早月尾根から剱岳
下界は晴れてたみたいだけど山はずっと雲の中でした・・・
山域 |
北アルプス 剱岳 |
山行日時 |
2013年7月27日(土)〜28日(日) |
登山形態 |
ハイキング |
天気 |
7/20 くもり時々晴れのち雷雨 7/21 くもり 2回雨 |
メンバー |
K嶋、T世 |
温泉・メシ |
温泉:みのわ温泉(510円) 夕食:龍喜(糸魚川)でラーメン |
コースタイム |
◇7/27
馬場島(8:20)⇒早月小屋(13:10) |
◇7/28
早月小屋(5:35)⇒剱岳(8:10〜25)⇒早月小屋(10:40〜11:25)⇒馬場島(14:30) |
久しぶりの剱岳。調べてみたらまだ4回目だったんですね〜。意外と登ってないなあ。1回目が山登りを始めた年に室堂から、2回目が早月尾根日帰り、3回目はGWにスキーで長次郎谷から。3回目が2004年だったので、実に9年ぶりの剱岳でした。そんなに空いていたのか…。9年ぶりの剱岳はガスガスで何も見えませんでした。残念…。
◆7月27日(土) 馬場島⇒早月小屋 くもり時々晴れのち雷雨
ガスガスだった剱岳ですけど、中止か決行かは迷いました。この土日、週間予報はずっと悪くて、ほぼ中止の線で気持ちは決まっていたんですけど、直前になって晴れマークが付いてしまったのでした。不安定な天気なので山はどうかなあ…?とは考えましたけど、思わせぶりな晴れマークに引っ掛かって行ってしまった…という感じです。
 |
|
 |
まずまずの天気のなか馬場島出発 |
|
よく磨かれてます |
どっちかというと土曜日が悪くて日曜がマシの予報。馬場島は結構晴れています。剱岳とかの稜線には雲がかかってますが。予報が悪かったにもかかわらず、馬場島の駐車場は満車。登山口近くの路駐スペースはありましたが遠慮して、ブナクラ谷方面の空き地へと止めに行きました。
先週はイブリ尾根から朝日岳に登りました。今週も日本海側からの山登り。登山口の標高も似たようなもんです。ちなみに馬場島は760m。先週は割と涼しかったけど、今週は汗が噴き出してきます。見るからに湿気の多そうな空ですので。Tシャツはベッタリ、首からぶら下げているタオルも絞れば出てきます。
 |
|
 |
あれに見えるは大窓 |
|
松尾平 |
またまた先週との比較ですが、尾根の雰囲気は早月尾根よりイブリ尾根の方がずっと雰囲気よろしいです。イブリ尾根はブナ主体のスッキリした尾根なのに対し、早月尾根はモジャモジャ感漂うむさ苦しい感じの林でした。余計に暑く感じてしまいます。ただ、巨大な立山杉?は凄かったです。
今日は不安定な天気で午後は雷雨ありの予報。なんとかテン場までは降らないで欲しいところ。ところが願い叶わずあと1時間くらいのところでポツリポツリと降り出し、テン場に着く直前に本降りに。カッパは上しか着てなかったので、テント建設にちょっと濡れてしまいました…。
 |
|
 |
杉はスゲー |
|
早月小屋 |
人間も荷物も濡れたまんまテントに潜り込みます。なんとか落ち着いたところで一気に土砂降りに。雷もひっきりなしに鳴っています。あっという間にテントの底がタプタプに。コンロを置いてもプカプカ浮いて不安定。人間が動くと波打ってコンロが揺れるという…。まるで池の上にテントを張っているかのようでした。実際に外を見ていないので、どの程度の降りかはわかりませんが、結構な降りだったことは間違いないでしょうね〜。
