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礼文島散策

桃岩展望台、知床、愛とロマンの8時間コース
 山域  北海道 礼文島
 山行日時  2002年6月25(火)
 天気  晴れ(雲海)
 登山形態  観光・ハイキング
 メンバー  T世
 行程  6月26日 桃岩展望台⇒知床⇒緑ヶ丘キャンプ場
 6月27日 スコトン岬⇒8時間コース⇒香深⇒稚内
 温泉  礼文島には銭湯「北限の湯」あり  稚内温泉 童夢 



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■6月26日(水)  晴れ   利尻島⇒礼文島(桃岩)⇒知床⇒緑ヶ丘キャンプ場

朝から雲ひとつない快晴。今日利尻山に登る人は最高に違いない。礼文に渡る船は10:05。4時に目が覚めたが、早く出てもヒマなだけなのでゆっくりしていた。フェリーの待ち時間を利用して、港の横にあるペシ岬に登った。少し登っただけで利尻山が立派になり、礼文島もよく見えた。礼文島での食糧の調達が心配だったのと、時間があったので、セイコーマートで礼文島の2日分の食糧を買いこんでおいた。

船からの眺めは最高。ずっと利尻山が見えるデッキに立っていた。デッキでは写真を撮る人があとをたたなかった。

礼文島はあまり下調べしてなかったため、バスの時刻表の入手から。重い荷物を背負うのはイヤだったので、ターミナルで無理やり預かってもらった。まず桃岩展望台に行くことにした。礼文島ではその辺の道端にも高山植物がふつうに生えている。民家の軒先にも生えている。ターミナルでもらってきた花のガイドで確認しながら歩く。

桃岩展望台からの景色はお見事。礼文島の西海岸は東側とは対照的で絶壁となっている。桃岩から知床に向かう道は、正面に利尻山を見ながら、広々としたしたお花畑の中の道で、とても気分がよかった。知床あたりに来ると人はまばら。ほとんどの人は桃岩のピストンで終わらせているようだ。知床からはバスでターミナルに戻った。預けておいたザックだけ回収して、すぐにまたバスに乗りこむ。そして香深井ということろで降りて、今日のテン場の桜ヶ丘キャンプ場へ。

テントを張ったあと、香深井の集落を散歩。「藤田豆腐店」で豆腐を買い、土山商店というところにも行った。「藤田豆腐店」の豆腐は荒削りで歯ごたえがあり、大変おいしかった。昔は商店だったようだが、今では豆腐とジュースを売るだけになったらしい。今日は夕方になっても気温が高いままだ。きのうまでが寒すぎただけなのだが・・・。明日は25度くらいまで上がる所もあるとのこと。でも、礼文島の明日の天気はくもり。明日は8時間コースを歩くだけなのでまあいいか、といったところだ。
フェリーからの利尻山
桃岩展望台
礼文から利尻山

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■6月27日(木)  雨   スコトン岬〜8時間コース⇒稚内


天気はくもり。今日はバスでスコトン岬に行って、8時間コースを歩いて帰ってくるという予定。早く戻ってこれれば稚内に渡り、遅ければもう1泊するつもり。バス停に向かう途中、漁師風のおじさんに「今日は風が強いぞ!」と言われた。

6:20のバスに乗る。道はガラガラなのにダイヤの関係があるのか、バスは終始40キロで走っていた。礼文岳の登山口で3人下車。バスの一番前に座ったので、前がよく見えて楽しい。スコトン岬手前から、フロントガラスになにやらポツポツと落ちてきた。この時点では、今日はこんな感じのくもりベースで経過するものと思い込んでいた。


スコトン岬(7:20)⇒ゴロタ岬(8:00)⇒宇遠内(12:25)⇒桜ヶ丘キャンプ場(13:50)

  

バスから降りる乗客はみんなスコトン岬へと向かった。うちらも8時間コースの起点なので岬に向かう。8時間コースはスコトン岬から東海岸をずっと歩くコースで、車道になったり、山道になったりしながら南下する。もともとは元地海岸までだったが、現在は宇遠内から先は通行が禁止されていて、そこから礼文林道方面に抜けるようになっている。

海岸と岬を交互に歩いていくのだが、岬の海に面したところに出るとすごい向かい風。歩き出して30分もしないうちにまた雨が降ってきた。たいしたことないだろうとカッパは着ない。海を見ると、雨が降っているのか、水平線がぼやけていた。と思ったら本降りになってきた。

ゴロタ岬でたまらずカッパの上を着る。これまでほとんど人がいなかったが、後からどんどんと追いついてきた。雨は強くなる一方で、鉄府の新しくできたトイレに入って、カッパの下も着た。岬の登りを越え、降りたところが澄海岬。ここは観光スポットになっているのか、観光バスで来ている人で賑わっていた。売店とかもたくさんあり、その軒下で少し雨宿り。ここは路線バスも入っており、やめるならここだったが、今度いつ来れるかわからないので、雨の中歩くことにした。

ここからまた高台に上がる。両側お花畑になっていて、晴れたら気持ちのよいところだが、今日は吹きさらしのところほどつらい。鉄府から宇遠内の間は特に休憩できるところもなく、雨も降り続いているので一気に歩くことに。途中の礼文岳の東側に当たるところでは、海岸線も樹林帯になっていた。ただ歩くだけだが、こんな天気なので樹林帯の方がありがたい。

高台から一気に海岸に降りる。ここから宇遠内まで道はなく、海岸を歩くことになる。海岸にはゴミがたくさん流れ着いていて、ハングル文字のプラスチック容器がゴロゴロしていた。宇遠内の集落は廃村寸前のような感じ。町からここへは単車が通れるくらいの道しかなく、車道は通じてない。船で町に出るのだろうか・・・?とにかく、宇遠内で一番新しい建物は公衆便所だった。

宇遠内から島を横断するかたちでキャンプ場へ向かう。最後の車道歩きはけっこう疲れた。でも、2:58のバスに乗れば、今日のうちに稚内に渡れるので、一生懸命あるいた。このころには雨は止み間も出てきた。キャンプ場に着く頃にはほぼ上がった。

まったくこんな天気になるとわかっていたら、8時間コースは歩かずに、さっさと稚内に渡っておくんだった。愛とロマンの8時間コースという名前らしいが、今日は雨と風の8時間コースだった。

なんとかバスには間に合い、フェリー乗り場へ。時間があったので北限の湯という銭湯に行くが、営業時間が4時からだった。ずぶ濡れで風呂に入りたかったのに残念・・・。16:20発のフェリーで稚内に。すでに6時を回っており、それからキャンプ場探し、温泉、夕食と忙しかった。テントに入ったのは9時半をまわっていた。


北海道登山の旅(2002年)


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