赤禿山&高浪の池 山スキー今シーズン初めてスカッと晴れてのピクニック系山スキー ![]() 赤禿山のシンボル 明星山
2011年の赤禿山 2010年の赤禿山 2009年の赤禿山 2008年の赤禿山 赤禿山に高浪の池を絡めるルート、昨年行って良かったので今年も行ってきました。赤禿山から北西の向きに滑り込み、明星山を見ながら時計まわりで高浪の池へと降りていきます。ド〜ン!と滑れる斜面はありませんが、豪雪の里山を満喫できるピクニック系のルートです。滑るだけなら普通に東斜面を滑るほうがコンスタントに楽しめます。
実は先週も赤禿山を計画していました。午後ほど回復する予報だったので、ドカ雪が降る中登山口の山之坊集落まで行ってみました。今年はホントすごい雪ですわ。雪壁が高く、道が細い。除雪終点もそんな感じ。ドカドカ降っていて、また除雪車が来る可能性大なので駐車を断念。同時に赤禿山も中止となったのでした。ま、晴れた日に来る山ですのでね・・・。この日はコルチナに転進。
で、今週。先週よりは予報は良さそうだったけど、新潟県は微妙なニュアンスの予報分。晴れが堅いエリアも考えたけど、晴れそうな気がしたので日本海側の赤禿山へ。安曇野は抜けるような青空で、気温は−12℃くらい。ちなみに菅平は−29.2℃で観測史上最低だったそうな。白馬あたりでは微妙な空になったけど、山之坊に近づくにつれて快晴に。先週と同じことにならなくてよかった。
例年の除雪終点は2台横に並ぶ幅があるけど、今年は雪壁が高くてスペースが細くて狭い。早い者勝ちってことになりますね。垂直の雪壁の一番低いところを突破口にルート工作して壁の上へ。雪壁の上に上がると山之坊集落が見渡せますが、屋根にはたんまりの雪が乗り、雪が多くて集落全体がモコモコしているように見えます。出発直前に車が2台。
前日の未明に数十センチのドカ雪が降ったようですが、ギュッと詰まった雪のようで、スキーで乗ってもジワ〜ッと沈む程度。その上に新しくて軽い雪が10センチくらい乗っかっていました。なので、ラッセルによる時間と体力のロスは少しだけ。ちなみに足で乗ると腰くらいまで埋まる。低い電線に触らないように気を付けながら林道を辿って大峰峠へ。
峠にあるお堂。今年はほぼ埋没ですね〜。雪のない時に撮った写真から推定するに、4m前後あるのではと思われます。あと、雪が少ない時に景観を損ねる杉の幼木帯。例年は少し出ていますが、今年はほぼ全て埋まっています。微妙だった予報ですが、ここまでスカッと晴れてくれて感謝。赤禿山スキー登山のシンボル「明星山」もしっかり見えています。海の方は雲が出ているみたい。 しばらく写真を並べておきます
![]() 赤禿山
山頂への急坂が始まる前のコルで休憩。無風でポカポカで休憩がちゃんと休憩になります。後ろから誰も来ないところをみると、さっきの2台は団体さんかな。個人の早い人もいなさそう。最後のブナの登りは、これまでより少し雪が深くて汗をかいた。そのぶん山頂ビールが美味しかった。
赤禿山山頂は東側に少し開けているだけ。あとの3方は樹林が邪魔して見えない。登りのルート全般にそうだが、南と西の展望に乏しい。興味のある聖山から黒負山、朝日岳の山並みがちゃんと見えないのが惜しいところです。赤禿山は山そのものの雰囲気と明星山の展望ってことになりますな。
まずは北西方向へ滑りますが、ちょいと右に寄り過ぎて谷間に吸い込まれ、ひと滑り分ほど損してしまいました。底アリの軽くて浅いパウダー。板が暴走してターンが間に合わない。浅い溝状で食らって惨コケしたり、ブーツをスキーモードにするの忘れて後ろにコケたり・・・。明星山がド〜ン!と見える幼杉の疎林対は気持ちよく滑れました。
もうひと滑りいいかなと思って滑ると、858mの少し下まで降りてしまい、余分なトラバースをする羽目に。昨年は初めてだったので念入りに地図を見ながら降りました。今年はだいたいの様子がわかっているので適当に滑ったら失敗。大勢に影響はないけど、余分なトラバースで汗かいて、ゴーグルを曇らせてしまった。おかげでその後の林間は視界不良となったのでした。また、858mより下から高浪の池を目指すには、意識的に右に振る必要があり、そんなことを考えると858mから滑り込むのがベストのように思います。
時計回りなので、段々と斜面の日当たりがよくなっていきます。軽い雪が一転重重雪に。まあ、あとはシャーッと池まで滑るだけなのでいいんですが・・・。平らになってから高浪の池までの間、正面には海谷三山を見ながらシャーッと滑るのが気分よかったです。高浪の池のほとりに建つ建物も1階部分は完全に埋没。浪太郎(高浪の池に住む巨大魚)の作り物はどこへやら・・・。
いつの間にやら雲が増えてきて、さっきまで見えていた明星山もすっかり隠れてしまった。赤禿山の山頂あたりにも雲が・・・。本日2度目のシールで池の東の尾根に乗り、車道の通るところでシールをはずして赤禿山東斜面の滑り終了点向けてタラ〜ッと滑ります。ここで3回目のシール装着。林道を辿って山之坊へと戻ります。あとから来た人たちは既にいませんでした。
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