パルコールつま恋スキー場から浦倉山経由で土鍋山までスキーで歩いてきました。滑ることはあまり期待してなかったのですが、ほとんど滑るとこなかったです。斜度が緩くてターンすると止まる…。あと、単調で長いのも玉に瑕…。さらに、スタート地点より目的地の方が標高低いのも微妙…。それでも、雪が降った後で雰囲気もよく、未踏の土鍋山から浦倉山間がつながったので満足です。
日程: 2019年2月2日(土) 天気: くもりのち晴れ ジャンル: 山スキー エリア: 上信国境 四阿山 メンバー: T世 コースタイム: パルコールつま恋スキー場トップ(9:35)⇒浦倉山(9:45~55)⇒土鍋山(12:20~13:00)⇒浦倉山(15:40)⇒パルコールつま恋スキー場(15:50) 登山口情報 パルコールつま恋スキー場 ゴンドラ片道(1200円) 温泉: 上田市真田 さなだふれあい館(500円) 物見湯産手形利用 食事: 丸亀製麺(上田) |
安曇野からパルコールつま恋まで約100キロ2時間ちょい。県境の山だけど、群馬県側から入るから遠いです。おまけにナビが案内する道は冬季閉鎖ばかり。結局、嬬恋村の中心地あたりまで下ってからのアプローチでした。パルコールのゴンドラ利用で一気に2050mまで。といっても、ベースも1500m近くもありますが。6人乗りゴンドラに5人詰め込まれ、ザックも下ろせず、苦しい体勢でキツかった…。
さて、初めてのとこなので、どこで準備するべか…。ゴンドラ乗り場からさらに上にコースがあって、そこを登っていきます。コースから外れると針葉樹の森。シラビソかな。稜線に出たところからは西の展望が開けます。天気がまだ良くないので、善光寺平は見えてるけど遠くの展望はナシ。眼下には米子滝のあるカルデラ。根子岳、四阿山、浦倉山、奇妙山が外輪山なのがよくわかります。
ホテル併設でオシャレな感じのスキー場です
スキー場トップ
浦倉山に向かって最上部のゲレンデへ
ひと登りで浦倉山。なんと、スノーモービルの跡が…。浦倉山でシールはずします。滑り出しは斜度あるけど、まともに滑れる隙間がない。スノーモービルの跡も邪魔。役に立つこともあるけど…。2002mのポコが邪魔なので巻きます。雪はまあまあ深いので、標高落とさず巻くのが大変でした。
巻き終わったら真下に滑れます。…が、斜度が緩い。雪が軽くて板は気持ちよく走るけど、ターンすると失速するので真っすぐ滑ります。ターンはできないけど、木々の間を縫って滑るのが気持ちよかったです。それもしばらくでおしまい。小さな谷の底でシール装着です。
浦倉山山頂 これは道標かな?
針葉樹主体ですが雰囲気はよろしいです
樹間もまあまあります
赤沢峠の前後はこんな感じの開けたところが多かった
谷底でシールを貼ってからも緩く下りが続きました。トレースがあれば滑れたかな~。赤沢峠の前後は針葉樹も疎らで、ロケーションがよかったです。目指す土鍋山も見えます。ところどころに疎林帯があるので、それを繋ぎながら登りたいけど、難しいかな~。
それよりも下りが登り返しナシになるようトレースを付けるのが難しかったです。稜線通しは緩い登り下りがあります。山腹を緩~く一定に登っていけばいいんですが、ついつい登り過ぎてしまいます。結局は失敗しちゃいました…。
赤沢峠より 善光寺平と北信五岳方面の展望がよい
もう少し斜度があればなあ~
遠く浅間山
遠くに北アルプスが見えています
左が四阿山で右が根子岳 手前の丘が浦倉山
土鍋山に到着です。見た目通りに広い山頂。山頂台地の南側に三角点はありますが、最高地点は北の端。北の端まで進むと、北側の展望にありつけます。破風岳とのコルはキレットのようにガクンと落ち込んでます。破風岳の先には木の生えてない毛無峠。峠の群馬側少し下ると小串硫黄鉱山跡。その先には志賀・草津の山々。遠望は北アルプス、北信五岳、妙高の山々、関田山脈などなど。まあ、志賀高原からの景色に近いのかな。
あわよくば毛無峠や小串鉱山跡にも行ってみたかったけど、時間的に無理。地形的にも無理。ちゃんとは見てないけど、スキーで降りるのは不可能に見えました。急斜面と密林のため。どこかに突破口があるんだろうか…
ここで小串硫黄鉱山跡について。大正5年から昭和46年まで硫黄採掘されてました。ピーク時には2000人以上がここに住んでたとか。燃料による伐採と精錬時に発生する亜硫酸ガスのために毛無峠付近には木が生えてないとのこと。50年近く立ちますが、いまだに植生は復活しないんですね~
白いところが毛無峠と毛無山 その向こうが御飯岳
遠くのは志賀&草津の山々
善光寺平と北信五岳
居心地のよい山頂でした
土鍋山を後にします。登りのトレースに沿いながら下ります。緩いので真っすぐ滑るのみだけど、景色が良くて気持ちいいです。登りのトレース付けが失敗したとこで、トレースからはずれます。ある程度標高を維持できると踏んでいましたが、雪が締まってないこの時期は無理でした。漕いだりカニ歩き駆使して登りのトレースに復帰です。
復帰したあたりが疎林の斜面。日当たり抜群の南向き斜面のわりに雪質はそれほど劣化してませんでした。ただ、やっぱり斜度が緩いので、ターンすると止まってしまいます。滑れるところまで滑ってシール装着。ここから浦倉山までの長かったことと言ったら…。キツイところはないのですが、なにしろ単調で…
浦倉山まで登り返し、あとはパルコールのゲレンデまで下って山はオシマイ。残すはゲレンデ下り。これがまた大変でございました。東向きのゲレンデは既に日が落ちており、堅くなってしまってます。山で疲れた脚には拷問でした。
ゲレンデに戻ってきて浅間山を
温泉は真田まで戻ってふれあいさなだ館へ。料金は標準的な500円。500円というと今では安い部類に入るのか…?本日は物味湯産手形利用です。夕食は上田の丸亀製麺。アプリ使うとクーポンとかあって楽しいですね。なので、最近よく行くようになってます。