後生掛温泉から焼山周遊



火山は景色がコロコロ変わって楽しいです




■2016年9月18日(日) ■八幡平 焼山 ■天気:くもり たまに日が射す  ■メンバー:T世
■コースタイム 後生掛温泉P(8:50)⇒もうせん峠(10:10〜20)⇒焼山避難小屋(10:35〜45)⇒焼山(11:10)⇒避難小屋(11:40〜50)⇒ベコ谷地(12:55)⇒後生掛温泉P(13:30)
■温泉:八幡平温泉 ゆらら(500円)  ■食事:大館市 桜木屋(ラーメン) ■車中泊:道の駅しょうわ

秋雨前線が元気な敬老の日3連休。前線から逃げるように北上してきています。初日は会津のマッターホルンと呼ばれる蒲生岳に登りました。そして3連休中日にあたる本日は、秋田・山形県堺の山に登る予定にしてたけど、ここらも秋雨前線の影響を受けるみたいで雨予報。ならばと、さらに北上し八幡平の西にある焼山に登ることに。前日登っていたまきchinたちのパクリです。少し情報をもらって、後生掛温泉から国見台経由で焼山に登り、湯ノ沢経由で後生掛温泉に戻ってきました。

車中泊した道の駅おがちを5時に起きます。5時発表の天気予報を確認すると、やっぱり秋田・山形県堺は雨予報。仕方ない…北上するか。南の空は暗くて、北の空は明るいです。期待して北上するも、雨雲も一緒に北上しているみたい。角館あたりでは雨も降っていました。その先でなんとか付いてくる雨雲を振り切ります。登山口であります後生掛温泉に着いた時は、明るい曇り空という感じ。パッとはしませんが、中止にするような天気ではないので決行!

■ここは登山道までが核心・・・

登山道に入るには後生掛温泉の建物の中を通り抜けることになります。登山道の案内板は出てるけど、建物の中に入るのは緊張しますね〜。2010年のGWにはスキーで後生掛温泉から国見台に登ってますが、建物の中を通る勇気がなく、別のところから取り付きました。今回は普通の登山なので、そんなに目立たないかな…。無事、後生掛温泉を通過し登山道に。

後生掛温泉の建物の中を通り抜けて登山口へ

■毛せん峠まではとくに見どころナシ

台地に上がるとブナの林。あんまりスッキリしたブナ林ではないような…。天気がイマイチなせいか、湿っぽさも感じつつで。国見台までの標高差は300mそこそこなんですが、傾斜が緩々なので、なかなか高さを稼げません。だんだんと急になってきて、国見台のトラバース開始。夏道は国見台を通ってないのでした。毛せん峠は地形図とエアリアで場所が違ってました。エアリアと実物の毛せん峠は栂森のすぐ下。これまで展望に乏しい道だったけど、ここで視界が一気に開けます。気持ち良いとこで、ベンチもあり、休憩には絶好の場所。


台地に上がるとブナ林

■毛せん峠で視界が一気に開けます!

毛せん峠から先は景色がころころ変わる楽しい山。紅葉が始まりかけた灌木帯を辿っていくと、焼山の避難小屋に出ます。遠くから見るとキレイな小屋に見えたけど、近くに来るとボロかった…。老朽化で使用禁止らしい。トレイは使えます。避難小屋から少し登って小尾根を越えると、そこが鬼ヶ城。紅葉が盛りで晴れてれば最高だろうな。あいにく今日は曇ってて暗いです…


もうせん峠で景色が開けます


稜線は秋の装い


右奥には焼山が見えています


焼山の避難小屋はいいとこに建ってますね〜


少しアップで!


近づくと小屋はボロかった・・・ トイレ以外は使用禁止だそうな

■焼山の避難小屋から焼山を往復

鬼ヶ城から窪地を進むと火口湖に。火口湖はエメラルドグリーンとかマリンブルーが多いけど、ここはかなり白が強かったです。火山活動も活発で成分も強いのかな…?対岸ではボコボコとすごい勢いで沸騰していました。このあたり、曇りベースではあるものの、時々日が射すようにもなり、日が射すと景色が鮮やかになります。待ってました!とばかりに写真を撮ってました。


鬼ヶ城 紅葉が盛りだと良さそう!


