(8:05〜10)⇒稜線(9:30)⇒中西山(10:10〜55)⇒登山口(12:20)
奥裾花自然園散策 *** 登山口(14:05)⇒観光センター(14:25)

今日は山岳会の会山行。総勢14名。老若男女品揃え豊富。中西山で14名集まったのがスゴイ!車4台で鬼無里へ向かう。自然園の手前2キロくらいのところにある観光センターに車を置いて、そこからは車道を歩いて登山口へ。ゾロゾロと14人で歩いてるので、それほど苦痛ではない。

 
まずは林道歩きから 登山口到着(自然園入口)

大きな案内板のあるところから登山道へ。天気はこの上ない晴れ。空は濃い青です。緩やかな起伏のあるブナの台地を進みます。ここのブナはとても背が高い。ちょうど新芽が出てきたくらいで、新緑には少し早いかなといったとこ。すぐに雪が出てきて、山頂までほとんど雪の上を歩くことに。思ったより多かった。雪で足がずれると少し腰が痛かったが、昨日までに比べるとかなりマシ。昨日だったら欠席してたと思う。年の割には驚異的な回復だった。

 
ブナの林に入り込みます 丸太の橋のとこ

地面は雪に覆われているので登山道はほとんどわからないが、ほぼピンクテープを追うことでルートはわかる。また微妙に足跡が残っていて、それも参考になるかな・・・。この足跡、別口で堂津岳を目指している2人のものの可能性大。稜線直下までブナ林で気持ち良かった。

 
ここらのブナは背が高いです 稜線直下のカンバ

中西山へは2005年11月にも来ている。晩秋で葉っぱはほとんど落ちていたが、稜線は丈の高い笹が繁茂していて、展望があまりなかったことを覚えていた。そんなこともあって稜線に出たあとはあまり期待していなかった。山麓のブナを堪能できただけで満足・・・とか考えていた。


稜線に出たとこ

ところがドッコイ稜線のロケーションの良いことといったら・・・。笹は残雪でまだ睡眠中で、もちろん木に葉っぱは付いていない。なので展望はそこそこ得られるわけだが、なんかそれだけではない別の要因があるような気がする。天気とか残雪とか色々なものが絡み合っての絶妙な景色なんだと思う。

 
稜線に出たとこ(人間入り) 反対側に1人
 
戸隠西岳 いい感じの尾根です

この尾根の一番北に堂津岳が鎮座。ちょうど裾花川と関川を分ける山。信州百名山だ。登山道がなくて残雪期に登ることになるので、信州百名山の中では難関の一つ。まだ登ったことないけど、まだいいか・・・という感じ。中西山へと高度を上げるにつれて雨飾山、金山、焼山、妙高などが見えてくる。


奥の三角の山は堂津岳


左から雨飾山・金山・天狗原山・焼山

東には戸隠西岳と高妻山が目立つ。西岳は東側から見るほど険しくは見えないが、それでも見たらすぐに西岳かな・・・とわかる。そして眼下には奥裾花自然園。あと、自然園の対岸にある合ノ峰。稜線にだけ針葉樹が生えていてモヒカンみたいに見えたのが印象的。

 
中西山を目指します 葉っぱがないので白馬の山も見える

雪のない時期は丈の高い笹と灌木に囲まれた山頂だった。東側は刈り払われていて、高妻山が良く見えたのは覚えている。でも期待していた西側の白馬方面はモジャモジャで、木に登って写真を撮った覚えがある。今日はどの方角もほぼ丸見え状態。ここにいると、スゴイ景観だけど見慣れた白馬の山々より、新鮮なこの東山の尾根越しの景色に惹かれた。


高妻山と眼下に奥裾花自然園  間にモヒカンのような合ノ峰がある

予定では東山の手前にあるなんとかの耳とかいうとこまでらしい。行ったら行ったでそれは良かったかもしれないが、みなさんここでもう満足しているようだった。あのN川さんが「あそこまで行くわよ!」と言わないくらい・・・。目的地まで行ったとしても劇的に景色は変わらないというのも理由の一つ。でも、なんでだか中西山で満腹中枢が満腹の信号を送ったかのようだった。

 
中西山山頂より白馬の山々 山頂で・・・
 
山頂で 東山へと続く山なみ

みんなから色々なものが配給され、自分の食い物を食べなくてもおなかは満たされた。佐渡土産だの生八つ橋だのミカンだのイチゴだの・・・にビール。無風快晴の穏やかな山頂でまったりとした時間を過ごしました。もっと居れたが、山を降りた後に自然園の散策が組まれてたので腰を上げる。


名残惜しいが戻ります

残雪下りをどう楽しむか。グリセードが一番テクニカルで楽しいが、ストック1本しかないし。つまずいてオットットってなったら腰がヤバそう。なので尻セードしてみる。段差があると腰に響いたが、力を入れて構えていられるので大丈夫だった。てなわけで、良いラインをみつけては楽しんだ。あっという間に登山口。

 
自然園内に尾根道あり 今池湿原

このあと奥裾花自然園を散策。だいだい一周したけど、ブナの新緑も水芭蕉も少し早い感じ。それにしても景色的にイマイチだなあ・・・ここは。パッとしない。先日の大雨で水が濁り、余計なものが流されてきてたのも減点になったようだ。水芭蕉自体の活きも良くないような気がした。

 
今池湿原 立派なブナ

山よりも自然園のほうが疲れた・・・。ま、山のあとだからか・・・。駐車場までの車道歩きは、下りベースだけど行きより長かった。そして鬼無里の湯へ。以前より100円上がってたが、熱いのは相変わらず。風呂は狭いけど、熱いので回転は良さそう。作戦か。休憩所の座敷が狭いのが最悪。ウチの居間と変わらんがな。風呂上がりは大の字で寝るのが気持ち良いのです。




山登りのページ 山登りのページ