天気はあまりよくなかったけど、林道が意外と楽しかった!
山域 |
北海道 札幌近郊 春香山 |
山行日時 |
2013年1月4日(土) |
登山形態 |
山スキー |
天気 |
くもり時々雪 たまに青空 |
メンバー |
N川、T世 |
温泉・メシ |
温泉:鵡川町 むかわ四季の館(500円)
泊まり:フェリー(苫小牧→新潟) |
コースタイム |
車道ゲート(9:20)⇒土場(10:40)⇒銀嶺荘(11:25〜40)⇒春香山(12:05〜20)⇒銀嶺荘(12:40)⇒登山口(13:35) |
年末年始9連休の北海道スキー旅行も今日で8日目。実質北海道の最終日であります。今日も曇り時々雪の予報であります。もう慣れっこであります。ゆうべはN川さんちで飲んで食ってしゃべって、いつの間にか12時を回ってしまっていました。予報も予報だし、起きれなかったらいいか…とみんな思いながら寝てたはずです。ところが起きてみると札幌は快晴じゃありませんか!この天気に山に行かない手はありません。スイッチを切り替えて山モードに。
7時起床で、朝飯食って8時出発。小樽に入るあたりで黒い雲がやってきて、いきなり本降りの雪になってしまいました。さっきまでの快晴はまやかしだったのか…。銭函川沿いの車道を終点まで車で進みます。ゲートには先客2台。うち1台はN川さんの仲間の物なので、その前に駐車します。相変わらず本降りの雪。ま、これが予報通りなんですけどね…。
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雪の中出発 |
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この道標に導かれ・・・ |
林道を歩き始めます。この林道が長いんです〜。標高差で半分以上、距離だと3分の2以上は林道です。まともに滑れるのは山頂から銀嶺荘までの標高差約150mだけ。なのに人気があるんですよねぇ…春香山。名前がいいからかなあ…?札幌から近いってのも大きいか。晴れた日に来てみないとホントの良さはわからないだろうから、春香山の寸評はここらでやめておきましょう。
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延々と林道を歩きます |
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まだ林道 |
林道は土場と言われるところまで続きます。一度平たいところに出たので土場かと思ったら、「下土場」でした。さらに進んだところが土場でした。薄っすらですが石狩湾の海岸線が見えました。土場から左に巻き気味に進むと銭函峠。直で春香山に行くなら、右に巻き気味に進みます。しばらくトラバースしてから尾根に乗るようにトレースが付いていました。雪が激しくなってきましたねぇ〜。このぶんだと銀嶺荘がいいとこか…。
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土場 ここで林道から解放 |
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景色も山っぽくなってきました |
銀嶺荘からの台地に乗り上げたあたりから、雪がやんで晴れ間がのぞくように。前方に丘のような山が見えました。春香山かと思ったら隣の和宇尻山でした。銀嶺荘まで平坦なところを長く歩きます。実は今日はわけあって(忘れただけですが)地図がないのです。N川家で最後にボクが見て、ザックに置いておけば忘れることはなかったかと…。トレースとN川さんの記憶に頼っての山行です。地図なし山行訓練ということで、たまにはこんなのもいいかも。まあ、何かあったら大変ですけど。
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春香山の山頂が見えてきました |
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銀嶺荘までしばらく平ら |
しばらくで春香山も見えてきました。中腹を登っている人たちも見えます。このぶんだと山頂まで行けそうです。銀嶺荘で少し腹ごしらえ。トレースはバッチリですが、傾斜が一定してなくてポリシーの感じられないトレースでした。美味しい斜面は既にギタギタです。縦に横に無尽に跡が付いています。上手に滑るのは難しそう。
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青空と日差しも |
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銀嶺荘 立派な小屋です |
山頂からの展望は残念ながらナシ…。となりの和宇尻山が見えているだけでした。それでも真上の空は青いところもあり、日も差してて明るいです。滑りますがボコボコです。とくに中断から下は深い溝が縦横無尽に…。しかも硬い。一度吹っ飛びました。ずっと前後していた夫婦?の話ではスノーモービルらしいです。いやいやいやいや…。そういえば林道にはずっとスノーモービルの跡があったなあ…。札幌近郊はスノーモービル禁止にはなっていないみたいです。斜面を荒らされるのもアレだけど、あの爆音はいただけませんね〜。雪自体は悪くなかっただけに残念…。
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小屋から山頂への斜面 |
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もうすぐ山頂 |
さて、銀嶺荘の手前の沢で潔くシールを着けます。銀嶺荘からの台地をシールで歩くのは気持ちいいです。もう登りはないか…とシールをはずしてから、緩い登りが二度ありました。はずすの早過ぎた。銭函峠と別れるところからは、ヤブを掻い潜ったりで苦行の滑りが予想されました。ところが雪が良くて曲がりたいとこで曲がれるので、障害物競走が楽しかったです。
林道に出てからは今度は苦行になるかと思いきや、今日は林道が一番楽しく滑れたかも。雪が軽めで板が走ってくれます。斜度のあるところではテレマークで滑れたし、法面に乗り上げたりして遊びながら下ります。登りの時はウンザリだった林道ですが、下りは楽しくてあっという間の下山でした。
フェリーの時間には余裕がありましたが、何が起こるかわかりません。フェリーに乗れなかったら大変ですからね。N川さんちでお別れして苫小牧に向かいます。新潟行きフェリーの出る苫小牧東港は周りに何もありません。なので、10キロほど先に進んだ鵡川町で時間調整。道の駅で風呂に入って、セイコーマートで最後の買い出しをし、そのあとフェリーターミナルへ。そして船に乗り込み、北海道スキー旅行がオシマイとなりました。