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十勝連峰縦走

 山域  北海道 十勝連峰
 山行日時  2002年7月25(木)〜26日(金)
 登山形態  縦走
 メンバー  T世
 行程  1日目 十勝岳温泉⇒富良野岳⇒上ホロ
 2日目 上ホロ⇒十勝岳⇒美瑛岳⇒望岳台



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■7月25日(木)  くもりのち晴れ   十勝岳温泉⇒▲富良野岳⇒上ホロ

前夜は十勝岳温泉の駐車場でテント泊。起きたら雨が降っており、風も少し強め。朝メシを食って外に出ると、だいぶ明るくなり、富良野岳に雲はかかっているものの、残りの物のような雲で、これから取れてきそうだ。天気チェックすると、今日は1日くもりとなっていた。そして、明日がなんと降水確率100%に。きのうの時点では0%だったのに・・・。1日で0%から100%に変わるものなの?

十勝岳温泉(5:55発)⇒沢を渡るところ(7:07〜20)⇒稜線分岐(8:22〜45)⇒富良野岳(9:10〜30)⇒分岐(9:46〜10:15)⇒三峰山(11:0711:35)⇒上ホロ(12:28〜13:13)⇒上ホロ避難小屋(13:25着)



登山届を見ると、平日にもかかわらず10パ-ティーは入っている。みんな富良野岳のピストンで、泊まりの人は一人もいない。車が通れそうな道を歩く。富良野岳とは反対の方向に進んでおり、ほとんど登っていない。このころには山の雲は全て取れた。沢を渡渉するところでUターンして、富良野岳方向へと向きを変える。このままトラバース気味に少しずつ高度を上げて主稜線へ。


ここに荷物を置いて富良野岳ピストン。コースタイム50分だったが、25分で着く。花の百名山のようだが、花はすでに盛りを過ぎている。芦別岳、夕張岳、日高山脈が見えている。今日、幌尻に登っていたら、さぞかしきれいだったろうに。大雪方面は分厚い雲の下だ。

分岐に戻り、上ホロを目指す。ここらはコースタイムがえらい甘い。普通に歩いているとすぐにテン場に着いてしまいそうなので、ゆっくり歩いていた。太陽はガンガンだが、風が強いのでちょうど良い。三峰山周辺も大きなお花畑になっているが、ここもすでに終わりかけている。この稜線は西が爆裂火口壁の荒々しい景色、打って変わって東側はなだらかな高原状になっている。

テン場は風の通り道のようで、テントを張るのも苦労するほどの風だ。大雪から縦走してきた、年齢不詳の単独の人が来た。きのうは雨の中双子池でビショビショになりながら泊まったらしい。双子池から北の笹ヤブは、全て刈り払われているとのこと。他に関西弁のつがいもいたりで、早く着いたけど、しゃべっていてヒマはこかなかった。

■7月26日(金)  晴れ   上ホロ⇒▲十勝岳⇒▲美瑛岳⇒望岳台

起きてテントの入り口を開けると、きれいな朝焼け。そして雲海から太陽が出ようとしているところだった。風は依然として強い。夕方からまとまった雨になるようだが、そんな気配はまったく感じられない。


上ホロ(5:20)⇒▲十勝岳(6:08〜35)⇒▲美瑛岳(8:41〜9:28)⇒ポンピ沢(10:26〜37)⇒吹上温泉(12:45着)



ここから十勝岳まではずっとロープが張ってあった。今日は北のほうも快晴で、大雪方面は全て見えている。十勝岳の北側は荒涼とした景色に一変した。南側も荒涼とはしていたが、北側はその倍くらい荒涼としている。火山灰が積もり、水が流れてできたシワのような模様が印象的だった。植物は一切ない。ザクザクの下りでは、靴の中に火山灰が入ってきて不快だった。

美瑛岳は主稜線からは離れているため、展望は抜群だった。初めてオプタテシケ山も見えた。ここから見る限りは、そうきついところはなさそうだが、実際はどうだろう・・・。わけあってこのまま縦走はできず、残念ながら今日は望岳台に下る。

稜線から離れると風がなくなり、とたんに汗が吹き出てきた。ポンピ沢の徒渉までは一気下り。沢で休んだのだが、ここは風が通って涼しかった。十勝岳の登山道と合流してからは、遊歩道のような道になった。望岳台の手前で、吹上温泉方面への道へ。水平な道かと思っていたのに、小さい沢をいくつも渡り、その度にちょっとした登りがあって疲れた

バスの時間までに1時間弱あったので、その間に白銀荘で入浴。600円なのにシャンプー、石鹸は置いてなくて別売り。風呂自体は露天がたくあんあって良いのだが・・・。外人さんがいて、そのデカイいちもつに目が点になった。バスで十勝岳温泉まで行って、車を回収。

上富良野の日の出公園キャンプ場に行く。ここは大変な賑わいだった。洗濯を回している間に買出しに行き、そして夕飯。白銀荘で温泉に入ったが、今日は暑くてまた汗をかいたので、近くにあるフラヌイ温泉に行った。温泉に着く直前にポツリポツリと雨が・・・。ここも600円。シャンプー、石鹸があったかわりに、ここは銭湯のような感じだった。温泉から出ると土砂降りに。しばらく待合室で待機していた。小降りになったから出たが、途中でまた土砂降りになって、ビショビショになってしまった。



北海道登山の旅(2002年)


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