小川山 冬枯れハイキング


廻り目平から小川山、大日岩を周回してきました


大日岩からの瑞牆山と八ヶ岳

 山域  奥秩父 小川山
 山行日時  2013年12月1日(日)
 登山形態  ハイキング
 天気  晴れ時々くもり
 メンバー  A珍、T世
 温泉・メシ  温泉: 大泉温泉 パノラマの湯(700円) 露天の展望良好!
 コースタイム 廻り目平(7:00)⇒展望台(8:10〜20)⇒小川山(9:50〜55)⇒八丁平(11:05〜15)⇒大日岩(11:45〜12:25)⇒八丁平分岐(12:45)⇒林道(13:30)⇒廻り目平(14:15)

小川山と言えばクライミングのメッカ。なんであそこを小川山と呼ぶのか知りませんが、今日は岩ではなく山の方の小川山に登ってきました。小川山は見るからにパッとしない地味な山。そのパッとしなさは金峰山や瑞牆山からよくわかります。あまり行く気のしない小川山ですが、標高は2418mもあり、信州百名山、山梨百名山に選定されています。今回、このシーズンオフともいえるこの時期に、重い腰を上げて行ってきた次第であります。


パッとしない小川山だけ登って帰ってくるのはもったいないので、晴れれば展望が確約されている大日岩を周回すること
に。松本でA珍と5時に合流して、廻り目平には7時前の着。ゆっくりで2時間弱ってところです。金峰山荘は11/24で今季の営業を終えており、ゲートは開放されていて駐車は無料。ただ、トイレが使えないみたいで困るかな。いつもは賑わう廻り目平界隈ですが、今日は人影ほとんどナシ。寒いですからね〜。

 
寒〜い廻り目平出発! 標識が新設?
 
小川山周辺の中腹は奇岩ニョキニョキ かもしか登山道

天気は快晴!でも寒い!車道を歩くことほんの少しで登山口。なんか案内板が増えたような。まずは小川山を目指します。急坂をひたすら登ります。この山は中腹に岩峰群があり、そこは登ったり下ったり、岩の間を縫って進んだり…と変化があります。岩峰群が終わると、またひたすらの単調な道に。深い樹林に覆われて展望のない道が山頂まで続くのです。岩峰群がなければ飽きますね…。

 
ハシゴやら岩場やら出てきます 事故と自己をかけてる?
 
「展望台」と岩に薄くあります その展望台より

岩峰群の最中、「展望台」と薄く書かれた岩に登ってみると、唐沢の滝が見えました。だいぶ凍ってる感じでした。上級者コースとか書いてあるので、この岩峰エリアはもっと岩をよじ登ったりするところがあるかと思っていましたが、あまりそんな感じではなかったような…。何ヶ所かハシゴが設置されていましたが、もしかしたら最近になって設置されたのかも…。

 
奥の丸いのが小川山 唐沢の滝 凍ってます

1800mくらいだったか、そのくらいから雪が出てきます。積雪は1p。山頂まで登っても1p。下りの林道でも1p。おとといの雪と思われます。樹林の濃い薄いで差があるくらいで、かなり均等に降ったようですね。古い以前の雪はなかったです。新しい雪だったので滑って困るようなところはほとんどなかったかな。

 
岩峰地帯は変化があって楽しかった 小川山山頂はこんな感じ
 
小川山〜大日岩間はこんな感じが延々と 1つめの岩峰より 金峰山

稜線の道と合わさって、右に登っていくとすぐに小川山の山頂です。予想通りの山頂。濃い針葉樹に囲まれて展望ゼロ。山頂の標識と周囲5mくらいが広場になっているだけでした。なだらかな山頂なので、少々伐採しても展望は良くならないだろうなあ〜。全く見どころナシの小川山山頂でした。


1つ目の岩峰より  北側からの瑞牆山と南アルプス


1つ目の岩峰より 八ヶ岳と南アルプス北部

大日岩へと向かいます。この稜線もずっと濃い針葉樹の中で、ほとんど展望がありません。ただ、途中の小ピーク2ヶ所が岩峰になっていて、そこだけは展望あり。2347mピークの南の肩と、瑞牆山に伸びる尾根が出ているところ(2213mの東)の2ヶ所かな(ピンポイントでは自信ナシ)。八ヶ岳と瑞牆山と南アルプスがよく見えました。


2つ目の岩峰より 南アルプス、ほぼ東からの瑞牆山、八ヶ岳


2つ目の岩峰より 南アルプス

とくに瑞牆山は最初の岩峰からは北面を見る格好で、2つめは真東から見て、大日岩からは南面を。瑞牆山は北側と南側では全く違った山に見えますね。面白かったです。その2つ目の岩峰から急降下で八丁平。ここには昨年の金峰山の時に来ております。八丁平付近は地形図と道が違うのは覚えているんですけど、どう違ったのかはさっぱり思い出せませんでした…。

 
地面に置いてあった 八丁平の分岐

大日岩は期待を裏切りません!大日岩は巨岩が折り重なった岩塊で、展望はもちろんのこと、大日岩自体の雰囲気もスバラシイです。岩を攀じ登っていき、やや窪んだところに落ち着きます。たまに微風が吹くと冷っとしますが、日当たりが良くてトカゲ状態でゆっくりと休めました。寒いのでお持ち帰りが濃厚だったビールも美味しく飲めました。


大日岩をよじ登ります


金峰山をバックに


大日岩は巨岩が積み重なっています

展望はさっきまで居た小川山、八ヶ岳、瑞牆山、南アルプス…金峰山がドッカリ。大日岩からは高度感抜群!グッと落ち込んだ先に見えるので展望に迫力があります。金峰山の稜線にジャマされて、富士山が右半分しか見えないのがタマニキズ…。あと八ヶ岳の硫黄岳から北や中央アルプスには雲がかかっていました。北アルプスも見えるんだろうけど、見えなかったってことは雲がかかってるんでしょうねえ〜。たくさん写真撮りました。


ここでのんびりします


岩を入れてみての八ヶ岳

ここ大日岩は金峰山に登るメインのルートであります瑞牆山荘からのルートだと通りません。ちょっとだけ離れていて、わざわざ立ち寄る格好になります。苦になるほど離れていないので、是非是非立ち寄るべきですね。知らずに通過してしまうのはもったいないです。実際のところ、ほとんどの人が通過していってるんだと思います。


八ヶ岳ア〜ップ! 赤岳より北は雲が・・・


大日岩を後にします  


奥の山が小川山

下りは八丁平から沢沿いの道を辿ります。沢沿いはところどころ凍っていたりで、スリルを楽しみながら下ります。沢自体が徐々に凍り始めていく感じで、この先さらに寒くなると全面凍るんでしょう。凍っていく過程を見ているようで興味深かったです。林道まで降りたらあとは忍耐あるのみ。気持ちは既に終わっているので、帰りの林道歩きは辛いです。廻り目平に近付くと、クライミング中の人がたくさんいてビックリです。指冷たくならんのかなあ…?

 
ここから沢へと下ります 沢は凍りかけていました
 
金峰山の登山道の林道に合流 廻り目平に無事下山

廻り目平周辺は温泉の不毛地帯。大泉とか小淵沢まで行くことになります。今回は調べてきた「大泉温泉 パノラマの湯」へ。露天はぬるめの湯で景色良くて長湯できます。700円と安くはないですが、このあたりの相場からすれば良心的な方かな。カレーとか親子丼とか食べる案がありましたが、時間が合わなかったりで松本直帰。

   




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