窪地へと降りて、名残峠に登ります


こんなところに火口湖が!


奥の方でボコボコと沸騰してます


火口壁を登って名残峠を目指します

■焼山山頂は特に何もなし・・・

火口壁をトラバース気味に登り、小尾根を乗り越すところが名残峠。峠からはひと登りで焼山山頂です。山頂には三角点があるくらいで、とくに展望はなし。玉川温泉から登ってきている団体さんがいました…。山頂分岐には同じく玉川温泉からの単独の男性が。焼山に登るだけなら玉川温泉からがお気楽かな。ただ、焼山から先がいいとこなので、やっぱり後生掛温泉からのコースが良いと思われます。


名残峠からわずかで焼山山頂


焼山を後にし、避難小屋まで戻ります


湖の色は白に近いですな


再び鬼ヶ城を越えて・・・


避難小屋へと戻ります


この池は黒い


再び避難小屋へ

■下山は湯ノ沢、ベコ平経由で

避難小屋まで戻ります。さっき来た道を戻るだけだけど、向きは違うし、日が射してた場所も違ったので新鮮な気持ちで歩けました。焼山の避難小屋が下るルートの分岐。案内板もありロープも開いています。小屋あたりで休憩するつもりだったけど、下りルートを少し進んだ高台でゆっくりしました。

この下りルートはエアリアでは点線になってて、要ガイドとなってます。なんだか意味不明な感じ。実際のところルートはいたって明瞭で、危ないようなとこもナシ。あまり人を入れたくないのかな…と推察します。下り始めは荒涼とした火山の景色。池もあったりで飽きません。沢に下ると天然温泉がいたる所に!あちこちから温泉が沸き出てて、沢自体が白くなっていました。湧き出し口は熱くて無理だけど、少し距離を取れば適温になりそうです。


下山は湯ノ沢経由で


あちこちに池があるなあ・・・


景色はめまぐるしく変わります


さすが活火山!



晴れてればキレイだろうな・・・


湯ノ沢へと降りていきます


ここの谷間に温泉が沸いています


湧き出てるところは熱いけど、流れるとすぐ冷える


あちこちで湧き出ていました


まさに湯ノ沢って感じですね


寒くなってからも沢登りできそう?

■湯ノ沢からベコ平までのトラバース区間はウンザリ区間

沢から離れると、長〜いトラバース区間。避難小屋から温泉の沢までが良かっただけに、このトラバースは試練でした。ウンザリした頃に大きな建物があってビックリ!発電所か?ここから少し下ったところがベコ谷地。草紅葉が始まった湿原にオヤマリンドウがたくさん咲いていました。ベチャベチャの地面を歩いて、靴がベチャベチャに…。普通なら木道くらい敷設してありそうな湿原なのに…。ひと下りで川に降りつきます。車道に出たけど川を渡る橋がない…。スキーで来た時はこの橋を渡って尾根に取り付いたのに…。後生掛温泉方面に戻って、大回りして駐車場に戻りました。


ベコ谷地


ベコ谷地にはリンドウがたくさん咲いています

■下山後のお楽しみは・・・・

下山後温泉は後生掛温泉には入らず、スキー場にある湯ららへ。後生掛温泉が温泉らしい温泉なのに対して、近くにありながら湯ららは温泉っぽさに欠ける温泉でした。なんかパッとしない感じ。入浴後は明日の山に備えて秋田市方面へ。途中、大館で夕食。桜木屋というラーメン屋へ。美味しかったです!お泊まりは道の駅しょうわ。国道から少しだけ入っているので、とても静かで安眠できました!

翌日は大平山の予定。晴れたら登ろうかな…と。起きると曇り空。曇りの大平山には登る気しないのでヤメ。3連休で2つ山に登れたので、潔く帰るとしましょう。山は2つで終わったけど、ラーメンは3つ行きましょう!ちょうどお昼時になる村上で探し、一平という食堂へ。辺ぴなところにあるにもかかわらず、なかなか盛況でした。盛況なだけに美味しかったです。

大館の桜木屋へ 村上の一平食堂へ
広東麺 五目ラーメン
肉そば ラーメン






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