横前倉山(巻き) 山スキー


トマの風さんチームに混ぜてもらいました


鍋倉山山頂にて記念撮影

 山域  北アルプス 天狗原〜風吹大池
 山行日時  2015年2月28日(土)
 登山形態  山スキー
 天気  晴れ時々くもり
 メンバー  Jペー、S村、M田、N村
 温泉・メシ  若栗温泉
 コースタイム 栂池スキー場上(9:00)⇒成城小屋(9:47〜10:04)⇒天狗原(11:00〜17)⇒フスブリ山(12:34〜13:10)⇒風吹山荘(13:23)⇒南俣沢の橋(14:51〜15:03)⇒北小谷集落(16:24〜35)⇒小谷道の駅(17:02)

今週はトマの風のN氏からお誘いがありまして、横前倉山スキー企画に混ぜてもらえることに。横前倉山には2006年の3月に一度行ってて、今回が2度目となります。2度目は目指しただけで、登頂はならず…。前日降った雪のおかげで稜線の雪がモコモコと柔らかくて滑らず…。時間を食った上に、気持ち悪さ(雪崩の)もあったので、風吹山荘から巻くことに。滑ることに関しては美味しい場面が少なかったけど、旅系スキーは晴れてナンボ!稜線からの景色はすこぶる良好でした!

 
スタートは曇り空  雲海まっただ中 成城大ヒュッテに来ても・・・・

トマさん4人とTOKIのM野氏が前泊ということで、必然的に前夜祭。2時半まで飲んでて5時起き。栂池で運転手以外を降ろし、下山予定の北小谷へ。駐車場所のリサーチはしてないので、無難に道の駅に止めときます。栂池に戻ると8時前。昨日の雪で軒並み道がツルツルで30分はロスしたかな…?でも、ギリギリ栂池ゴンドラ前の駐車場に止めれてホッ…。

 
成城大ヒュッテで休憩中に・・・ みるみる晴れてきました!

朝からスカッ晴れかと思いきや…中腹に漂う雲があって高い山見えず…。歩き出す頃には中腹の雲が増殖。このままこの高さに居座ると、千国揚尾根はもしや雲の中…?結構心配だったけど、成城大小屋で休憩している間に、急速に雲が疎らになっていきました。しばらくで快晴に!今日の栂池は山に入る人が少ないような…。まだこれからかな…?


今シーズンの栂池は晴天率高いです!(個人的に)

本日のトマさんは男2人(N村、H川)、女2人(M田、S村)の計4人。みなさん若くて、ワタクシが最年長であります。遅れないよう金魚の糞になって着いて行かねば…。歩きはともかく滑りが…。天狗原の斜面にかかる頃にはすっかり雲がなくなり、白馬三山がキレイに見えています。何度見てもキレイですな!今年は栂池に来る機会が何故か多いんですが、相性良いみたいで全部晴れてます。


雲海の雲もだいぶ少なくなってきました


天狗原までもうちょっと

天狗原に着くと、目指す横前倉山がフスブリ山の向こう、若干見下ろす感じで見えてきます。両隣の岩菅山と風吹岳は兄弟みたいなもんですね。風吹大池があって、いかにも火山っぽい感じで。まだまだ遥か彼方です。既にそっち方面に伸びるシュプールが。今日は先客ありみたい。ハクノリ大斜面の中腹を本日先頭の人が登っています。昨日新雪降ってるので、早い時間は良い雪滑れそうですね。いつも風が強い天狗原ですが、今日はそよ風程度で穏やか。


天狗原より  目指す横前倉山と遠くには日本海も


千国揚尾根に乗っかります


横前倉山と頸城三山


北から見るハクノリは迫力満点!

大きな登りは天狗原まででオシマイで、あとはちょっとした登り返しがある程度。先客のシュプールに沿って滑りますが、先客は唐松沢に入って行きました。唐松沢源頭は気持ちよさそうな斜面になってて誘惑に駆られるけど、ボクたちは稜線コース。グッとこらえてトラバース。千国揚尾根に乗っかります。


尾根滑りはあまり快適ではなかったですね〜

横前倉山が岳人で紹介されたルートは唐松沢経由。俗に言う『シーハイルルート』ってやつ?2006年に横前倉山に登った時は稜線通しで行ってます。唐松沢経由はかみすき山牧場のクラシックルートの時に使いました。どっちが早くて楽なんだろう…?その時の条件によるのかな。どっち経由で行くかは、お好みによるところが大きそうです。


フスブリ山が近付いてきました

景色を眺めながら歩きたい人は稜線通しで。左に雪倉岳、朝日岳、五輪山、黒負山…と続く真っ白な山並みを見ながらの爽快縦走です。右には頸城の山々。振り返ると白馬乗鞍岳がご立派!難点はフスブリ山とその手前のポコで小さな登り返しがあること。条件良くても、フスブリ山ではシール貼った方が楽そうな感じ。


ハクノリが離れていきます

唐松沢経由は滑りたい人向け!…といっても、滑れるのは源頭の最初だけで、すぐに斜度が緩んでしまいます。春の締まった雪なら進むけど、新雪降った後とかは滑らずラッセルになりそう。あと、狭まったところには小滝があって、口を開けて待っています。巻くなり処理が必要。登り返しは200mくらいなので、たいしたことないです。


ラッセルガンバレ〜!

