戸隠山 紅葉ハイキング![]() 平均台
戸隠山に紅葉を見に行きました。紅葉のポテンシャル高いですね、戸隠山。穂高や槍もそうですが、紅葉と岩山の合作が素晴らしいです。1+1が3になる感じ。北アルプスとかと違って樹林の種類が多いのもポイント高いです。色んな色になりますんで。紅葉の見頃としては山裾から中腹。高いところは葉っぱ落ちていましたが、そのぶん見通しがよくなったかなと。
今日は体育の日3連休の中日。2週連続台風の襲来で雨マーク付いてました。その雨マークが直前になって消え、急きょ戸隠山へとなったわけであります。ASKも食い付いてきて参加です。5時にウチを出て6時半頃に戸隠へ。戸隠牧場は登山者の駐車は遠慮してくれとのことで、県道の対岸の広い駐車場に止めます。時間が遅いと満車になりそう。時期が時期なので…。
計画は奥社から八方睨に登り、北に縦走して戸隠牧場に降りる周回コース。下山後に牧場から奥社まで歩くのはカッタルイだろうから、先に歩いておくことにします。『ささやきの小径』という名が付いていますが、あまり歩かれていないのかな…?このへんの紅葉はこれからなのか、終わりかけてるのか、よくわからない感じでした。
杉並木の参道に出ますが、時間が早いのか、思ったほど観光客はいません。小1時間で奥社へ。ここから山道です。こんなに急だったっけか…初っ端から急坂で、疲労感の残る脚に響きます。ちなみに前日と前々日は立山を歩いていました。紅葉は盛りな感じ。ブナやカエデなど(他は知らない)がキンキラキンに輝いてました。
背の高い木が灌木になり、岩が混じるようになったと思ったら五十間長屋。岩と灌木の紅葉、そして見下ろす山裾の紅葉が絶景であります!飯縄山と戸隠山の間の広々とした戸隠高原と、ニョキッと聳える岩稜の戸隠山が対照的。天気も申し分ナシで、来た甲斐があったってもんです。
いよいよ岩登り地帯の始まり!と思ったら横移動して今度は百闥キ屋。この辺の紅葉がいい感じでした。横移動が終わって、いよいよ岩場の連続。紅葉シーズンで行楽日和、山も混むだろうと覚悟してましたけど、登山する人は意外と少ないような…。おかげで難所で渋滞することもなく、わりあいスムーズに登って行けます。ここの往復だったら下山は混んだかも…?
さすがに蟻の戸渡では少し待ちました。前の人が渡り切ってからでないと出たくないですから。西岳をはじめ、景色が良いので少しの待ちは苦になりません。さすがASK、怖がる様子もなく、逆に楽しくて仕方ない様子でスタスタと平均台を歩いていきました。ボクはちょっとビビりながら通過。最後の岩場を攀じ登ると、そこが八方睨みです。
八方睨みは名前の通りに360度の大展望です。ここで初めて高妻山の登場!相変わらず端正な山容です。その南には北アルプス。白馬岳から黒負山にかけての山並み。中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳は真北から見ることになり、見慣れた形と違います。東側は浅間山から志賀高原にかけて。狭い八方睨の山頂でしたが、ギューギューになることもなく、程よい人数でマッタリできました。
すぐ隣のピークが戸隠山。展望もイマイチで単なる最高点ってだけ。八方睨みからものの数分なので休憩する人も少ないだろうな。稜線は細かい登り下りが連続します。垂直の岩や東側の高度感を楽しみながら歩くことができます。左側に見える高妻山がだんだんと細く鋭くなっていくのも面白かったかな。
九頭龍山で大休止するつもりで歩いていましたが、着いてみると樹林に囲まれれて展望ないし、4人組の若者がいたので先に進みます。今日は日帰りにしては珍しく、コンロを持ってきてました。2泊3日で行く予定だったこの連休、1泊2日に変更したのでツマミが余っているのでした。余ったツマミを戸隠で…
九頭龍山まではあちらこちらに休憩適地があったのに、ここから先はなかなかない…。あれば先客がいたりで…。結局は一不動に下る途中の広くなったところで休憩。時間は見てなかったけど、30分以上はいたんじゃないでしょうか。さっきまで快晴だったんですが、西と南の方から薄雲に覆われるようになってきました。
ひと下りで一不動。一不動から少し降りたとこから牧場の間が紅葉真っ盛りでした。真っ盛りの様子は稜線からも見えていました。紅葉はキレイだし、途中には滝を下る場面があったりで退屈することのない下山です。牧場に降りてからも長いんですが、牧場もキレイだし、歩いてきた稜線が一望できて飽きることがありません。最後に少しヤギとヒツジに遊んでもらって終了です。
戸隠は観光客で溢れ返っていました。観光スポット付近では県道に路駐の列。戸隠はわりと駐車場はあるんですけどね。戸隠人気は衰えていないようです。そんなわけで温泉に行っても芋洗い確実?まっすぐ家に帰ることにしましょう。
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