白馬鑓ヶ岳 山スキー(稜線下まで)![]() もうすぐ稜線なんですけどね・・・
GWも終わり、2014年スキーシーズンも大詰めです。遠征をするか金をかけるかしないと、目新しい場所にはありつけません。今シーズンのスキーも腹八分目は過ぎて、満腹に近い感じです。安近短で後立山ってもんか。ここ数年ご無沙汰している白馬鑓ヶ岳に行こう!GWからの流れで今日もaskとです。珍しく白馬鑓の山頂まで届くかも! この土日は晴れ予報。ただ、高い山は前日に雪が降った様子で、どんぐらい降ったかによっては慎重にいかねば…。猿倉は強風!稜線にはまだ寒気の雲が残っています。高いところは新雪で白くなってますね〜。午後にかけて回復傾向なので、登っているうちに穏やかになってくれると期待しましょう!猿倉の駐車場の車は疎ら。
雪は駐車場から辛うじてつながっています。帰りは微妙。鑓温泉への夏道分岐からも雪がつながっているので、猿倉台地に上がって小日向のコルを目指すことに。先客はいますが少なそうです。小日向のコルへの基部あたりで新雪少々。その新雪がシールの効き抜群で、小日向のコルへはほぼ直登で登って行けました。
コルはやっぱり強風ですが、駐車場の方が強かったかも。シールをはずして鑓温泉への沢の出合まで滑ります。凸凹が大きくて硬くて大変!腰の調子が良くないんですが、さらに悪化しそうな感じです。時々ある新雪の吹き溜まりは柔らかくてホッ…。でも急ブレーキかかって滑りにくいです〜。沢底に近付くと凸凹も新雪も減ってきて、滑りやすくなりましたが一瞬の快楽でした。
鑓温泉に向けて登ります。さっきまでの風がウソのように無風で、暑くてたまりません〜。鑓温泉までは沢が一直線に伸びていて、見えてるのになかなか近づかないというもどかしいところ。沢がくの字に曲がるところで休憩。先行の2名が見えました。あとでわかりましたが、EVA父さん御一行だったようです。新雪のおかげでずっと直登で登っていくことができました。
新雪は吹き溜まりで20センチくらいかなあ…忘れた。すでにギュッと詰まってて、しかもまだらに積もっているので落ちてくる気配は全くナシ。逆に緩んでからの方がドロドロと来そうです。このぶんだとお昼には白馬鑓の山頂に着けそうだ。時間的には余裕だったんですが、稜線に近付くと風が強くなってきました。
稜線に出るまでは大丈夫かなと思っていた風、すでに直下のモレーンあたりでかなりの強さ。前後左右どこから吹いてくるかわからないのが厄介です。風に対抗するにも方向が定まらないので、遊ばれているような感じでした。雪も硬くなってきたし…。askは動けなくなってるし…。まあ、戻りますか…。シールのままやや平らな部分まで戻って、そこでシールをはずして滑る準備です。
先行の2人も戻ってきたようです。上はさらにスゴイんだろうなあ〜。さっさと滑る準備して逃げるように滑り始めます。これまた雪が修行系で大変!新雪の部分は急ブレーキになるかと思いきや、あまり体験したことのない感じの悪雪で、まともにテレマークできたもんじゃありません。新雪が半融け状態で再び凍りつき、モナカに近いような感じ。でも、ちょっと違う…。くたびれました。
登る時はガラガラだった鑓温泉が賑わっています。老若男女、露天に浸かっています。温泉の脇に建設中のテントがありました。ここで泊まって温泉入って宴会したらいいでしょうね〜。今回は入浴はパスして滑ります。温泉から下は雪は緩々に緩み、今度は急ブレーキかかりまくりで大変です。続々と登ってくる人がいる中、七転八倒しながら降りていきました。谷底に降りて小日向のコルまでは登り返し。ここで上で飲めなかったビールをプシュ!
30分ほどで登り返せるんですが、ガッツリ登ってガッツリ滑った後なので、太ももにこたえます。稜線を見るとまだ雪煙が上がっていました。ま、今日はダメだったってことかな。ここからも修行を覚悟。しかししかし、わりと滑りやすい雪でした。縦溝も少なかったし。ただ、猿倉台地に入ってからも起き始めたヤブが厄介ですが、よけながら滑るのもまた楽し!往きはギリギリつながっていた林道の雪、帰りは途切れているところがありました。上はあれだけ寒かったのに、猿倉周辺はポカポカです。
今回も白馬鑓には届かず…。でしたが、稜線直下の2700mまで登ってて、14時前の下山ですから異例の早さです。askタフだなあ・・・。帰りの林道は道端にカタクリやニリンソウがボーボー生えていました。今まで気付いたことなかったけど、最近は目が花に反応するようになってきたか。早く降りついでに温泉もパスして家に帰ります。明日のたこ焼宴会に備えて部屋の片づけです。
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