栂池BC ヒヨドリから若栗![]() 若栗の頭で滑る準備
久しぶりに鵯⇒若栗ツアーコースに行ってきました。斜面も雪もロケーションも良いこのルートは、毎度毎度満足させてくれます。アタリの確率が高いです。ところが、お手軽で満足度が高いわりに何故か足が向かないのがこのエリア。人は多いし、滑り屋さんが多いし、なんかせかせかした雰囲気を感じるんですよね〜。気のせいかもしれませんけど…。滑れなくても山っぽいとこが好きなようで…。 M野×2企画の2日目。きのうは大渚山でした。今日は鵯→若栗ツアーコースへ。ホントは昨日の予定だったけど、ドカ雪降ったし、天気ビミョウだったので今日にスライド。夕べはS邸で宴会。重い体にムチを打って動きます。長野県北部は晴れマーク一丁だったわりに雲の多い朝。寒気の雲というよりも漂うような雲が多い感じ。今日は建国記念の日。水曜祝日です。いつもの週末とは車の流れが違ってました。栂池の駐車場も余裕の空き具合。
客は少ないのに山装備の人がやたら多かったような…。早大小屋から鵯峰の西のコルを目指します。トレース完備。ここんとこ天狗原方面が多かったので、こっちに来るのは久しぶり。最近では天狗原方面にに向かう人よりも、早大小屋から鵯方面に向かう人の方が多いんじゃないかと。すぐ後ろには4人組、前にも数人登っています。こっちの方は少し登ったらすぐ滑れますからね。しかも雪質いいし。
みなさんどこから滑るつもりなんだろう…?と登りながら考えてしまうのが、最初に書いたせかせした雰囲気に通ずるところがあるのかも。ウチらはコルから滑る予定。コルに登り上げたら誰もいなくてホッ…。デカイ雪庇が出てますね〜。西の端から入るんですが、覗き込むと既に数本のシュプールあり。予定通りここから滑りましょう!ただ、親沢流域には雲が詰まっています。やや視界不良。なくならないかなあ…雲。と思っていたら、準備をしてるうちになくなりました。
最初の一段だけやらしいんですよね。一段降りれば斜度が緩く、斜面が広くなります。最初だけ一人ずつ滑ります。やや雪が重めでシュプールあったりでボソボソしてます。左の疎林の台地に上がるとキレイな斜面が下まで続いてますね〜。M野氏は翻るように滑ってます。奥さんの方も前評判よりもずっと上手!(前評判=旦那の発言から想像)
こんなロケーションの中を滑れるのは贅沢な遊びですね〜。雪はやや重めなんですけど、気持ちよ〜く滑れました。きれいな斜面が終わると次は複雑な地形地帯に突入!台地になったり落ち込んだりと変化があって楽しいです。そうこうしてる間に親沢本流に合流。ちょうど三俣になってるあたりですね。ここでシールを着けるんですが、絶好の休憩所となっております。ビールをプシュ!
ロケーションは牧歌的でのんびりしてるんですが、人はやたらと多いです。後から横からひっきりなしに滑ってきます。若栗に抜ける人は、みんなここに集中しますからね。若栗の頭まで登り返しますが、こちらもトレース完備です。人気ルートだけあって至れり尽くせり。振り返ると滑ってきた斜面が見えてきます。なかなか壮大な景色です。良い斜面は滑った跡だらけですが…。
若栗の頭に到着。既に滑った跡がたくさん。後からも2組きました。ウチらはピークから真東の斜面がキレイだったのでそちらへ。ブナ林の樹間は程よいんですが、斜度が強めで斜面も広くないので、若干腰が引け気味に…。台地状の尾根から左の開けた斜面に入ります。この斜面はやや日当たりが良いので一気に雪が重くなります。みんな重いの知ってるから滑ってないんだろな。重いけど真っ新な雪なので気持ちいい!
右からの沢を合わせると、あとは谷滑り。黒川沢本流に出合うところは3mくらいの段差が。何度か降りたことあるけど、今年が一番落差があるように感じました。本流に降りたら例の堰堤はもうすぐそこ。滑って抜けようと思ったら、今年は雪が多くて無理。激突します。板をはずして、しゃがんで抜けました。あとは右岸の滑った跡をカタカタ言わせながらゲレンデへ。ここが一番疲れる〜
ゲレンデを横切って一番南側まで滑ってオシマイです。ザックに板を着けて栂池まで歩きます。1.7キロの道のり。車が2台あれば回しておいた方が楽だけど、3人なんでのんびり歩きましょうということです。温泉はお初であります岩岳の湯へ。そのあと『一ぷく』という蕎麦屋さんへ。昨日の大渚山にいた外人さんのおススメです。頼んだのは蕎麦単品なんですけど、野沢菜の漬物とてんぷら5種類×3人分がサービスで出てきてビックリ!すごい得した気分でした。M野氏遠征中は最強寒波襲来とか言われながら、最強なのは一瞬だけ。思ったよりは悪くない条件で楽しめました。
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