栂池の天狗原に源をもつ3つの沢、振子沢、唐松沢、親沢の源頭部を巡ってきました。それぞれ趣が違ってて、雪質も違ってて、春の山スキーを楽しみました。この日の栂池は大勢の山スキーヤーが入山し、ハクノリや船越あたりの斜面はシュプールでギタギタに。それに対してウチらは天狗原から先、スキー場に下りるまで、会ったのは蓮華温泉から登って来たと思われる人たちのみ…という静かさ。人がいない=マイナーとも言えますが…
日程: 2017年4月23日(日) 晴れ時々雲海の中 ジャンル: 山スキー エリア: 北アルプス 白馬 メンバー: まー君、ごろ太君、まきchin、T世 コースタイム: 栂池ロープウェイ(9:15)⇒天狗原(10:40~50)⇒振子沢登り返し点(11:10~25)⇒唐松沢登り返し点(12:10~25)⇒親沢登り返し点(13:35~14:00)⇒ヒヨドリ尾根(14:25~50)⇒栂池スキー場(15:10) 温泉: 上原の湯(400円) 食事: ひさりな(安曇野) |
月山に行こうとしていた今週末ですが、東北方面の天気が今ひとつ芳しくありません。一か八かで月山に行ってみるよりも、晴れの確率が高そうな白馬方面で遊んでおくことに。この源頭巡り、まー君とまきchin隊も一緒に遊んでくれました。
前日に栂池スキー場のHPで下まで滑れることを確認したけど、どうやら今日は雪が途切れてしまった様子。スキー場的には営業してないことに…。少しの途切れなら歩けばいいし、最悪の場合は中間駅からゴンドラで下ればいいでしょう。ロープウェイを使って自然園へ。
さて、予報は晴れなのですが、雲海の雲がちょうど自然園くらいの高さにかかっています。雲海はいつもこの高さだな…。上に行けば雲を抜けるんでしょうけど、うちらが遊ぶ源頭部の高さはどうなんだろ…?ダメならハクノリに登って滑るってもんかな。天狗原への斜面の中間あたりで雲海の上に出ました。雲海の雲自体が薄くなったのかも。
栂池自然園の高さは雲海の雲の中
ちょっと太陽の気配も…
雲海の水面から出た!
杓子岳と鑓ヶ岳
ハクノリ大斜面!
まずは振子沢へ。ちょっと雲が沸いてきてるけど、まあ行ってみることに。振子沢は蓮華温泉に下りる時に使う沢。いつも泊まりの荷物を背負って滑っていたので、一度軽い荷で滑ってみたかったのであります。適度な斜度の斜面が続く記憶だったけど、そんなに楽しい斜面じゃなかったなあ…。ちょっと残念…
200mほど滑ったところで、すぐ右手にある千国揚尾根に登り返します。
天狗原から振子沢へ
振子沢の滑り出し斜面
振子沢から唐松沢源頭へと登り返します
次は唐松沢の源頭。ここは風吹大池に抜けるルートで使われるところ。あんまり下まで滑ると滝が出てくるので、滑るというよりも山の神尾根まで横断するって感じです。ここはあまり期待してなかったけど、斜面も雪もボチボチで楽しめました。山ノ神尾根に登り返します。
唐松沢の源頭部
唐松沢から親沢源頭へと登り返し
風吹岳をバックに
最後は親沢の源頭。ここは斜面、雪質、ロケーションとも申し分なし。今年一番というか、初めての滑りやすいザラメでした。是非是非、動画をご覧あれ~。ヒヨドリ尾根の1967mの東に広がる台地に乗り上げて終了。
親沢源頭の滑り出し
天狗原の西端ピーク
メローな斜面が続きます
斜度は緩めだけどよく走る雪質!
ヒヨドリ尾根1967mの少し北に登り返します。尾根に上がると白馬三山がドカーン!素晴らしい眺めですな!ハクノリや船越の斜面も見えます。そこら中、斜面という斜面に滑った跡がありますね~。源頭巡りは静かなもんでしたが…。ヒヨドリ尾根から成城大ヒュッテに向けて滑って予定終了です。予定というほどの予定はなかったけど…。最後にロープウェイ下の斜面を滑って栂池スキー場に無事下山です。
毎度毎度のことながら、栂池はゲレンデを滑るのがキツイです。山を滑るのはそんなに疲れないのになあ…。ゴンドラ乗り場に着く手前で2か所ほど雪が切れてました。下地は草だったのでスキーのままでOK!
三回目の登り返し~
親沢源頭部も広いでんな~
ヒヨドリの尾根に上がります
ヒヨドリの北斜面はよさそう!
船越の頭への斜面はシュプールだらけ!
白馬三山
成城大ヒュッテへと続く斜面
ゲレンデ下部は2か所途切れてました…
下山後温泉は大町まで移動して上原の湯。物見湯産手形利用です。そして安曇野まで戻って、先週に引き続きひさりなで夕食。ラーメンもラーメン以外もホント美味しいです!