関田峠&光ヶ原牧場 山スキー


関田峠も牧場もどちらもとても良いところでしたが黄砂が・・・


雪が融けはじめてきた田茂木池


 山域  関田山脈 関田峠
 山行日時  2013年3月20日(祝)
 登山形態  山スキー
 天気  霞んだ晴れのちくもり
 メンバー  T世
 温泉・メシ  戸狩温泉 望の湯(500円)  熱い狭い
 コースタイム 温井(7:25)⇒茶屋池(9:40)⇒関田峠(10:00〜20)⇒光ヶ原牧場(10:50〜11:40)⇒関田峠付近の稜線1141m(13:15〜35)⇒温井(14:05)

鍋倉山へは大勢で行くことが多いので、いつも定番コースばかり。まあ、大勢ならそれでもいいんですけどね〜。ただ、それだとちょっと物足りなさは残ります。幸いなことに?今年はまだ鍋倉山には行ってなくて、今回は2人ということで、いつも横目に見ながら登っていた関田峠へまず登ることに。さらに関田峠を越えて、これまた気になっていた光ヶ原牧場へと滑り込み、戻って鍋倉山に登るというプランを立てました。最後の鍋倉山には登りませんでしたが、関田峠も光ヶ原牧場も、予想以上にいいとこでした。

天気図だけ見たら山はないなぁ…という感じでした。天気予報のマークも雨が中心。ただ、予報文を読むと昼間は降らないみたいだし、降水確率も低いときた。パッとはしないだろうけど、山には行けそうな天気かな。本命コースに行って天気悪いと打撃が大きいけど、何度も行っている鍋倉山ならハズレてもショックは小さいかな…と鍋倉行きが決まったのでした。

 
なんと先客ナシの温井 いかにも残雪っぽい

温井に着くけど先客ナシ。意外…。水曜の祝日だし、予報もイマイチなので、人出は少ないとは思っていたけど、まさか7時過ぎで一番乗りとはね〜。3月に入ってずっと暖かいので、雪はだいぶ縮んでしまってます。飯山市街は南部はほぼゼロ。北に向かうと雪は出てくるけどチョロチョロ程度。減ったとはいえ、温井はさすがですね。かなり減ったんでしょうけど、まだ分厚く積もっていました。

 
田茂木池 田茂木池を右回りで
 
田茂木池の上には立ち枯れ帯 関田峠への登りにかかる前に休憩

残雪っぽくなってからの鍋倉山は初めて。もちろんラッセルなんてあるはずもなく、サクサクと進みます。いつもは台地に上がって尾根の取り付きに向けてまっしぐらですが、今日は関田峠を目指すので田茂木池を右から回り込みます。初めて田茂木池を見ました。少し雪がなくなって水が出ていましたね。関田峠方面を目指すのですが、結局は右からの谷が地図で見るよりも深いため、直線的に関田峠へは行けません。はじめから鍋倉山の裾に沿うように進路を取るのがベターと思われます。

 
途中まで林道を使います 茶屋池付近
 
再び車道に戻って関田峠へ 関田峠周辺は窪地が多い

最後の急斜面は途中まで車道を登って、茶屋池に直接つながる小尾根に取り付きます。茶屋池や関田峠周辺は稜線という感じではなく、ポコポコと小さなポコがたくさんある面白い地形です。二重山稜を越えて三重山稜みたいな感じです。湿地帯とブナ林の雰囲気がとても素晴らしいところでした。

 
鍋倉山と黒倉山 峠の隣のポコで滑降準備

ただ天気がねぇ〜。何となく晴れてはいるのですが、如何せん空がシラ〜ッとしててダメ。黄砂が飛ぶとラジオで言っていたので、多分黄砂でしょう。天気自体も高曇り気味で、スカッと晴れているわけではありません。茶屋池から関田峠に出て左の小高いポコに登ってみます。目の前に高田平野越しの妙高が出現しましたが、シラ〜ッとしてて残念。景色自体は鍋倉山からと変わりない感じです。

