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白馬岳/栂池、白馬大池経由

栂池から入山し、白馬岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳と縦走して扇沢に下山する予定が、白馬岳のテン場で強風のためテントが倒され、やむなく大雪渓を下山するという惨めな山行になりました。
 
 山域  北アルプス 白馬岳
 山行日時  1996年8月4日(日)〜5日(月)
 登山形態  無雪期 一般道
 メンバー  単独
 行程  1日目  栂池⇒白馬大池⇒白馬岳
 2日目  白馬岳⇒大雪渓⇒猿倉



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初の3泊4日のテント泊の縦走。準備には念が入る。この山行の前に、ゴアのシュラフカバー、80Lのザック、コッヘル、その他小物を新しく購入。パッキング時も紙に書き出したりなんかして慎重を期した。

当日は朝5時に起床。便秘が気になったが、さっさと出発。前日の完璧な(?)準備のおかげで、すぐに出発できた。大町のローソンで買出しをして白馬へ。栂池のPでは危うく4000円を払う羽目になりかけた。親切なにいちゃんが無料P(少し歩くが)を教えてくれて、事なきを得る。ゴンドラは8時くらいからかと思っていたが、早くから動いているようだった。それならもっと早く出ていればよかった・・・。ロープウェイに乗る時に計った荷物の重量は18キロ。


■8月4日(日)   晴れ 夕方から暴風雨   栂池⇒白馬大池⇒白馬岳

栂池ゴンドラ(8:00発)⇒栂池自然園(8:25発)⇒白馬乗鞍岳(10:35)⇒白馬大池(11:30)⇒船越の頭(12:23)⇒小蓮華山(13:20)⇒白馬岳(15:00)⇒頂上宿舎テン場(15:20着)


白馬乗鞍岳の登りで
ロープウェイの駅から出て、いよいよ歩き始める。初めての重荷ということで、なかなか苦しい歩きだ。とたんに汗が吹き出てきた。歩くペースもつかめなかった。普段はどんどんと抜かしていくのだが、今日は弱気におばちゃんとかの後を歩くことが多かった。コースタイム通りにちゃんと着くのか心配になってしまう。

急だった道が緩くなると、木道が出てきた。どうやら天狗原のようだ。しばらくは休まる道だったが、先には白馬乗鞍の大斜面が見えている。あれを登るのか・・・。残雪が多く残っていた。
白馬乗鞍岳の下りから
北ルプスの北部ともなると、森林限界に達するのが早い。雪渓歩きもところどころあって、急に涼しくなってきた。急登を登り切ると、広く穏やかな尾根となった。南のほうに向かってケルンがたくさん積まれていた。一番先のケルンには人だかりができていた。

その人だかりが白馬乗鞍岳の山頂だった。看板がなかったら、どこが山頂だかわからないくらいに広い山頂だった。休憩したかったが、人が多すぎるので先に進むことにした。

船越の頭から小屋と池を振り返る
山頂から少し下ったところで昼飯にした。白馬大池の方からこっちに向かって、大群が押し寄せてきているのが見えた。あれをかわしながら先に進むのは難しそうだ。人の流れに逆らいながら進んでいく。日曜日ということで、下山する人のほうがはるかに多かった。

白馬大池小屋は真っ赤っか。周りの景観とマッチしているのか・・・?とにかく、池の青、ハイマツの緑、残雪の白、空の青、そして小屋の赤。独特な雰囲気を作っていた。小屋前の広場は人でごった返していて、活気にあふれていた。小屋で水を補給しておく。

船越の頭からは白馬岳が望める
朝はよい天気だったが、日が昇るにつれて、雲もどんどんと沸きあがってきている。雪倉岳や朝日岳はよくわからなかった。

船越の頭くらいから白馬岳が見え始めてきた(写真)。白馬岳よりも南の山々は、完全に雲をかぶっている。もうお昼を過ぎたけど、今日の目的地はまだまだ先だ。

船越の頭からいったん下って小蓮華山。だいぶ疲れてきたので、この登り返しはこたえる。小蓮華山からはまた下って三国境。そして、最後の白馬岳への登りが控えている。
小蓮華山から白馬大池方面
小蓮華山辺りからは風が強くなってきた。白馬岳の手前で、上下とも長袖を着た。白馬岳には15時に到着。結構な時間になってしまったもんだ。山頂にはそこそこ人がいたが、さっきまでの人から考えると少ないかもしれない。

山頂はとにかく風が強かったので、写真だけ撮ってテン場へと急ぐ。テン場は窪地にはなっていたが、強風が吹き荒れていた。初めての強風の中でのテント設営。慣れていないだけに、かなり手前を食ってしまった。テントを建てようとすると、凧のようになってしまったり・・・。周りから見ていたら、滑稽な姿だっただろうなあ・・・。一瞬風が収まった時に、なんとかかんとか設営完了!とりあえず、頑丈に固定して、中に石も入れておいた。

なんといっても、テントは山岳用のものではなく、ツーリング用のA型フレーム。テントの中に入ってからも、強風で落ち着かなかった。テントの壁が容赦なく体に当たってくる。そうこうしている間に雨まで降り出してきた。ラジオは風で聞こえない。することもないので、寝ることにする。

ウトウトしては、風と雨で目を覚ましていた。そんなことを何度も繰り返していたところ、「ポキッ」と音がしたと同時に、テントの壁が体に押し寄せてきた。ポールが折れてしまったのだ・・・。やれやれだ・・・意外と冷静だった。このままでも飛ばされてしまうことはないので、朝までこのままで寝ようかと思ったが、やっぱり撤収して小屋へ逃げ込むことにした。

無茶苦茶な状態のテントの中でカッパに着替える。そして、なんでもかんでもザックに詰め込む。逃げるように小屋へ。時間は10時頃だった。小屋の人が起きててくれてよかった。とりあえず素泊まり料金4000円を払う。荷物を乾燥室に置き、寝袋だけ持って部屋へ。他のお客さんのじゃまにならないようにか、離れのようなところに連れて行かれた。ちょっと汚そうなところだったが、気楽なのがありがたい。寝付きは悪かったが、寝てしまったら朝までグーグーだった。



■8月5日(月)   霧のち晴れ   白馬岳⇒大雪渓⇒猿倉

テン場(6:00発)⇒大雪渓取り付き(7:00)⇒白馬尻(8:30)⇒猿倉(9:15)

5時頃起きたが、依然として外は風が強く暗そうだ。目は覚めたものの、天気は悪いし、夕べの災難などで体は動かなかった。どうせ下山するしかないのだから・・・。

大雪渓を見下ろす
荷物を置いていた乾燥室でパッキングし、カッパを着て出発。15分ほど下ったら雲の下に出た。とたんに暑くなって、カッパを脱いだ。

1時間ほどで大雪渓に。はじめの急な部分は少し歩きづらかったが、スピードに乗るので早い早い!3度こけた。ふと上を見ると、ガスが晴れかかってきていた。
大雪渓の末端
下山中は、終始残りの2日間のことを考えていた。また大雪渓を登り直して続きをやるには時間が足りない。となると、八方尾根からか・・・、はたまた遠見尾根からか・・・、扇沢からか・・・、またはまったく別の山?

猿倉からは途中で話しながら歩いた信大生に、車で白馬駅まで送ってもらった。ラッキー!と思ったが、結局は白馬の駅で長いこと待つハメになった。待っている間は、明日からのことと、山岳用のテントの必要性で頭がいっぱいだった。



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