燕岳 チャリ&残雪ハイキング![]() 定番の図 燕山荘からの燕岳 5月いっぱいは山スキーをしようと思っていましたが、先週の猫又谷で納めることにしました。後立山あたり雪はまだあるにはあるけど、林道や下の方はもう切れてるでしょう。快適に滑れるであろう乗鞍にしても、わざわざバス代払ってまで行くほどのもんでもないし、半ばゲレンデ化してるだろうし・・・。てなわけで、今週末は筋トレ系。チャリ&山登り。1人だし。ちょっと足に負荷をかけておきましょう。
自宅から中房温泉までチャリで行って、そこから燕岳に足で登ってみましょう。天気予報は晴れマーク1つ。筋トレ系にはもったいないかな・・・。朝起きてみると、思ったよりも雲が多い。筋トレ日和になるかも。中房温泉まで距離約20キロ、標高差は約900m。燕岳までのトータルでは距離約26キロ、標高差2200mということになります。終わってからの感想ですが、自転車が一番辛かった。足で2200m登る方がずっと楽に感じましたね。
最初は緩い登りだが、宮城あたりから21段変速の一番軽いギヤを使わなければ登れなくなる。しばらくで少し楽になるけど、発電所のあるとこで川を渡ると九十九折れになる。ここが2番目の急坂。ここからはずっと急だが何とか耐え、信濃坂を下ってからの登り返しでダウン寸前。立ち止まり休憩も多くなる。最後の登山用駐車場から中房温泉までの登りは急過ぎます。1カーブごとに足を休めないと無理でした。押した方が早いんでしょうけど、ここまで来たら意地しかありませんね。なんとか登山口まで漕ぎ切りました。
天気は相変わらず雲がほとんど。5月下旬という中途半端な時期にもかかわらず、中房温泉は登山者で賑わっていました。さすがに駐車場はまだ空きがありますが。みなさん冬靴にアイゼン&ピッケルの冬山装備。ボクはといえば完全夏山装備。冬靴で自転車は漕ぎにくいでしょうね。スパッツは持ってくるつもりだったけど、忘れてしまった・・・。ま、日帰りなので。
20分ほど足休めした後スタート。チャリの登りで太ももが終わっているので、ちょっとくらい休憩しても回復するわけない。登り始めは太ももがジンジンとしびれていましたね・・・。そうこうしているうちにジンジンはなくなり、快調になるかと思ったけど、今度は疲れてきてだんだんとペースダウン。燕岳への最後の登りはきつかったなあ・・・。
富士見ベンチの手前から雪がチラホラ出始めて、富士見ベンチを過ぎるとほぼ雪道。下界から見てもまだ堅いところには残雪が多いから、残っているのは当たり前か。普通に考えたら冬靴で来るってもんでしょうね。北アルプス全般に今シーズンは標高の高いところは雪がたくさん残っていて、中くらいのところはなくなるのが早いように思います。
休まず燕山荘まで行こうと思っていたけど、腹が減って力が入らなくなってきた。合戦小屋で補給。乾いた食べ物や重い食べ物はノドの通りが悪そうだったが、果物入りゼリーはツルツルっと入ってくれた。大盛りだったので腹の足しにもなったし。合戦小屋から合戦沢の頭までは夏道が埋まっているので直登。アプローチシューズなのでアリ地獄状態でした。燕山荘が見えてくると槍ヶ岳も見えてくる。視界は悪くないけど、空が白くて美しくない。
燕岳の山頂はカンベンしてもらって、燕山荘まで出戻ることが多いけど、今日は筋トレなので燕岳までちゃんと行っておきましょう。この往復が一番疲れたなあ・・・。景色もイマイチだし、風も強くて寒いし。燕山荘に戻って昼飯。コンビニで買っておいた冷やしうどん。なかなか美味しかったです。ビールも楽しみでしたが、何を考えたか凍らせてきてしまって、燕山荘の時点では融けず・・・。なので、オアズケ。中房温泉に下山して美味しくいただきました。
下りはタイムアタックをしたいとこでしたが、雪の付き方が中途半端で、思うように下れずタイムアタックは諦めた。合戦小屋は大盛況。ちょうど中房温泉を一緒に出た人たちがいました。12時を回ってからの下山でしたが、登ってくる人が結構いましたねえ。下山してやっと融けたビールを飲みながら、自転車モードへ。
ちょっとブレーキを離しただけでも、一気に加速するすごい急な下り坂。ノーブレーキだといったい何キロ出るんだろう・・・?カーブは多いし対向車も来るので、カーブの手前では緩過ぎると感じるくらいまでスピードを落とさないと恐いくらい。ブレーキかけまくりでブレーキが武っ壊れてしまいそう。ブレーキ効かなくなったらオシマイですな。そんなもんだから、平均速度としては遅めの数字が出ております。里に降りて直線になってからの方がコンスタントにスピード出せますね。良い足の鍛錬になりました。
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