鍋倉山の隣にある黒倉山に新潟県側の柄山から登ってきました。鍋倉山と黒倉山は目と鼻の先ですけど、雰囲気は全く別の山ですね~。黒倉山の北斜面はかなり下の方までほぼ無木立の真っ白な斜面が続きました。長くはないけど滑りごたえがあります。まあ、鍋倉山と黒倉山の差というよりも、関田山脈の新潟県側と長野県側の差…といった方が正解かな。
柄山集落除雪終点(8:20)⇒光ヶ原分岐(9:00)⇒1030m尾根合流(10:20)⇒黒倉山(11:10~30)⇒光ヶ原分岐(12:25)柄山集落(12:35)
柄山集落の除雪終点 降雪中、除雪作業前はNGか?
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週末の天気があまり良くない今シーズン。この週も芳しくない予報です。でも、なんとか土曜の午前中は持ちそうな予報だったので、初めての山であります黒倉山に行くことにしました。今週末は一人ぼっちのまー君が一緒に行ってくれました。ネットで検索してみると、黒倉山はあまり記録がないですね。
初めて行く山は晴れないと!なので、微妙なら鍋倉山に変更するということで、飯山経由で柄山に向かいました。若干どんよりしてるけど、山は見えてたので予定通り黒倉山。R292の飯山~新井は初めて通ります。ちょっと狭いところがありますね。柄山への最短ルートは冬季閉鎖になってました。柄山集落の除雪終点に駐車です。転回所が広めにとってあります。今日は雪も降ってないから問題ナシでしょう。地元の猟師さんもOkとのことだし。
柄山集落の除雪終点
最初は林道を進みます。最終集落から林道を歩くのは嫌いじゃないです。むしろ好きなくらいかな。夜に降った雪はまぶした程度で少ない…。その下の雪は少し古く、日向は表面凍ってます。杉林や北向き斜面では重そうな一応パウダー。山の雪はどうかな…?期待はしてませんが…
林道を進んでいきます
遠くに黒倉山が見えてきました
滑る予定の斜面も見えてきました
光ヶ原方面の道を左に分け直進。すぐに登山道の分岐になります。ここで悩みます。①登山道沿いに進むか、②もう一つ南側の浅そうな沢を進むか…。そして、③昨日のトレースはさらに林道を進んでいます。3択の中から②を選択。どうやらあまり良い選択ではなかったみたい…。1030mの尾根合流地点で登山道沿いに登ってきた人と出くわしました。登山道沿いが楽とのことでした。
浅い沢を進む予定が、意外とVになってました。はじめは林道っぽくなってたところを辿りましたが、そのうち尾根に追い上げられます。北斜面なのでそこそこ雪が深く、シールの効きにくい雪だったので、少し疲れました。尾根に上がると昨日のトレースと合流し、そこからは楽チン。
光ヶ原との分岐
登りは黒倉山西の尾根から
尾根に出ると風があるかと思って、直下で休みます。尾根に出たところは広くなってて無風。ここで休めばよかった…。天気の方ですが、スタート時は青空もあるまずまずの天気。歩き始めると、全面どんよりした雲に覆われてきました。寂しい感じですね…。南風が強めです。気温も上がってそう。
1030mで尾根に合流すると視界が開けます
雲が増えてきて遠くの展望はなし
お隣の鍋倉山 人も見えます
尾根を歩くころには小雪も舞い始めます。新井の街あたりは見えてるけど、妙高や矢代山地の山々は雲の中。黒倉山までの尾根歩きは歩きやすかったけど、気分的に長く感じたなあ…。最後はチラホラ人のいる鍋倉を間近に見ながら黒倉山山頂へ。
山頂には尾根に出たとこで出会った人がいたのみ。お隣の鍋倉山は今日も賑わってるんだろうな。相変わらずどんよりしてて小雪チラチラ。関田山脈の仏ヶ峰の稜線は痩せ気味で歩きにくそう。スキーで信越トレイルは厳しいんだろうか…。関田峠側は大丈夫そうなんですが。こんな天気なので長居は無用。とりあえず滑って、いいとこでゆっくり休みましょう。
関田山脈の北側 関田峠方面かな
黒倉山の北斜面は地図からして急。関田峠方面に少し下りて、小尾根のあるところから滑り込みます。まー君と考えてることが違ったようで、無駄にトラバースしてしまいました。GPSの線が不自然になってるとこです。結局は急なところは怖いので、緩めの斜面に逃げました。
緩めといっても、そこそこ斜度あります。広いから安心なのですが、雪が重くて深いのでボテボテ転びまくり。どうも今の道具は上手く滑れません…。すぐ前転したり、つんのめったり。雪が浅ければ問題ないんですけどね。まあ、道具に慣れないと…ですわ。2滑りで斜度が緩みます(転ばなければひと滑り)。斜度が緩んでやれやれと思いきや、次なる難敵が…。そう、モナカ!なす術なく七転八倒。
雪にはいじめられましたが、この疎林斜面のロケーションは素晴らしい!今度は是非とも晴れた日に来たいと思ったのでありました。春のザラメの時がなにかと安心かな。あとは林道まで滑り込んでオシマイ…と思いきや、すんなりとは終わりません。林道手前の杉の植林地が尾根と沢の切れ込みが深くて苦労しました。次に来ることがあれば、沢筋まで下りずに高いとこをトラバースするってもんだな。
さて、チラチラ降っていた雪ですが、柄山集落まで来るとなんと雨!南風が吹いているとはいえ、雨は想像してなかったなあ…。振り返ると、黒倉山は雲の中に隠れてしまっていました。このタイミングは不幸中の幸いと言えますかね。
ひと滑りして斜度が緩んだところで
北面はロケーション良好です
春の気配がします
林道に出るのに一筋縄ではいかなかった
温泉は同じ板倉にある『やすらぎ荘』へ。宿発施設も兼ねてるわりに、大広間の休憩室があったりと快適でした。帰りにみなさんの評判がよろしい道の駅あらいの『ミサ』へ。味がどうのこうのより、量が多くておなか一杯になりました。
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