登山口　大賑わいではないのかな		合戦小屋

紅葉最盛期の週末。明日、日曜日は台風接近。中房温泉の駐車場はどうかなあ？アホみたに早く出るのはアホ臭いし、かといって止められないのは一番困る…。で、6時半頃に着いたのかな。路駐はなかったけど、第１、第２駐車場からは引き返す車あり。行ってみると軽なら入る隙間があって、そこに突っ込んどきました。メデタシメデタシ。

合戦小屋の紅葉

登る時から雲海っぽい雰囲気はありました。立ち込める雲の中を黙々と登ります。景色はヒンヤリしてますが、汗はドバドバ出てきます。台風来るくらいなんで生温い空気です。どこで雲海の上に出るかなあ…。合戦小屋に着いてもガスに巻かれた状態。ホントに雲を抜け出るのか心配になった時、フーッと雲がなくなって上空に青空が！っと思ったらまた雲が…。まあ、上は晴れてるのがわかったので安心安心。

ほとんど散ってますね〜

合戦小屋まではわりと力入れて登りましたが、ここからは紅葉と展望を堪能しながら、のんびり登るとしまよう。合戦沢の頭まで登ると展望が開けます。展望は開けたんですが、紅葉は散ってしまってました…。燕岳の東斜面は色の付いた葉っぱはわずかに残るのみ。ダケカンバは既に骨骨で、冬枯れの景色です。あーあ…だけど、まーいいか…。

餓鬼岳が雲海に浮かびます

天気が良ければこの週末は3連休にして紅葉三昧の予定でした。ところが台風が来るもんで…。山に使えそうなのは土曜日のみ。妙高の方も考えたけど、日本海側は予報が悪い…。遠くまで行ってハズレると損害が大きいので、近場の燕岳となったのでありました。紅葉はハズレたけど雲海の上に出てくれて良かった。妙高・火打も山頂は雲海の上に出てたけど、紅葉してそうな中腹は海中だっただろうから行かなくてよかったような…。

今日の雲海の水面が高いような

大天井岳と槍ヶ岳

北アルプスの紅葉は例年だとこの10月1週目が最盛期になることが多いのかな？紅葉のステキなとこを一生懸命考えるわけですが、燕岳は候補に挙がることはないですね。本命にはならないけど、今回みたいに当て駒にはなるんです。燕岳に登るたびに、合戦小屋から上の紅葉はキレイだろうなあ…と想像しながら登ってました。蝶ヶ岳や常念岳はあまりそそられないけど、燕岳とあと餓鬼岳は紅葉のポテンシャルは高いと思われます。餓鬼岳は百曲りのカンバと剣ズリあたりが良さそうな感じ。

燕岳の稜線直下の紅葉は完全に終わってます

燕山荘より燕岳

燕山荘に到着です。相変わらず良い景色です。人は少なめかな。降りる人は降りて、登ってくる人がまだ少ない時間。写真はよく晴れてるように見えるけど、実は空の半分は雲に覆われてます。ここ燕岳を境に南は雲、北は晴れ。なので、槍や大天井岳方向はやや暗めなのです。太陽も出たり隠れたり。出た時を狙って写真を撮るといった状態でした。隠れている時間の方が長かったかもです。

槍ヶ岳　　遠くは笠ヶ岳

裏銀の山々

表銀座の稜線　　ダケカンバが骨骨状態

数えてみたら燕岳には18回来てます。その中でちゃんと山頂まで行ったのは3分の1もないだろな…。合戦尾根を日帰りする場合、燕山荘までで戻るのがほとんど。たいして景色変わらないし、山頂まで行くの面倒臭いですもん。今日は山頂まで行きます。そして、クルッと回って帰ってくる予定にしています。

久しぶりに燕岳山頂へ

燕岳山頂より燕山荘と大天井岳

山頂にいる人たち

これから向かう北燕岳の方

燕岳の山頂から北はほとんど人いなくて寂しいもんです。大半の人は燕山荘から燕岳の往復でしょうから。個人的には燕岳の山頂に行くなら、北燕岳、さらには頂稜の北端まで行けばいいのに…と思います。北燕岳から先はさらに奇岩乱立。登山道は東側を巻き、巨岩がニョキニョキ生えているのを見ながら歩けます。この巻道が燕岳随一のお花畑だし。北端から一段降りたとこにもお花畑があります。

燕岳から北は人がいない・・・

立山・剣もクッキリです！

八ヶ岳・富士山・南アルプス

北燕岳より北の山並み

とはいっても、燕山荘から北端まで往復するとなると、結構な時間と体力を要します。コースタイムでは往復2時間35分ですからね〜。周回するにも東沢の登山道が荒れてるし…。時間と体力があればってとこですかね。今日は北燕岳におじいちゃん1人、東沢に下って行った1人を見ただけ。登ってくる人が2人いたなあ…。稜線はそよ風吹いてて休憩するには寒い…。頂稜北端を一段東に降りたお花畑でランチタイム。

北燕岳から北は山腹の東側を巻きます

山腹からは花崗岩の奇岩がニョキニョキ！

夏場はお花畑になっているところです

燕岳の頂稜の北端はすぐそこ

有明山も雲海に沈みそう

北端から東側に回り込むとお花畑があります

頑張ってますね〜

東沢乗越へ

東沢の道は台風で荒れてますの看板が2ヶ所にありました。通行止とは書いてないです。実際のところ中房川の本流は荒れてないけど、支流を横切るところ2ヶ所が大きく流されていました。奥馬羅尾沢ともう一つ下流側の沢です。どちらも最低限通れるようにだけはしてありました。なんだかんだ言って流された箇所よりも、渡渉回数の多さがこのルートのネックでしょうね。水量少なければいいけど、多い時期は苦労するだろな。コースタイムはかなり甘いので、時間的には余裕です。

東沢乗越の下で雲海に突入！		懐かしの北燕沢

吊り橋が架け替え中		無事中房温泉に下山