 
妙高が見えてはいますが・・・ 目指す光ヶ原牧場

ここから光ヶ原牧場に向けて滑り込みます。…がヤブっぽい。ブナの幼木の密林です。左から回り込むように斜面に入ると、まずまずの樹間の斜面となりました。牧場を見下ろす感じが面白かったなあ〜。滑れるのはホントにひと滑りだけですが、とりあえず少しでも滑れたのでOKかな。もともと滑ることにはあまり期待はしていませんでしたので…。

 
黒倉山の新潟県側は急斜面 牧場に向かって滑ります

牧場との間には地図で見るよりも大きな谷があって、900m付近の車道がヘアピンになるあたりまで回る必要がありました。牧場の一角に出ました。いいとこですね〜。ポツンポツンとブナが残してあり、ポツンポツンと赤い屋根の建物が立っています。なんなんでしょ?この建物。とりあえず牧場の中を滑りますが、どこまで滑りましょう…?キリはなくて、いつやめてもいいんですけど、適当なところでヤメ。

 
赤い建物が散り散りに建っています ブナがポツリポツリと残してある

この光ヶ原牧場は先日の粟立山からもよく見えていましたが、広い牧場です。逆に牧場からの妙高の山々の眺めもいいんですが、今日はちょっと黄砂がございまして…。しっかり晴れた日にまた来てみてもいいかな。牧場はそよ風は吹くけど全く寒くなく、気持ちがいいので大休止となりました。今日もビールが旨い!

 
ポカポカ陽気の中、牧場で大休止 茶屋池あたりへと登り返す

黒倉山も主張しています。鍋倉山も黒倉山も県境にあるのですが、見え方としては鍋倉山が信州の山で、黒倉山は上越の山となります。何やらキャット(圧雪車)が降りてきたかと思うと、しばらくでボードの集団が降りてきました。そしてまたキャットに乗って上へ。いろんなツアーがあるもんですね。

 
黒倉山へ続く稜線 最後に滑る斜面

さて、登り返しです。狙いは茶屋池のチョイ西のこんもりしたピーク。そこに向かって牧場を進むものの、斜面に取り付く前に谷に阻まれます。降りる時に回り込んだ谷ですが、どこかしら降り口はあるだろうと思っていましたが、突破口ナシ。仕方なくまた車道まで車道まで回り込むことに。大した距離ではないですが…。

  稜線には200mほどの登り返しなので苦はないです。稜線からはいくつかの尾根が派生していますが、大きなブナの疎林だったり、若いブナの密林だったり、杉混じりだったりとそれぞれです。黒倉山に直で登ろうと思うと結構急で登る斜面を選ぶ必要がありそうですが、関田峠や茶屋池付近は多少の緩急はありますけど、どここでも登れそうな雰囲気でした。

予定ではこのあと黒倉山、鍋倉山でしたが、雲がみるみる厚くなってきたのでパス。このまま温井に向けて滑ります。この時点で満足していたってこともありますが…。黒倉山への尾根は細めで雪庇も出ていますが、尾根通しに進むのはそんなに難しそうには見えませんね。またいつかそのうちに。

最後は緩斜面を流してオシマイ
 
茶屋池付近からの斜面が滑りやすそうでしたが、黒倉山への尾根を見に1141mまで来ていたので、そのまま斜面を滑ることに。初めは急でしたが、後半は斜度も緩んで生えてる木も少なくなり、快適に滑ることができました。ちょうど車道がヘアピンになるあたりに滑り下りることになるので、こちらの方が自然だったかも。あとは概ね登ってきた通りに戻りますが、田茂木池付近がまっ平らになります。鍋倉山の裾に沿って滑るのが楽っぽいです。途中でスノーモービルに抜かされました。せめて音だけでもなんとかならないもんでしょうか…?

温井集落に戻ると、それなりに入山者はあったようで、わりと遠くの方まで車が止まっていました。戸狩スキー場近くの望の湯に立ち寄ります。入った時は貸切に近かったけど、あとから20人くらい入ってきました。5個しか洗い場がないので争奪戦に巻き込まれる前に身体を洗っておきました。安曇野に戻ると雨。聞くと昼くらいからポツポツきていたみたいですね。微妙な転機でしたが、今日も一日よく遊びました。

    



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