妙高前山 山スキー![]() 前山山頂に向けての尾根歩き
例年1月は天気予報とにらめっこしながら、いくつかある定番ルートを定期訪問しています。ハクノリ、三田原山、黒姫山・・・etc、そして今日の妙高前山。1月のとくに前半は雪の量がまだまだ少なくて、低い山、ヤブの多い山など時期尚早な場合が多いのに対し、これら定番ルートは比較的早い時期から滑ることができます。しかも、スキー場で標高稼いでたっぷり滑れるし。シーズン前半のおいしいルートと言えるのであります。だいぶ飽きてきましたけど・・・。
今日は総勢7名。昨日は栂池の天狗原で山スキーデビュー企画でしたが、今日は初心者のいない7名が集まりました。さぞかしスピーディーに事が運んでいくだろうと予想された矢先、駐車場で誰かさんの財布紛失が発覚。あちこち電話とかしているうちに運よく財布が妙高高原の交番に届き、一件落着して山に向かうことができたのでした。
今日の前山は登り天国、下りは地獄絵図。まあ地獄ってほどでもないけど・・。午前中は無風快晴!感じのよいブナ林を歩き、それを抜けると明るいカンバ林。急坂を登り切ると雪稜っぽい尾根歩き。ポカポカ陽気だったので素手でストックを握り、袖まくりして半袖状態でも寒くなく、まるで春山スキーのような陽気。海沿いや中越地方は雲の中だったため、東の展望がメインの前山としては今一つの展望。越後山脈とかは見えませんでしたからね。
山頂はそこそこ賑わっていました。ちなみにR&B御一行様は三角のピークから一本北の斜面を滑っていきましたので、山頂には不在であります。前山で穏やかな天気になるのは久しぶりなのかなあ・・・?晴れてても風が強いイメージがあるなあ・・・。
この調子だと今日はずっと晴れかなと思える天気でしたが、どうも海の方から雲が這うように遡上してくるではありませんか。最初はまばらだった雲がいつの間にか全面となり、下界は完全に雲海の底に。こりゃ〜滑って降りるうちに雲の中に突入していしまいそうだな〜。
ホントにここは山?と疑いたくなるほどに、斜面はギタギタに荒らされていました。いくら昨日新しい雪が降っていないとはいえ、これはひどいなあ・・・というか興ざめであります。なんだか前山に来るのはもうやめようかなあ・・・と思えるほどでした。2日ほど前にまとまった積雪があり、上の方の雪質はわりとよかったのですが、下るにつれて重〜くなり、荒れた斜面も手伝って、まともに滑れなくなりました。もともと上手には滑れないんですけど・・・。
雪の量としてはもう一歩といったところでしょうか。ところどころ埋まっていないヤブがありました。最低限の積雪量はクリアしているので、さらなる上積みに期待です。途中から体力よりも気分的に疲れてきちゃいましたね。渡渉後のカニ歩きも普段よりも多かったような気がしたし。下りは疲れました。
最後のゲレンデがホワイトアウトでした。山はまだ木とかあって真っ白にはならないけど、ゲレンデはホントに真っ白け。滑ってると上下左右の間隔がマヒして、止まった時にまっすぐに立てずによろけてしまうほど。駐車場もわけわからんし。まあ、とにかく無事に下山し、妙高高原の交番で誰かさんの財布を回収して安曇野に戻ったのでした。 来週は○○山と○○山。その次の週から新規の山へと繰り出す計画となっており、いよいよ本番といったところ。一応5月末までビッシリと予定を埋めてあります。まあ、毎年その通りにいったことはなく、半分行ければいいかなってとこです。
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