海の日3連休はパッとしない天気予報…。初めて行く山には勿体ない天気。海の日は7月4週目にすればいいのにね~。4週目なら梅雨明けしてる確率がかなり高いはず。そんなわけで、まあまあ晴れそうな3連休初日は鳥海山へ。去年は鉾立から登ったので、今年は湯ノ台から。河原宿から月山森、千畳ヶ原、鳥海湖、七五三掛、伏拝岳、河原宿と回ってきました。天気イマイチっぽいので山頂はナシ。
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前夜出発。高速降りるのがETC深夜割引前になるので、豊栄SAで仮眠します。…が、暑くて寝れない…。寝たような寝てないような状態で未明に再スタート。7時前に湯ノ台口の登山口に到着。そこそこ駐車スペースはありますが、8割がたは埋まっていました。まあ、3連休初日にしては競争率低い方かな。
天気予報は微妙でしたが、とりあえずいい感じで晴れています。滝ノ小屋までは遊歩道みたいな道。小屋からいきなり小川の中を飛び石で歩いたりと、ワイルドになります。まあ、水は少ないので危険はないけど。しばらくで雪渓登りになります。で、この先で団体さんに捕まってしまいます…。そういえば、バスが登ってきてました。3班に分かれた地元のグループ、そしてその先にガイドツアー風の団体さんが…。このガイドツアー風のが長いこと道を譲ってくれなくて、後ろは長蛇の列になっていました。ちょっとウンザリ。
河原宿小屋でやっと行列から解放!しかし、この河原宿ってとこはロケーション素晴らしいですね~。平坦地に小川が流れてて、その先に伏拝岳など鳥海の外輪山。まるで北アルプスの黒部源流あたりを思わせる景色でした。ここでキャンプできるなら絶対に泊まりに来たいと思いました。ちなみに小屋は廃墟寸前。
湯ノ台登山口の駐車場
登山道入口
小沢を渡ると
滝ノ小屋
小川の中を歩く場面も
小さな雪渓を登って八丁坂へ
八丁坂の登り
だんだんと傾斜が落ちると河原宿は近い
河原宿小屋は廃墟寸前
河原宿はロケーション抜群です!
小川沿いをしばらく歩くと分岐。直進は伏拝岳方面。左は月山森や千畳ヶ原、御浜小屋方面です。ウチらは左に進みます。ここで人は減るだろうなと思ってたけど、ウチら以外に誰もこっちには来ません…。こっちはマニアックなのか…?みんな伏拝岳経由の鳥海山山頂なんでしょうね。
人はいないけど、ロケーションはいいです!お花畑の中に木道が伸びています。時々残雪の上を歩く場面も。花はチングルマが主体です。終わったところもあれば、これからというところも。雪融けと共に咲いては終わるという感じですね。
せっかくなので月山森に立ち寄ってみます。登山道は山腹を通ってて、踏み跡をたどって月山森山頂へ。鳥海山の広大な裾野にある、ちょっとしたピークなので景色はいいです。…が、だんだんと雲が増えてきてしまって、寂しい感じになってきました。
月山森方面に進むと誰もいなくなります
花はまだこれからのところが多かった
雪渓もまだまだ残ってます
青空と草原と残雪がキレイ
チングルマも元気なのが多いです
最高の休憩所です
千畳ヶ原に向けて急降下
危うい雪渓もありました
月山森のあるお花畑の台地から、大岩ゴロゴロの沢形を100mちょっと急降下。微妙な雪渓をやり過ごして乗り上げた台地が千畳ヶ原。ここもお花畑や池塘があり、そこに木道が伸びる気持ちのいいとこ。ただ、雪融けして間もないためか花はまだこれからのようでした。下界から雲が沸き上がってきて、すっかり曇りベースとなってしまって残念…
千畳ヶ原を横断して、蛇石流の谷に入ります。で、ここから斜面に取り付いて月山湖へと上がります。ここにも雪が残ってて、登山道がみつけにくい部分あり。雪渓の斜度もあって、アイゼン&ストックを忘れたモノにとっては微妙な登りとなりました。ここを下りに使ってたら、もっと苦労しただろうな…。
登り上げた先に鳥海湖がありました。別天地を想像してたんですが、なんだか期待外れでした。ま、天気も良くないですからね~
戦場ヶ原の花の盛りはこれから
晴れてればいいとこなのに・・・
ベンチが道標になってました
蛇石流という谷
鳥海湖目指して登ります
雪渓登りの後は階段上り
鳥海湖
鳥海湖から扇子森の先のコルまでトラバース道。雪渓トラバース部分は高巻き道を利用。鉾立からの道との合流点が御田ヶ原というところ?ここにはハクサンイチゲが密集!ハクサンイチゲに関しては昨年よりも見頃と思われます。そのぶん、他の花はまだ早めといったところ。如何せん天気が…。今日の中でここが一番分厚い雲に覆われている時でした。ここは日が差して、青空が見えてほしかったな。
鉾立からの道と合流したら、歩いてる人がたくさんいて賑やかになりました。11時過ぎてるけど、登る人けっこう多いですね。ここらへんは昨年も歩いている道。昨年に比べて花は遅いなあ…とか思いながら歩いていました。伏拝岳までの標高差450m、千畳ヶ原からだと700mが本日最大の登りでした。アップダウンがありつつの、ここにきてのこの登りは疲れますね。とはいえ、逆コースだと下山にアップダウンが多くなるので、それはそれでまたキツそう。
御田ヶ原分岐に向けてトラバース
御田が原分岐のハクサンイチゲ畑
伏拝岳付近からの千蛇谷
伏拝岳でひと休みして下山開始。薊坂と呼ばれる急坂を下ると雪渓下りになります。上段が小雪路、下段が大雪路となってますが、今はまだつながっています。靴が靴なのでツルツル滑って、時々転げながら下ります。普通なら雪渓下りは楽に降りれるけど、今日は滑るのを抑えるのに力使って汗かきました。まともな靴で来ればよかった…
雪渓下りが終わって平坦になると河原宿。振り返ると下ってきた雪渓が見えます。天気はあいにくで、外輪山の稜線は完全に雲の中。朝はちゃんと見えたからいいですけど。あとは朝登ってきた道を下っておしまい。最後はだいぶ疲れましたね~。
長い雪渓下り 転んでレンズが濡れた…
長い雪渓も終わり
下から雪渓を見上げます
河原宿に到着
温泉は至近の湯ノ台温泉鳥海山荘へ。そして、明日の予報を見て行先を検討。日本海側はダメっぽいので、太平洋側へ移動です。移動の途中にあたる新庄で本日の下山後ラーメン。麺武者というラーメン屋に行きました。今晩も寝苦しい夜が予想され、できるだけ標高の高い道の駅を探すもナイ…。標高は全然高くないけど、宮城県は大崎市にある『あ・ら・伊達な道の駅』へ。hatさんいてビックリ!暑かったけど、昨日ほどの寝苦しさはなく、夕べの寝不足もあってかまあまあ寝れました。
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翌日は泉ヶ岳に登ろうと考えていましたが、朝起きたらポツポツ降ってたのでまた寝ました。午前中はなんとかもってたので、登ってもよかったかもな天気でした。秋保温泉のさいちでおはぎを食べ、青根温泉で3時間くらいゆっくりし、白河ラーメンの一番人気店であります『とら食堂』でおなかを満たし、今日は標高の高い下郷の道の駅へ。
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