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阿寺山 山スキー


阿寺山は癒し系 越後三山の展望バツグン!


駒ヶ岳(左)と中ノ岳(右)


 山域  越後 阿寺山
 山行日時  2012年2月5日(日)
 登山形態  山スキー
 天気  小雪のち曇りのち晴れ
 メンバー  T世
 温泉  五十沢温泉 さくり温泉健康館(370円)

阿寺山は八海山の並びにあって、六日町から見て右端にある山。八海山はずっと険しいギザギザの岩稜が続くが、右端の阿寺山だけこんもり丸い山となっている。地図を見てもスキーで登れそうな感じ。この山は数年前にトマ風のN村君が言いだしっぺ。何度か計画したけど悪天で流れていた。当時は秘蔵的ルートだったけど、今ではネットを見ると結構みなさん行っている様子。とはいっても、マイナーなのは間違いないですけど・・・。

本日は新潟遠征の2日目。きのうは東谷山から貝掛温泉。話は昨日からの続きとなります。

起きたら雪。昨日の夕方からの雪がまだ降っていた。天気予報は後ほど晴れるが、朝まで雪が残る予報。この雪はそのうちやむんだろうけど、たくさん降ってしまったなあ・・・。昨日を阿寺山にしといたほうがよかったのかなあ・・・。除雪終点はどうなってるんでしょ・・・?心配。

広堀橋(7:20)⇒尾根取り付き(8:25〜35)⇒1004m手前(10:40〜50)⇒阿寺山(13:10〜50)⇒広堀橋(14:40)

車に積もった湿った重い雪を落とし、泊まっていた除雪ステーションの向かいにあった7-11でカップラーメンをツルツルっと食べて広堀橋へ。ここの除雪終点は昨日の夕方に偵察に来ており、安心して止められる感じではないことはわかっていた。それだけに、この雪は余分。まだ除雪が入っていなかったら、除雪終点に止めるのは無理。その場合は1.5キロ戻ったとこにあるチェーン着装場に止めて、そこからから歩くつもりでいた。行ってみると除雪はすでに終わっていて、駐車してもUターンできるスペースは確保できそう。これからはもう降らないだろうから、止めても大丈夫でしょう。邪魔だったらゴメンナサイ。

 
一晩で余計な雪が積もってしまった・・・ 除雪終点と阿寺山

除雪の壁を登ると、そこが広堀橋。雪は腐るほど積もっています。ツボ足だと底なし沼。昨夜の雪は30センチくらいかな。ただ、重い・・・。林道を歩き始める。スキーを履くとヒザくらいのラッセル。小雪が舞っているが周囲はだいぶ明るくなり、取り付く尾根が確認できた。結構急だなあ・・・。ここらの広堀川はまだ広くてロケーション良好。クロカンにいい感じだったけど、深すぎるか・・・・。ヒザ下とはいえ重いので、尾根取り付きまでしっかり1時間かかった。

 
林道を進みます 斜面に取り付く

少し休憩して斜面に取り付く。急斜面だと山側は太ももラッセル、谷側はヒザ下ラッセル。湿った重い雪なので力を使う。あっという間に汗ビショビショ。今日は2人なので力尽きないようにラッセルしなくては。斜面が終わって三角の頂点に。尾根の雪は少し浅くなったけど、ややこしい地形がでていたりで手間を食う。

 
尾根に出ました 尾根は一部を除いて登りやすい

雪はやんで明るくなったけど、一気に快晴ってわけではないようだ。晴れそうでなかなか晴れてくれない。歩き始めてからの2時間は、1時間に200mくらいしか登れていない。トータルの標高差は1100mチョイ。200m/hをキープできれば6時間で山頂か・・・。厳しいかなあ・・・。頑張れるだけ頑張るしかないでしょう。


時々日が差すように

尾根を登っていると徐々に展望が開け、左手には八海山が見えるように。なかなかの迫力だが、まだガスっぽくてシラ〜ッとしている。スッキリ晴れるのかねえ・・・?なんだかんだ苦労しながらも1004mの台地へ。この間は結構はかどった。残るは500m。時間は11時前。なんだか先が見えてきた気が。ただ、1004mの台地の先には壁が・・・。

