四阿山 山スキー四阿山山頂
2月に入るやいなや春の陽気になり、前日2月2日は松本で17度まで上がりました。雨降って⇒気温上がって⇒雪山が氷の山に。夜のうちに新雪で氷を覆い隠してくれればいいけど、それは期待薄だろうな・・・。どうせ氷の山に行くのなら、もともと氷の山のイメージがある四阿山にでも行くべ!内陸ほど天気はよさそうだし。四阿山はあまり好みの山ではないけど、こういう時に使える山なのであります。
あずまや高原ホテルに着くと先客が6,7,8台くらい。山の性格的には歩きとスキーが半々とみた。夜のうちに1mmくらいの新雪。足しにはならんだろうけど、多少は景色を白くしてくれてそう。予想通りに青空が広がっていますが、回復し切れていないみたいで四阿山の山頂部分にだけ雲がかかっていました。回復傾向なら登るうちに取れてくれるのでは・・・?
牧場に出ると西からの強風が。顔の左半分だけ冷たいパターンだ。雪はもちろんカッチカチ。帰りには緩んでくれているだろうか・・・。登山道が切り開きになるところもカッチカチ。だいぶ前に来た時は、前日の滑った跡がそのまま凍ってしまい、どうにもこうにも滑れなかった記憶が・・・。今日はカッチカチではあるけど、滑った跡はあっても浅いのでマシかも。でも、疎林のところのシュカブラみたいなやつは手強そうな気がする。
登るにつれて雲海から北アルプスが姿を現してきました。中央アルプスや浅間連峰、八ヶ岳などもよく見えていますが、北アルプスだけは格が違う感じです。真横から見てるからってのもありますが。四阿山は展望が良い時は雪が悪く、雪が良い時は展望が悪い傾向です。雪の良さを求めるなら他の山に行くので、やっぱり四阿山は展望優先の山という位置づけですね。
山頂に近くなると樹氷が発達してきました。昨日の雨はこの高さでは雪だったのかな。わりとビッシリ着いているので、夕べの冬型になってからの雪ではないでしょう。積もっている雪はカチンコチンで大変だけど、晴天にプラスして樹氷のオマケが着いてありがたいですね〜。木に雪が着いているか着いていないかで、景色は大きく違いますからね〜。
山頂からカンジキ履いた団体さんが下ってきました。入れ替わりで山頂に登ります。景色は最高です!登り始めの時にあった、山頂を舐めるような雲はすっかりなくなりました。地べたを這うような雲は出ていますが、逆に演出と思える雰囲気があります。祠を越えて東端に立つと、秋に歩いた浦倉山からの稜線が、真下には米子大瀑布のあるカルデラの地形が見下ろせます。カルデラの中に入ってみたい衝動が・・・。もちろん登り返すしかないんだろうけど、わりとどこからでも滑り込めそうな感じ。
細長い山頂の裏側(風下)は見事に風がなくなります。今日の山頂は強風でゆっくりできないと思っていたのでありがたい。ほぼ無風で日が当たっているのでポカポカです。とはいえ、さすがにビールはお持ち帰り。次の山に持ち越しですね。四阿山の山頂を満喫し、いよいよお待ちかね?の滑りであります。
山頂からの尾根滑りと針葉樹をかいくぐるところまでは序の口。この先から氷漬けの斜面の始まり!あっちこっち余分なところに力が入りまくって疲れることこの上なし。シュカブラとか段差が堪えます。板がカルフってのも厳しさがプラスになりますね〜。でも、考えようによっては、これだけカチカチに凍ったおかげでモナカの皮が割れることなく滑れたのでしょう。
疎林はなんとかなったけど、切り開きあたりでは木が密になってきます。心配してましたが、アイスバーン滑りを習得したのか、雪が気持ち柔らかくなった(気がする)のか、意外と滑りやすかったような・・・。牧場はカチンコチンでしたが、難しいながらも表面がフラットなので楽しめました。あとで動画を見たら、アイスバーンを滑る音のうるさいことといったら・・・。
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