大展望を見ながらの快適稜線滑走!のはずが、昨日降った深雪がモゴモゴと積もってます。斜度が緩むと止まってしまいます…。しかも雪重い。緩い下りはラッセルに。緩い登りはカニ歩きで体力と時間の大放出!前回はフスブリ山もシール着けずに登った(後で後悔した)けど、今日はとんでもない…。フスブリ山はおろか、1964mポコの手前で迷わずシールでした。


ハクノリの右に雪倉岳

フスブリ山までは下りもシール着けたまま。フスブリ山の東端まで行ってやっとシールはずせました。下から3人?登ってきました。北野集落からとのこと。最終目標がフスブリ山のようです。ありがたいですね〜、登りトレースあるので下りラッセルからは解放です!滑ると早いです。あっという間に風吹大池でした。


雪倉岳、赤男山、朝日岳

先客の唐松沢組がちょうど登り返しの最後のとこ。ウチらよりは年輩の3人組。単純に比較すると、稜線経由の方が早かったってことか…。稜線も苦労したんですけど…。谷経由はさらに苦行だったとか?ま、ロスこいた可能性もあるし、もちろん体力も違うし、単純には比べれませんけどね。風吹山荘でひと休み。明日は朝から雨予報。下り坂を思わせるような薄雲が増えてきました。

 
風吹山荘 横前倉山

ここまで時間を食いました。ここからも時間を食いそうな雰囲気。横前倉山登頂はやめときます。直下の雪崩も怖いし…。そんなわけで、風吹山荘から横前倉山(正確には風吹岳)を南から巻くようにして、横前倉山(正確には風吹岳)の北東斜面に乗っかります。おおよそ夏道に沿うな感じで、1371mのポイントがあるとこを目指しました。真下に滑りつつ…、トラバースしつつ…

ところどころ軽い雪があったけど、概ね日を浴びて重い雪。まあ、南からトラバースするわけなんで、仕方ないっす。そこらへんは織り込み済みだけど、1371mを中心とする3つの尾根と2本の谷の地形が複雑なこと…。まともに滑れるところがなかったという…。1本北の横前倉山の斜面とは等高線の整列具合が全然違うもんなあ…。あっちはブナの斜面で平らに見えました。

 
南俣沢にかかる橋 北小谷の里が見えてきました

1371mで休憩。そこから下は斜度が増し、等高線も比較的均一に。斜面はマシになったけど、雪が重い〜!1200mくらいの一番斜度がある斜面、ここは杉林だったんですが、雪が軽くて樹間も広く、本日一番の快適滑りができました。一番良かったとこが杉の植林ってのも趣きないなあ…。1100mの平坦地に降り着きます。

あとは問題の溝渡り。杉林の平坦地を左に振りながら進むと見えました!溝が。なんだか楽勝っぽいぞ。ひと苦労すると思ってたけど、なんなく渡れました。今年は雪が多いから、地形が丸められたんだろな。ちょうど毛虫マークの一番西端あたりです。見てると温泉マークのある平均台を通る人が多いみたいだけど、どっちが楽なんだろ…?

 
登山口に向かう丁字路にある山の案内 ここでオシマイ

どっちが楽なんだろ…ついでに、最後の林道の話。前回来た時は土沢沿いの林道で降りました。というか、この道しか知らなかった。あちこち崩落してたり土砂が出てたりと、超が付くほどデインジャラス。あれから9年も経っているわけなので、改修とかしてなければ、さらに危険度はアップしていると思われます。仮にもし安全に通れるとしたら、土沢沿い林道の方が楽なんだけどな。



南俣沢の橋に向かって降りるんですが、ここは真南を向いてて苦行の激重雪。林道は緩く登っていくので、橋でシール。林道は最初のうち急斜面に付けられてます。一応林道があるのはわかる程度で、ほとんど斜面ですね。雪崩の起きそうな無木立斜面。北向きなので1本滑りたいくらいの軽い雪でした。この登りもラッセルに。思ったより長い登りだったな。

温泉はハクノリスキー場にある若栗温泉へ。明日はトマさん御一行は真那板山の予定だったけど、予報が悪いので中止決定 → たつの家宴会!明日一緒に登る予定のマツキンのお二人、M野君とその知り合い、そしてトマさん4人、それにウチ2人という急造メンバー10人で楽しい宴会となりました。お疲れのトマさん4人は早々に陥落…。ボクは最後までなんとか…。2時半でした。今年の宴会は良い日本酒がたくさんで楽しいです。


山スキー年別記録 山スキーエリア別記録 山スキーマップ





山登りのページ 山登りのページ
山登りのページ −ぶなぱう−

ぶなぱう ホーム
ぶなぱう速報
山行記録(年度別)
山行記録(山域別)
山スキーの記録
沢登りの記録
北アルプス全山縦走
南アルプス全山縦走
いろんな百名山
北海道100日登山
You Tuube
リンク
プロフィール
メール