那須岳 姥ヶ平 紅葉ハイキング
2011紅葉シーズンスタートは那須の姥ヶ平から

まあ、姥ヶ平の紅葉は甘く見て3〜5分ってとこでしょうか・・・
山域 |
関東 那須連峰 |
山行日時 |
2011年10月1日 |
登山形態 |
ハイキング |
天気 |
イマイチ 霧のちくもり時々晴れ |
メンバー |
T世 |
温泉 |
板室温泉 板室健康のゆ グリーングリーン(500円) |
今シーズンの紅葉ハイキング、第1弾は那須岳に行ってきました。残暑が厳しかったおかげで、今年の紅葉はかなり遅れている様子です。遅かった昨年よりもさらに数日遅れている気がします。ただ、この1週間で一気に冷え込みが強まった。一気に冷えたぶん、高いところも低いところも一斉に紅葉が始まりそうな予感です。3日前の情報では、ほとんど紅葉は始まってないとのことだったので、今週の那須は期待できないかな・・・?
峠の茶屋(8:00)⇒峰の茶屋(8:45〜50)⇒牛ヶ首(9:10)⇒姥ヶ平(9:55〜10:35)⇒那須岳避難小屋(12:00〜20)⇒峰の茶屋(12:45)⇒峠の茶屋(13:30) |
北関東道が開通したのは大きいですね。前夜発しなくても早朝発で大丈夫そう。この週末は季節外れの強い寒気が入ってくる予報。那須岳は太平洋側に近いけど、影響はどの程度あるもんなのか・・・?日光の山々にはしっかり見えてたけど、那須は山頂部に雲が・・・。そして、強風でロープウェイが運休になっていた。乗らないからいいけど、強風は気になるなあ・・・。高いところにあるものの、峠の茶屋の駐車場は意外と広かった。
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峠の茶屋の駐車場 意外と大きかった |
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登山口 |
風は強いし天気はイマイチ。ここまで来てるので行くしかありません。ダメならば仕方ない。観光客っぽい人が目立ちます。ジーパンやスニーカーとか。家族連れも多い。登山道は遊歩道みたいで歩きやすいから納得。ここは半分観光地なのである。ただ、観光地でも風が強いと大変です。風が強いので下山してくる人がたくさんいました。
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登山口には狛犬 |
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峰の茶屋 |
予定では那須最高峰の三本槍岳に登って、戻ってきて姥ヶ平の紅葉を見るつもりだった。しかし、この風とガスガスでは稜線歩きは厳しい。なので、稜線の反対側にあたる姥ヶ平に降りることにした。峰の茶屋から先は一気に人が減る。あちこちで噴気が出ている茶臼岳の西側を巻き、稜線に戻ったコルが牛ヶ首。ここから西に下ると姥ヶ平なのですが、ガスガスでほとんど視界なし・・・。
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稜線は強風&ガスガス |
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牛ヶ首もガスガス |
天気ばっかりは仕方ない・・・・と思っていると、急に周囲が明るくなる。そして、ジャジャ〜ン!と姥ヶ平が出現。けっこう赤くなってるじゃないですか!甘めに見て3〜5分の色付き具合。紅葉はあまり期待していなかっただけに、これだけ染まってたら十分です。真っ盛りの紅葉はもちろん素晴らしいけど、若々しい初期の紅葉も好きです。姥ヶ平はカール状の地形で良いロケーション。
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劇的に雲が取れた |
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茶臼岳の斜面 |
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姥ヶ平を見おろす |
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姥ヶ平中腹 |
姥ヶ平の底の平地は庭園のようになっている。ベンチもあったりで。姥ヶ平のウリはなんといっても茶臼岳を見上げるロケーション。この紅葉と荒々しい茶臼岳がマッチしてます。以前に茶臼岳が噴火した際の溶岩で姥ヶ平の樹林が燃えてしまい、今の低木主体の姥ヶ平のが出来上がったとのこと。そのおかげで紅葉が素晴らしいということだ。
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姥ヶ平中腹 |
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絵具を垂らしたような紅葉 |
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姥ヶ平からの茶臼岳 |
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ひょうたん池 |
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ひょうたん池への木道 |
ひょうたん池にも寄ってみるけど、たいしたことはありませんでした。もう少し紅葉が進むと良くなるのかもしれませんが・・・。このまま来た道を戻っても仕方ないので、西側の山腹を周回することにした。姥ヶ平下経由、沼原分岐経由、避難小屋経由で峰の茶屋に戻る。このルートはダケカンバやミズナラなどの高い木が生えていて、紅葉はかなり期待できそう。時期的には10月半ばってとこでしょうかね。
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写真ではわかりにくいが標識がデカイ |
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一番低いあたりか |
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沼原分岐から避難小屋の間 |
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同左 紅葉したら良さそうです |
避難小屋でひと休みして腹ごしらえ。ここが高い木と低い木の植生の境目に当たる。すっかり晴れ間が増えてきて、青空、荒々しい山腹に映える低木の紅葉が気持ちよかです。しかし、最後まで風は強いままで、峰の茶屋は朝と同じく強風が吹き荒れていた。
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那須岳避難小屋 |
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避難小屋の上のあたり |
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晴れてきた |
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稜線直下は草紅葉 |
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見おろしてみると |
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峰の茶屋もすっかり晴れ 茶臼岳 |
あとは峠の茶屋の駐車場に下るのみですが、登る時には見えなかった紅葉した朝日岳の斜面、荒涼とした茶臼岳の斜面を楽しみながら下ることができた。朝日岳の斜面もツツジ系なんでしょうかね。那須岳は2000mに欠ける標高。しかし生えてるのがツツジ系が多いので、わりと色付くのが早い山のようです。栗駒山もそうだし街路樹もそう。稜線のウラシマツツジなんかも早いですよね。
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こちらは行きには見えなかった朝日岳 |
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峰の茶屋から峠の茶屋方向 |
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峠〜峰はトラバース |
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朝日岳山腹は色付き始め |
今日は今一つの天気の中、ダメ元で登ったけど途中から晴れてくれた。紅葉もまだ早いかと思って行ったら、そこそこ色付いていたり・・・。トータル的には今一つなんだろうけど、マイナス側からプラスに転じる得した気になる山登りとなりました。
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茶臼岳山腹は草紅葉 |
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登山口から朝日岳が見えていた |
那須連峰はいくつかの山の集合体で、メインはロープウェイの架かる茶臼岳でしょう。で、最高峰は少し北に離れた三本槍岳。西のふもとには三斗小屋温泉があったりと、那須は今までイメージしていたよりもずっと奥が深そう。今度来ることがあれば三斗小屋温泉に泊まって、2日がかりで那須をゆっくり周ってみたいなと思った。
温泉は板室温泉。グリーングリーンという日帰り入浴施設へ。大半が地元のじいちゃんばあちゃんが客だった。平凡な温泉だったけど、ぬるめの湯なのでゆっくり入れるし、大々広間がポイント高いかな。そのあと宇都宮へ餃子を食べに行く。正嗣とみんみん。正嗣で2人前(焼・水)、みんみんで2人前(焼・揚げ・水)食った。詳しくはブログの記事へ。
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