黒姫山 山スキー![]() 黒姫外輪山は意外と快適でした
山スキーの定番であります黒姫山。毎年一度は訪れるんですが、スキーで2053mの黒姫山山頂に登ったのはこれが初めて。夏山でも昨年初めて登頂したばっかりでして…。外輪山の一番高いところが山頂ということで、あんまり山頂っぽくない山頂。どっちかというと中央火口丘の御巣鷹山(小黒姫)の方が山頂っぽいです。でも、7mほど低いため、登山道もない不遇な山となってます。妙高も外輪山の三田原山の方が高かったら、似たようなことになっていたのかなあ…? 今日はこーちゃんからのお誘いでロック&ブッシュの山に混ぜてもらいました。マツキン代表?でASKも参加。予定は戸隠大橋がスタート&ゴールで黒姫山山頂から七ッ池シュートを滑り、御巣鷹山(ポン黒姫)に登り返して大ダルミ経由で戻るというルート。3月中旬にしては平日のうちにたくさん新雪が降り、当日の予報もフタを開けるまでわからない感じ。ま、黒姫山が無難な選択と言えそうです。で、フタを開ければ朝から快晴!
7時の戸隠大橋は先客少なめ…。いつも心配な駐車スペースですが、今日は余裕でした。しかもメンバーの車3台がほぼ同時に到着し、縦列に止めれて効率的。今年は雪が多いせいか、駐車スペースが狭いですね。R&Bメンバーはこーちゃん以外が3人。40代、30台、20代それぞれ1人ずつで、ボードも混ざってて品揃え豊富です。
林道は先客様のトレースがあって楽チン。トレースは黒姫分岐まで。その先からラッセルになるけど、少し沈む程度です。それでも先頭になると頑張るので息が上がります。晴れは晴れなんですけれども、空はシラ〜っとしてます。尾根がカンバになると背後に高妻&乙妻が見えてきます。スカっ晴れじゃないのがチョット残念。時間が経つと腐りやすい南西尾根の雪。今は軽くて、深すぎず浅すぎず…で滑りやすそうです。
外輪山から黒姫山山頂までの間、スキーではお初区間となります。夏に登った時の印象だと、時々樹林で時々展望あり…イマイチだったりマーマーだったり。雪が積もると鬱陶しい部分は隠され、思ったよりも快適な外輪山縦走でした。針葉樹を縫うような面倒なとこも一部だったし。なんといっても展望が良かったですね〜。針葉樹が樹氷化してたのもポイントアップ要因でした。
山頂は樹林に囲まれてて展望今一つ…。展望に関しては手前のピークあたりがMAXでしたかね〜。山頂直下からのガレ沢、俗に言う七ッ池シュートを滑ります。入口をみつけるまではシール装着のままゆっくり下降。山頂のほぼ真下が入口でした。シールはずして、滑る前に穴掘り。平日の数日間まとまった雪が降り、夕べも短い時間だけどワサッと降ってます。最近の雪だけで1mくらいありました。夕べの雪が一番心配だけど、そんなに一発触発状態ではなさそう。
滑り出しのとこでロープ着けて板履いて暴れても大丈夫だったのでGO!まずは毒見でHさん。ほとんど真っすぐ降りて行ったので毒見にならず…。どんどん滑って行きます。みんな上手い人ばかりです。みんな山屋じゃなくてスキー屋みたいだから…。動画撮ったりロープしまったりで、一番下手なワタクシが最後。下手な上に斜面が荒れてしまって、結構ヒーヒーでした。でも、3月中旬にパウダー滑れてよかったです。でも、なんかゲレンデ滑ってるみたいだったなあ…。でも、楽しかった。
時間はお昼時。午後ほど晴れると思っていた天気だけど、なんだか小雪も舞い始め…。この先を協議です。こんなとこ(七ッ池)にいてもスッと帰れるわけでもなく、どうせシールを着けるならポン黒姫に登りましょう。ポン黒姫=小黒姫=御巣鷹山。『ポン』はアイヌ語で小さい。『小化雲(ポンカウン)』などあります。勝手に呼んでるだけです…。
午後になって南面の雪は重くなって、ラッセルが疲れるように…。深さはそれほどでもないけど、板が出なくて…。山頂部は広くてどこが山頂なのやら…?火口が埋まって平らになったか。真北の斜面を探りたかったので、滑り出しを確認しに行くが、凸凹と針葉樹がうるさく断念。前回も断念してて、いつになったら探れるやら…。まあ、パラダイスが広がってるとは思えないので、いいんですが…。
結局はいつもの西斜面を滑ります。上の方は針葉樹をやり過ごしながら下ります。なかなか開けた斜面が出てこない…。いつもはこの斜面を登るので、感じ方が違うのかも。西斜面はまだ日をまともに受けないので、軽い雪が保持されてました。一瞬だけど気持ちよかったです。もう一段(約200m)ほど大ダルミの高さまで滑ります。新雪の緩斜面なので板は走らないけど、木を縫いながら滑るのが楽しい!こっちの方が山スキーっぽい! 約1600mのところでシールを着け、大ダルミまでトラバースです。時々日が差すけど小雪舞う中大ダルミへ。シールはずしてあとは下るのみ。…なんですが、夏道尾根に乗るまではトラバース主体。ボードが立ち往生。登って滑るだけの単純なルートならいいけど、こんなウロウロツアー系は苦手みたい。南西尾根下部のカラマツ林は、表面がパリパリしかけてたけど、まだ許容範囲。最後の林道のトレースはカチカチで、パタパタと音を立てながら、太ももは悲鳴を上げながら忍耐です。そこそこ長いコースで結構疲れたけど面白かったです。R&Bの若者もいい感じで…。
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