 
八海山も見えてきた 枝振りヨシ

ここからは急斜面と台地が繰り返し出現。ブナの疎林で帰りが楽しみだ。3回急斜面をクリアして台地に出たら山頂が見えてきた。結構遠い。遠いけど展望が一気に開けてきて、八海山とか巻機山とかの絶景が背中を押してくれる。まだシラ〜っとはしてるけど・・・。最後の台地はラッセルほとんどナシ。風で吹き飛ばされるのかね。ま、頑張ったんでご褒美ですな。


山頂の台地に差し掛かる


もう一息


山頂直下だけ疎らに生えていた


八海山をバックに最後の登り

山頂に着くと反対側の駒ヶ岳と中ノ岳が・・・。これが見たかったんです。利根川源流の山々も・・・。山頂はどこから雪庇になってるかわからないので、あまり東側には寄れないのが残念。まあ、山頂からの写真をひと通り撮るわけですが、シラ〜っとしていたのが段々と解消されていく。その度にまたひと通り撮り、さらにその後空がスッキリしたのでもうひと通り。結局3回ずつ撮った。最初の2回は多分必要ナシとなりそうです。


山頂に着いた時はまだモヤっぽかった


今日は汗をたっぷりかいたのでビールがこの上なく旨かった

山頂は無風で全く寒くない。ビールが旨すぎる。だいたいビールはいつもザックに入ってるけど、今年は天気が悪く寒くて飲む気分でないことが多い。今日は登りで汗をかき切るほど水分を出したし、山頂はポカポカ陽気。今シーズン一番の旨いビールとなりました。この時間でも誰も登って来ないってことは、今日の阿寺山は独占ってことかな。歩き始めはラッセル敗退の色が濃く、天気もパッとしない感じだったけど、なんとかタイムリミットの14時までに山頂に着き、着いてからシラ〜が取れスッキリ青空に。この3日の山は天気とかの巡り合わせがいいなあと感じます。これも日頃の・・・。


だいぶモヤが取れてきた・・・


中ノ岳

登ってきたルートが尾根っぽくなる手前でジャバミ沢に入る予定にしていた。そうすると、最後までキレイな斜面を滑ることができそう。でも、もう山頂で満足してしまったので、滑るのはどうでもいいや。超安全策をとって、登ってルートをそのまんま降りるいことにした。それでも十分満足できるほど滑れると思うし。


駒ヶ岳(左)と中ノ岳(右)


ひと滑りして山頂を振り返る

てなわけで山頂スタート。最初の台地、気持ちいーです。周りの山々は荒々しくて豪快なのですが、阿寺山はマッタリ癒し系。樹林がポツンポツンと生えてる間をツーーーっと滑っていきます。登る時は遠かった最後の台地、滑ると一瞬です。この台地は真っ白けになるとワケわからなくなりそう。晴れててもわからなくなりそうなので、自分たちの付けた足跡を見失わないように気を付けて滑ります。


もうひと滑り


六日町の街に向かって滑っていきます

台地が終わると急斜面。重くもなく軽くもなく、程よいパウダーで滑りやすい。滑りやすいけど、今日も前転してしまう・・・。板に翻弄されてしまって、滑り方がわからなくなってしまってます。ま、ややこしいところはアルペンで。行きは暗かったブナ林帯だけど、今は太陽サンサンでキレイです。斜面に緩急があって楽しいです。


軽くもなく重くもなく・・・の雪


帰りは晴れて景色が最高!

あっという間に1004m台地。ここからしばらっくは尾根滑り。快適ではないけどアクロバティックでこれも楽しいです。痩せてたり、ウネウネだったり・・・。700mあたりが三角の頂点で、ここから裾広がりの斜面になります。斜面は良かったけど、さすがにここまで降りると雪は重くなってました。天気いいもんで。最後の仕上げは林道滑り。2人分のトレースだけのわりによく滑ってくれた。気持ちよ〜く車まで流せました。充実の一日でした〜。


木の生え具合も申し分ナシ!


広堀橋より  阿寺山

温泉は五十沢温泉のさくり温泉健康館。370円と安かったが、狭くて人が多くて落ち着かない。明るいうちに距離を稼ぎ、くらくなった飯山で夕食。前々から気になっていた「いなり食堂」へ。インパクトの強い食堂でした。行きも帰りも道中路面に雪がなくて助かった。雪があると疲れるし、時間もかかるからねぇ〜。懸案の阿寺山と東谷山がいっぺんに片付いてメデタシメデタシ。

GPSの軌跡ではないのでご注意を!

  

 



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