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白山/大白川より

快晴の中、大白川から白山を往復してきました。紅葉が始まりかけていて、ハイマツとのコントラストが見事でした。
 
 山域  白山
 山行日時  1996年9月16日(月)
 天気  晴れ
 登山形態  無雪期 一般道
 メンバー  単独
 行程  大白川⇒室堂⇒御前峰⇒室堂⇒大白川



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9月14日〜16日の3連休。残念なことにはじめの2日は会社の慰安旅行で岐阜方面に行っていた。妙な疲れは残っていたが、せっかくの好天。どこにも行かないわけにはいかない。ちょっと遠いが、白山に登ることにした。

慰安旅行から帰ったのは夜8時。風呂に入ったり、準備をしたりで、10時ごろに家を出発。1時頃に御母衣湖に着いて、今晩はそこで寝ることに。4時半にセットした目覚ましで起きることができず、目が覚めたのは5時ごろだった。慌てて出発し、大白川には6時頃に到着。

大白川(6:10発)⇒大倉山避難小屋(7:47)⇒室堂(9:06)⇒御前峰(9:45〜10:14)千蛇池(10:46)⇒室堂(11:17〜13:10)⇒大倉山避難小屋(13:52)⇒大白川(14:49)


空は快晴で、色は真っ青。歩き出しはジグザグ登りで、そのうち急になったりなだらかになったりを繰り返す。登山道はよく整備されていて、階段状になっているところが多い。そのぶん、歩幅が合わない時はつらいものがある。

それにしても、すごい汗だ。この汗の大部分は、昨日、一昨日の宴会で飲んだビールではないか・・・。きのうの夕方に中央道の駒ヶ岳SAでうどんを食べて以来何も食べてないが、今日は全く腹が減らない。食いまくったからなあ・・・。

大倉山避難小屋はとてもきれいな小屋だった。そこらへんの営業小屋よりもずっときれいだ。さすがに豪雪地帯ということで、2000mいかないうちから気が疎らになってきた。
今日、唯一のハードな部分、室堂への最後の登り。しかも木の階段だ。きつかったが、意外とあっさりと登り切る。登り切ると平原に。ハイマツの海となっていた。その中にポツリポツリとナナカマドの赤が混じっていてきれいだ。

室堂まで3時間かからなかった。室堂からはハイマツの海越しに、浮かんでいるように見える別山がきれいだった。
御前峰を目指して登る。振り返ると、真っ赤な屋根の山小屋がハイマツの緑の中に目立っていた。めちゃくちゃ立派な山小屋だ。登りはきつかったが、なにしろ眺めが良いので、疲れを紛らせてくれる。

東の方の雲海の上に、なにやら見えていた。北アルプスに間違いない!今日はほぼあきらめかけていたので、見えるのはわずかだがうれしかった。北アルプスは東側から見ることが多いので、西からはどんな見え方をするのか興味があった。雲海はかなり高く、およそ2500mくらいまでは雲の中だ。もう少し下から見えてくれればありがたかったのだが・・・。
雲海の向こうに北アルプスが・・・
山頂に登ると、反対側は火口湖になっていた。西には日本海も。東は雲海の上にちょこっとだけ北アルプスが。南は別山に続く山並みと、室堂の景色が印象的だった。

山頂は大きな岩がゴロゴロしていて、休むところには事欠かない。天気はスカッ晴れだが、さすがに2700mの高峰、風があって少し寒い。ここで大休止のつもりだったが、先もあるし寒いので出発することに。

山頂を後にして、池めぐりのコースを歩く。急坂を下り、火口湖である翠池へ。池の西側には、大きな雪の塊があった。池を縫うように道がつけられていて、気分良く歩ける。
室堂を見下ろす
千蛇池の分岐に差し掛かる。室堂への最短コースにするか、お花畑コースにするか・・・。花はもうないだろうが、時間に余裕があるので、お花畑コースで室堂に戻ることにした。千蛇池は万年雪になることが多く、湖面はほとんど見ることができないらしい。

室堂で昼飯を兼ねた大休止。食後はベンチで横になる。すごい日差しで、仰向けで寝ていると、すごい紫外線を感じる。まぶしくてよく寝れなかった。もっとゆっくりするつもりだったが、だんだんと雲が増えてきて、寒くなってきたので、下山することにした。大白川まで1時間40分くらいで下った。


帰りの車は結構疲れた。平瀬までの林道が片側通行になっていて、かなりの待ち時間になった。そして、安房峠では観光バスやトラックのすれ違いで、これも待ち時間のほうが多かったくらい。沢渡の渋滞も覚悟したが、こちらは割りとスイスイだった。

■感想・・・素晴らしい山だった

室堂から上は、全体が庭園といった感じ。ハイマツの海あり、お花畑あり、残雪あり、池あり・・・と、とにかくバラエティーに富んでいる。こんな山に、日帰りで簡単に登れるのだからおいしい。次回は別山までの縦走をにチャレンジしたい。




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