常念岳 山スキー![]() 見えてる斜面を滑ってきました
初めて山スキーで常念岳に登ってきました。機会があればそのうち…とは思いつつも、なかなか足の向かなかった常念岳。やっぱり下の方の雪のない区間が長すぎまんでね〜。山スキーツアーというよりも、常念岳を滑りに行くっていうイメージ。一度行ったら5年か10年はいいかな…って感じです。でも、北東斜面はなかなかスゴかったです。
本日のメンバーはマツキンからしげgさん、ask、そしてグリズリーからドタ参でぶな参。6時に豊科で合流して一ノ沢の登山口へ。一ノ沢の林道は今日から開通…?開通を待ちわびた人がたくさんかと思ったけど、そうでもないですね。まあ、まだ本格的にGW突中ではないですんで。
最初からザックにスキーを着けてのスタート。登山口からしばらくはほとんど雪なし。徐々に雪は出てきますがスキーを使うには少な過ぎ。でも、左岸は台地状になってるところが多く、もっと雪が多いか時期が早いとスキー使えそうな気もしました。時々現れる難所?や沢を横切る箇所では板をはずすことになるでしょうけど…。
笠原で沢を雪が覆うようになりスキー可。常念岳北東斜面の浅い沢がここに集まってきています。一応上までしっかりつながっていますね。この見えてる斜面がとりえあえず滑る第一候補かな。あと、もうひとつ奥の沢も見てから決めるとしましょう。
スキーで歩けるとなると、背中の荷が一気に軽くなります。板とスキーブーツが背中からなくなるわけですから。ドン突きの二俣の手前に山頂直下からの沢が出合います。この沢も滑る候補でしたが、稜線あたりで雪がつながっていません。これで必然的に滑る斜面が確定ですな。
ドン突きの沢を左へ。ちょうど小屋の人が赤旗を立てに降りてきてました。ご苦労様です。常念乗越への沢は中間部が狭くて急になります。一番狭いところはシールでギリギリ登れる斜度でした。しげgさんはスキーアイゼンを、ぶなさんはシートラ。askは根性でシールのみで登ってきてました。ここを過ぎれば広く緩くなります。稜線直下には階段が造成されていました。さっきの赤旗立ててた人が作ったんでしょう。
常念乗越に出ると槍ヶ岳が目に飛び込んできます。でも、やや霞み気味…。稜線は風が強いです。風下側で休憩。ここから再びシートラとなります。スキーブーツで岩ゴロの道を歩くのは辛いです。さっき笠原でアプローチシューズをデポったことを後悔。ここは多少荷が重くなっても、歩きやすさを重視するべきでした。
常念岳山頂到着!晴れは晴れなんですが、かなり霞んでいますね…。スッキリ感に欠けてて残念ですが、何度も来ている山なのでヨシとしましょう。しげgさんお疲れのご様子で、前常念の分岐のところでお休みです。3人で一通り景色を楽しみ、ビールを1本だけ飲んで山頂を後にします。
雪質は上々と勝手に決め込んで滑り込みます。すると…なんだこの雪は…?粒デカざらめが表面かたくなってて大変です。斜度が結構あるので誤魔化しが効きません。滑り出しの1本面で結構派手に転びました。板が着いたまま錐もみ上に転がったので、一瞬ヤバい!と思ってしまいました。…が無傷。
この先も難しい変な雪質が続きます。まともに滑れずに修行タイムが続きます。右からの沢と合流し、笠原まであと少しのところで、やっと滑りやすい雪質になってくれました。まあ、一瞬でも快適に滑れればヨシですね。笠原からは三度のシートラ。下りベースなので登りよりは早かったけど、最後にこの歩きがあるのは完全にマイナスポイントです。まあ、今回は初常念ということでOK!次は5年後か10年後だな…
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