小屋泊まりの人とかからみたら、この土砂降りの中でのテントは惨めに映るでしょうね〜。でも、中に居る本人たちは意外と平気。酒飲んでツマミつまんで盛り上がってました。それにしてもこの土砂降り、3時間以上は続いていたような。長く降ってくれました。夕方になってやっと小降りになり、そのあとしばらくでやんでくれました。やっと便所に行ける!宴会の流れで夕食になり、暗くならないうちに寝てしまいました。
◆7月28日(日) 早月小屋⇒剱岳⇒早月小屋⇒馬場島 くもり 2回雨
今日は朝から晴れてくれるもんだと思っていたのに、起きて外を見ると重〜い感じの曇り空。2500mから上が雲の中といったところ。夜中は多分降ってなかったと思うけど、朝メシ中にパラパラと…。まだ降るんかい!予報は回復傾向なので、登っているうちに晴れてくれると信じましょう。テントは張りっぱなしで剱岳山頂へ行くので、朝の準備は早いです。
 |
|
 |
早月小屋から大日岳 |
|
小屋とテン場と小窓尾根 |
 |
|
 |
赤谷山は見えてたけど猫又山はダメ |
|
ひと登りして早月小屋 |
 |
|
 |
細い早月尾根にもところどころ・・・ |
|
お花畑がありました |
剱岳北方稜線の赤谷山は見えてるけど、猫又山の山頂は雲の中。早月尾根も登るにつれて雲の中に突入です。またまた雨が降ってきました。慌ててカッパを着ます。すぐにやんだけど、カッパを脱げばまた降りそうで、しばらくはカッパを着たまんま。展望のない早月尾根は登る意味ないです。足元の高山植物はチラホラとはありますが…。
昨日から一度も剱岳の山頂を見ることができないまま剱岳登頂です。なんかシラケます…。山頂はお客さん少ないですね〜。天気が悪いからでしょう。剱岳初登頂のK嶋さんですが、せっかく長い早月尾根を登ってきたのに、何も見えなくて残念だわなあ〜。ま、剱岳はこの先何度も登る機会があると思うので、次回の幸運を祈りましょう。
 |
|
 |
カニのなんとかっていうとこか? |
|
すごいとこに見える |
 |
|
 |
山頂では看板しか写すものナシ |
|
余計に行きたくなってしまう |
山頂は寒いし何も見えないので、そそくさと後にします。せめて一度は山頂が見えて欲しい気持ち半分、今さら見えると悔しい気持ち半分…。難所で滑って転げ落ちないように気を付けて下りましょう。日帰りで登ってきていると思われる人が多いです。日帰りで来るってことは、天気を確認してからきてるはずなので、やっぱり今日は晴れ予報だったんでしょうね〜。下界は。
 |
|
 |
帰り こんなとこあったっけか・・・ |
|
テントをたたんで早月小屋を後にします |
早月小屋でテント撤収。テントや荷物はカラッカラに乾いている予定だったのに、この天気ではほぼ濡れたまんまです。しかも昨日の雨で泥が飛び散っているし…。帰ってからが大変だ。早月小屋あたりの高さは雲の下で、ある程度の視界はあります。赤谷山が雲の中なので、朝よりも少し雲が下がっているようです。
重荷を背負って下山開始。くもりベースながら太陽が照ってるので暑い。…かと思ったら本降りの雨が降り出したりと、今日も不安定な天気のようです。ホントに降水確率10%なんかなあ…?下界が10%だと言われればそれまでだけど、今日は10%の天気ではないような…。松尾平の休憩ポイントではまた大窓が見えていました。少し雲が少なくなった気がするけど、剱岳の山頂にある雲は取れそうもないですね〜。
 |
温泉はみのわ温泉へ。滑川市にあるテニスコート併設の日帰り温泉です。お湯はともかく脱衣所と休憩部屋が涼しくてありがたかったです。値段は510円とまずまず。この近辺に来た時の定番となりそうです。夕食は糸魚川まで走ってから「龍喜」という食堂でラーメン。山の後はやっぱり麺類といったところですね。おしまい。 |
龍喜の味噌ラーメン |
|
|